有明こどもクリニック豊洲院 村上典子先生｜1年365日の診療体制など子育て中の保護者に寄り添った医療を大切に

有明こどもクリニック（豊洲院）では、祝日を含め1年365日休みなく診療をしてます。診療時間は、平日は朝8:30から夜9時まで、土日も朝9時から17時までです。医療を通して子育てをサポートしています。

当クリニックでは、複数の医師や看護師をはじめとする医療従事者、事務や受付スタッフでチーム医療を実施し、365日休みなく診療しています。お子さんは急に具合が悪くなることが多く、特に夕方以降に調子を崩しがちです。そういった異変に対応できるよう、診療時間を長く設定しています。

働いていると平日の昼間に病院に行くのは難しいものです。当クリニックでは子育てを応援するために、保育園のお迎えの帰りに薬を受け取ったり、土日に予防注射や乳児検診をしたりといったニーズにお応えできる診療時間を設定しています。

お子さんと保護者の方、どちらの話もしっかり聞いたうえで丁寧に診察することを大切にしています。患者さん本人と保護者の方、両方の声に耳に傾けることが、信頼関係の構築や適切な診療につながります。

どんなに小さなお子さんでも1人の人間として尊重し、その子がわかるレベルで話して、できるだけ了解をとって診療するようにしています。そうすることで不安や辛さを和らげられるので、しっかり寄り添うことを大切にしています。

私なりの病状の見立てがあったとして、保護者の方の「普段と様子が全然違うんです」という申し出によく耳を傾けるようにしています。一番近くでお子さんを見ているお母さんやお父さんだからこそ気づけることがあるので、より質の高い診療を実現するには保護者の方の言葉はすごく重要だと考えています。

10年以上前に勤務していた病院で出産前最後の当直をしていたところ、妊婦さんが救急搬送で運ばれてきました。産まれてきた赤ちゃんは非常に重症で、手を尽くしましたが助けることができませんでした。私自身お腹に赤ちゃんがいる状態で、お母さんにそのことを伝えなければならず、人生で一番辛い経験でした。健康で順調に経過していた妊婦さんが母子ともに命の危険に晒されるのを間近で見て、命と健康の大切さをあらためて強く感じました。この経験から、子どもの命に寄り添って一つひとつの診療に取り組むようにしています。

「保育園に入ってからよく体調を崩す」と心配したり、落ち込んだりされているお母さん・お父さんが多くいらっしゃいます。でも、子どもには、成長して強くなっていく素晴らしい力があります。大きくなるにつれて元気にたくましくなるので心配はいりません。子育ての大変な時期はあっという間なので、お子さんとの時間を楽しんでください。

（取材・文：株式会社メディコレ）