カンパニュラの花言葉｜釣鐘型の可愛らしい花を咲かせるカンパニュラ、名前の由来や特徴を解説

「感謝」「誠実」「節操」「思いを告げる」「うるさい」「おしゃべり」
「感謝」という花言葉は、カンパニュラにまつわるギリシャ神話からつけられました。
カンパニュラの花姿が、教会の鐘に似ていることから「誠実」「節操」という花言葉がつけられたといわれています。
「うるさい」「おしゃべり」という花言葉は、1本の茎にたくさんの花を付けるカンパニュラの花姿が由来となってつけられました。


カンパニュラの英語の花言葉
gratitude（感謝）
constancy（不変、節操）

カンパニュラの色別、種類別の花言葉はありません。

カンパニュラの花言葉に怖いものはありませんが、「うるさい」「おしゃべり」という花言葉もつけられているので、カンパニュラを贈るときはメッセージを添えてプレゼントすることをおすすめします。

カンパニュラは、ヨーロッパ原産のキキョウ科の植物です。日本には、明治のはじめ（1870年頃）に渡来しました。300種ほどあるカンパニュラは多年草のものがほとんどですが、品種によっては一年草や二年草のものもあります。草丈は30㎝から1mほどで、花の直径は5㎝前後です。白色やピンク色、青紫色や薄紫色の釣鐘型の花を咲かせます。品種によって色や花の形が異なることもカンパニュラの特徴の一つです。

・分類…キキョウ科ホタルブクロ属
・原産地…ヨーロッパ
・別名…メディウム、ベルフラワー、釣鐘草（ツリガネソウ）
・開花期…5月～6月
・出回り期…5月～9月

カンパニュラは、ラテン語で「小さな鐘」という意味の「canpana」が語源となりました。
和名の「風鈴草」や、別名の「釣鐘草」は、カンパニュラの花姿が釣鐘に似ていることからつけられました。海外ではベルフラワーと呼ばれています。

誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシャ・ローマの神話に由来するとされています。カンパニュラが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。

美しい精霊カンパニュールは、オリンポスの果樹園にある黄金のリンゴの番人をしていました。ある日1人の兵士が、食べると不老不死になるといわれる黄金のリンゴを盗むために果樹園に侵入します。兵士に気づいたカンパニュールは鈴を鳴らしますが、兵士に命を奪われてしまいました。花の女神フローラは、カンパニュールの死を哀れんで、亡骸を鐘の形の花に変えたそうです。この神話が元となり、カンパニュラと呼ばれるようになりました。

カンパニュラの品種は約300種ほどあります。ここでは、カンパニュラの代表的な品種と特徴をご紹介します。

「カンパニュラ・メディウム」
カンパニュラ・メディウムは、カンパニュラの代表的な品種といわれています。
草丈は最大1.5mほどに生長し、5㎝ほどの釣鐘型の花を咲かせます。花がやや上向きにつくように改良された品種です。

「ホタルブクロ」
ホタルブクロは、耐寒性の多年草です。釣鐘型の花を下向きに咲かせます。

「グロメラータ」
日本や中国、朝鮮半島を原産とするグロメラータは、熊本県の八代で発見されたことから別名「ヤツシロソウ（八代草）」と呼ばれています。草丈は30〜60㎝ほどで、上向きに花を咲かせます。リンドウに似た花の咲かせ方をすることから「リンドウ咲きカンパニュラ」とも呼ばれています。

「カンパニュラ・メリーベル」
病気に強く、花持ちがいいカンパニュラ・メリーベルは、鉢植えや地植えに人気の花です。花の大きさは1.5〜2㎝ほどで、星型の花を咲かせます。

「オトメギキョウ（乙女桔梗）」
東ヨーロッパを原産とするオトメギキョウは、別名「ベルフラワー」と呼ばれています。草丈は10〜15㎝ほどと小さく、釣鐘型の花を上向きや斜め上向きに咲かせます。

「アルペンブルー」
アルペンブルーは名前の通り、ヨーロッパの高山地域が原産の花です。星型の小さい花をたくさん咲かせます。高温多湿が苦手なので、半日陰で管理することをおすすめします。

可愛らしい花姿のカンパニュラにはプレゼントにぴったりの花言葉がつけられていました。大切な人に感謝の気持ちを伝えたい、でも直接伝えるのは恥ずかしい。というときは、カンパニュラにメッセージを添えて贈ってみてください。花色や種類も豊富なので、プレゼントしたい人を思い浮かべながら、その人に合った品種を探すのも楽しいかもしれませんね。