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2022年10月25日 16:41 更新

よその子は1日平均どのくらい? 動画やゲームの視聴時間・ベストな関わり方

YouTubeなどの動画配信は、大人もついつい長時間見てしまうほど魅力的。子どもが夢中になるのも無理はありません。楽しい時間ですが、どのくらいやらせていいのか・見せていいのか、悩んでしまいますね。各家庭の意見を参考に、よりよい関わり方を探っていきましょう。

子どもが動画やゲームを視聴する時間はどれくらいですか?

子育て中のパパ・ママたちに、子どもの動画・ゲームの視聴時間を尋ねたところ、平日・休日ともに「1時間未満」という人がもっとも多い結果となりました。

平日、子どもが動画やゲームを視聴する時間はどれくらいですか?
休日、子どもが動画やゲームを視聴する時間はどれくらいですか?

保育園や幼稚園、学校があって忙しい平日よりも、時間に余裕のある休日のほうが視聴時間は長くなる傾向のようです。

合わせて、子どもの動画・ゲーム視聴に関するエピソードも詳しく聞いてみました。親子で楽しんでいる人もいれば、やっぱり悩んでいる人もいるようです……。

家族で楽しむ

●子どもも私も動物が好きなので、おすすめ(の動画)を子どもが教えてくれることもあります。(女性/40歳以上/無職)

●兄弟でやってます。(女性/35歳/小売店/事務系専門職)

子どものしていることを親が理解できないと、どうしても不安になってしまいます。動画やゲームの視聴について心配している人は、一緒に楽しんでみてはいかがでしょう。どんな動画を見ているのか、子どもが何に夢中になっているのか理解できれば、親子の会話も深まるはず。子どもたちにとって動画やゲームは、本や雑誌、テレビと同じくらい身近な存在です。家族みんなで楽しめるコンテンツを探してみては?

コミュニケーションツールとして

●友だちとゲームの話を楽しくしています。(女性/35歳/小売店/販売職・サービス系)

●新しいコミュニケーションの手段。(女性/33歳/金融・証券/事務系専門職)

●家庭によりゲームや動画内容の許容範囲が異なるので、子どもに理解させるのが難しい。(37歳/商社・卸/事務系専門職)

昭和のファミコンブーム以来、電子ゲームが家庭で手軽に楽しめるようになりました。ロールプレイングゲームや育成ゲームなど、さまざまなジャンルがあり、子どもたちが夢中になるのもわかります。好きなゲームの話をしたり、友だちの家に集まって一緒に遊んだり、ゲームはひとつのコミュニケーションツールになっているようです。

ひとつ気をつけておきたいのは、ネットでつながるオンラインゲーム。友だち同士の通信ならよいのですが、知らない人と繋がる可能性が。

また、どんなことにも「うちはうち、よそはよそ」のルール作りが大切。一律に禁止するのではなく、なぜうちではダメなのか、子どもとよく話し合ってみる必要がありそうです。

時間を決めてうまくつき合う

●キリがないので時間制にしていますが、その分勉強時間との交渉で勉強も嫌々ながらやるようになった。(女性/29歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)

●ゲームをやっていい時間を決めてあり、ちゃんと守っている。(女性/40歳以上/商社・卸/事務系専門職)

●休みの日には崩れがち。(女性/30歳/電機/事務系専門職)

動画視聴やゲームの時間を決めて守らせている、というコメントもあれば、どうしても時間を守れなくてゲームばかりになる、というコメントもありました。親としては時間に区切りをつけて守らせたいところですが……現実はなかなか難しい問題のようです。

動画視聴やゲームは、始めたてが肝心。その都度ルールを変えてしまったり、パパとママで言っていることが違ったりすると、子どもも「なぜ前はやらせてもらえたのに、今はダメなの?」とルールそのものがわからなくなってしまいます。子どもにどのように関わらせたいのかきちんと夫婦で方針を決め、できるだけ同じ態度で臨みたいものです。

どうすればいい? 困った問題

●自分の家では見られないので、友達の家で見ているらしい。(40歳以上/情報・IT/技術職)

●内緒でずっとYouTubeを見ていた。(36歳/機械・精密機器/事務系専門職)

●YouTuberの真似をしたりしています。(31歳/医療・福祉/事務系専門職)

親として「困ったな」と感じることが起こったら、まずはどうして子どもがそうしてしまうのか、理由を考えてみましょう。ルールが厳しすぎるのか、ほかにやりたいことが見つからないのか……。そこまでして見たい動画はなんだろう? と思って聞いてみると、実はたわいもない内容だったり、友だちと話を合わせるためだったりします。

また、一方的に禁止すると親に隠すようになってしまう、なんてケースも。困ったなと思ったら、周囲の人に話してみるのもひとつの手段です。いいアドバイスをもらえるかもしれませんし、同じ悩みを持つ人が見つかるかもしれません。

まとめ

動画やゲームは、すき間時間の息抜きにちょうどよく、気分転換にうまく使えるといいでしょう。とはいえ時間が長すぎると、勉強時間やほかのあそびの時間がなくなってしまうことが心配です。時間やクリア目標を決めるなど、ある程度の制限も必要。親の声掛けはうるさい! と感じられがちなので、タイマーをかけると効果的です。子どもの興味があることに、親も関心を持って見守っていきましょう。

マイナビ子育て調べ
調査日時:2022年6月3日~7月6日
調査人数:85人(22歳~40代までのパパ・ママ)

(マイナビ子育て編集部)

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