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2023年02月01日 16:52 更新

マトリカリアの花言葉|可愛らしい小花を咲かせるマトリカリアの名前の由来や特徴を解説

初夏に可愛らしい小さな花を咲かせるマトリカリアは、カモミールによく似た花姿をしています。古くから薬草や虫除け、殺虫剤として用いられてきました。ここでは、マトリカリアの概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく説明します。

マトリカリアの花言葉

マトリカリア

マトリカリアの花言葉は「鎮静」「集う喜び」「楽しむ」「楽しむ心」「忍耐」「恋路」です。

古くからマトリカリアが薬草として用いられていたことから「鎮静」という花言葉がつけられました。

乾いた地に根をはるマトリカリアは、環境が適した場所だと次々に花を咲かせる丈夫な植物です。このことから「忍耐」という花言葉がつけられたといわれています。

「集う喜び」「楽しむ」「楽しむ心」という花言葉は、マトリカリアの花が寄り集まって咲く姿からつけられました。

マトリカリアの色別、種類別の花言葉

マトリカリア

マトリカリアの色別、種類別の花言葉はありません。

マトリカリアの花言葉に怖いものはある?

マトリカリア

マトリカリアの花言葉に怖いものはありません。

マトリカリアの特徴

マトリカリア

マトリカリアはヨーロッパ原産で、草丈は15〜100㎝ほど、花径は1〜2㎝ほどの可愛らしい花をたくさん咲かせる多年草の植物です。

マトリカリアの葉は菊のような苦みのある強い香りがします。この独特な香りからハチやチョウ、蚊なども寄せ付けないため防虫草としても利用されます。生の葉は口に入れると口内炎ができることがあるので、注意しましょう。

高温多湿である日本の夏を越すことが難しいとされているため「秋まき一年草」といわれる、秋に種まきをして翌年の夏に花を咲かせる方法で育てるのが一般的です。

マトリカリアは白色の花を咲かせるのが定番とされていますが、今は品種改良により色別の品種や一重咲き、八重咲きやポンポン咲き、アネモネ咲きなどいろいろな品種があります。

マトリカリアの基礎知識

・分類…キク科ヨモギギク属
・原産地…ヨーロッパ
・別名…ナツシロギク・フィーバーフュー(フィーバーヒュー)
・開花期…5月~7月
・出回り期…通年

マトリカリアの名前の由来

マトリカリア

マトリカリアはヨモギギク属の「夏白菊(ナツシロギク)」を指します。
「夏白菊」は文字通り、初夏から夏にかけて開花する白色の菊の花という意味です。
かつてナツシロギクがカモミールなどと同じ「マトリカリア属」に属していたことから現在でもマトリカリアと呼ばれています。

以前の属名であるマトリカリアは、古くから婦人病の治療にマトリカリアの一種が用いられていたことから、ラテン語で「子宮」を意味する「matrix」や「母」を意味する「mater」が由来しているといわれています。

英名である「Feverfew(フィーバーフュー)」は、古くからマトリカリアが解熱剤や頭痛薬に用いられていたことから、ラテン語で「熱病」を意味する「febris」と「追放する」の合成語である「febrifugia」からつけられたといわれています。

マトリカリアの誕生花

誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシャ・ローマの神話に由来するとされていま す。マトリカリアが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。

3月28日、5月27日、6月1日、6月22日、10月21日

マトリカリアの種類

マトリカリア

マトリカリアには園芸向きや切り花向きなど、様々な品種があるのでご紹介します。

・ペグモ・スノーボール・エキストラ
丸くて白いポンポン咲きの花を咲かせます。その花姿はスノーボールそのもので、切花におすすめの品種です。

・ゴールデンボール
こちらもポンポン咲きの品種です。草丈が20〜30㎝ほどで鮮やかな黄色の花を咲かせます。園芸と切り花のどちらでも楽しめます。

・カルロス
草丈は15㎝ほどで、花径は2㎝ほどの八重咲きの花を咲かせる園芸向きの品種です。

・シングル・ペグモ
草丈が100㎝ほどになるシングル・ペグモは、マーガレットのような花姿をしている切り花向きの品種です。

・ゴールデンモス
ゴールデンモスは鮮やかな色の葉をもっている園芸向きの品種になります。
可愛らしい花姿をしていますが、葉を楽しむ品種として人気があります。

・サンタナ・イエロー
草丈は15〜30㎝ほどで優しい色合いの花を咲かせる八重咲きの品種です。

・ホワイトワンダー
白色の八重咲きの花姿をしているホワイトワンダーは、たくさんの花びらがとても豪華に見える切り花向きの品種です。

・ブルーワンダー
ブルーワンダーはホワイトワンダーを染色剤で淡い水色に染めた切り花です。

・いちごみるく
可愛らしい名前のいちごミルクもブルーワンダーと同じで、ホワイトワンダーを染色材でピンク色に染めた切り花です。

・ミルキーブルー
ポンポン咲きのマトリカリアを水色に染めた品種です。

・ダブルラテ
名前が特徴的で、白色の八重咲きの花を咲かせる切り花向きの品種です。

まとめ

マトリカリアはガーデニングで花壇に植えたり、鉢植えや切り花、ドライフラワーなど、さまざまな楽しみ方ができる品種です。マトリカリアの花言葉には明るい印象のものが多くつけられているので、プレゼントとしてとても人気があります。人工的に染められた品種もたくさんあるので、大切な方を思い浮かべながらぴったりなカラーの花を贈るのも喜ばれるのではないでしょうか。

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