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2022年04月06日 07:28 更新

育休明け、仕事の結果が出せないと悩んだら。ワーママが生産性を上げるコツ『ワーママはるのライフシフト習慣術』Vol.5

ライフシフトとは「人生の向きや位置を変え、人生に変化を起こす」こと。100年あると言われる人生、女性はどのように生きていけばよいのでしょう。社会の荒波で溺れぬように、ワーママ的泳ぎ方を徹底解説した『ワーママはるのライフシフト習慣術』(フォレスト出版)から、気になるトピックスを厳選してお届けします。

仕事力を落とさない「分解」目線を持つ【1】

ワーママはるのライフシフト習慣術,尾石晴(ワーママはる)

「仕事力が落ちた」と感じるバッドサイクルから抜け出すために

マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授が提唱している「組織の成功循環モデル」があります。「結果の質と、関係の質と、思考の質と、行動の質」 この4つの質で、組織の「質」を見ています。

実は、これまでとは異なる働き方(ワーキングマザー)になると、この質の罠にハマり、バッドサイクルに陥りやすくなります。

例えば、子育てで時短や残業勤務になると、一時的に、これまでのパフォーマンスの出し方と異なった仕事の仕方をしなければいけなくなるために、少し練習の時間が必要になります。そのため、若干、その時期に「結果の質」が落ちる可能性があります。また、働き方がこれまでとは違うため、社内のチームメンバーや上司との「関係の質」が悪化することもあります。思うように働けず、社内でも肩身が狭い思いをしてくると、必要とされない感覚を味わって「思考の質」が減り、さらに仕事に対しての積極的な姿勢が減り「行動の質」も低下します。すると、再び「結果の質」が悪くなるというバッドサイクルに陥るわけです。

この状態を、どこかで聞いたことがありませんか?

私自身も経験がありますが、育休明けの復帰後に、このサイクルのどこかで仕事につまずくと、雪崩れるように悪循環に陥りやすくなりました。

ゆっくり考えて立て直す時間がないために、そのまま「行動の質」「結果の質」が 落ちることもありました。

これが行き過ぎると、「マミートラック」です。マミートラックの定義は「子育て中の女性が、仕事と育児の両立で、昇進や昇給などの機会が難しくなること」とされます。バッドサイクルにハマると、妙な焦りやあきらめを感じたりします。

「ああ、なんだかなうまくいかないな。以前はこんなことなかったのに……」

そもそも人間は「仕事」のためだけに生きてるわけではないので、育児と仕事の両立から、会社の中で昇進や昇給できないというのは、社会の仕組み上、おかしいですよね。しかし、「おかしい!」と声高に叫んでも、すぐには何も変わらない。自分自身がワーママになってから「仕事力が以前より落ちている」と感じる場合は、バッドサイクルから抜け出すを術を持っておく必要はあります。

そのために、「生産性を上げる仕事術」を身につけるのです。

4つの質から考える生産性を上げるコツ

バッドサイクルにハマらない、また抜け出すために、「結果の質と、関係の質と、思考の質と、行動の質」を上げるために、具体的にどのような意識で仕事に取り組んでいくのがいいのでしょうか?

それは、次のとおりです。

(1)ゴールを重視する――【結果の質】
(2)「なぜ」を使って視座を上げる――【関係の質】
(3)枠や制約をうまく使う――【思考の質】
(4)タスクを細かくするクセをつける――【行動の質】


次回から、1つずつ、詳しく見ていきます。

尾石 晴(ワーママはる) 『ワーママはるのライフシフト習慣術』(フォレスト出版)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

『ワーママはるのライフシフト習慣術』では、ほかにもワーママに役立つ仕事術や家事育児のコツなどが紹介されています。ぜひ、書籍でもお楽しみください。

書籍『ワーママはるのライフシフト習慣術』について

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注目のトップパーソナリティが伝授する、自分らしい人生に変わる思考&実践法が
1冊の本になりました。

ライフシフトとは、
「人生の向きや位置を変え、人生に変化を起こす」という意味。

人生100年時代には、
「教育⇒仕事⇒引退」の3ステージの時代から、ステージの移行を数多く経験する
「マルチステージ」の人生が到来することを意味します。

その変化に対して、女性はどのような人生戦略を立てていけばよいのでしょう。

家庭もキャリアも賢くしたたかに、楽しく続けるための人生戦略を実現する1冊となっています。

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