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2021年11月08日 12:10 更新

脱・ワンオペ育児!チームで子育てプロジェクトを運営しよう『新・ワーママ入門』Vol.8

「保育園に預けるのはかわいそう?」「職場に迷惑をかけるかも」など、ワーママの悩みはつきないもの。でも、ちょっと考え方を変えたり工夫したりすることで悩みは解決できるんです!『 新・ワーママ入門』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)より、令和のワーママに役立つマインドやアクションを紹介します。

【チームで子育て】「子どもの自立」をテーマに、子育てチームのメンバーをつくる

「なりたい自分」が描けたら、”子育てチーム”をつくる作戦を立てていきましょう。

繰り返しになりますが、子育てを一人で抱えるのは「ダメ、絶対!」です
日本の戦後の歴史の中で「核家族・共働き・共子育て」という状況に直面しているのは、今の時代が初めてのこと。核家族で二人だけで子育てをするのも大変なのに、ワンオペなんてもってのほか!!
「一人で子育て」は、誰もやったことのない無理難題を背負うということです。親がつらいのはもちろん、子どもにとっても決してプラスにはなりません。
「親のエゴじゃないの?」という心配も捨ててください。子どもは多様な大人のいろいろな価値観に触れ、社会性やコミュニケーション力を身につけていきます。
そもそも子どもは、いつかは自立して独り立ちしていかないといけないもの。「子どもの自立」をテーマに、愛情をしっかりとかけながら、少しずつ手放して、たくさんの大人たちに育ててもらうくらいの気持ちを持つほうが、子どもの豊かな発達につ ながっていきます。

親にとっても子どもにとっても、周りを巻き込みながらチームで子育てをすることは、ハッピーな結果につながります。長年に渡り大人と子ども、両方の姿を見守り続けてきたからこそ、自信をもってお伝えできます。

では、さっそく、子育てチームをつくる方法を一気にお伝えしていきます。
まず、子育てチームのチームメンバーになるのは誰でしょう。そのメンバー候補を思い浮かべることから始めましょう。
ここで挙げるメンバーには、毎日通う保育園の先生は省きます。

◎子育てチームメンバー候補
1 パートナー(夫)
2 親
3 義理の親
4 近くに住む友人や親類
5 子育てサポーター(シッター、ファミサポさん、病児保育サポートなど)
6 その他(同じマンションの方、知り合いの学生、職場の同僚)

一般的にはこういった面々が浮かびますが、子育てに関わってくれそうな人であれば、誰でも自由に追加できます。
コツは「今すでに、頼っているかどうか」という実績にとらわれないこと。「身内だけで解決」と狭めずに、今後巻き込める可能性をつくれそうな人まで、候補を広げてみましょう。

また、子育てで誰を頼りにするかは、地理的な条件や仕事の状況、関係性によって決まるので、「友人よりまず親を頼るべき」といった正解はありません。むしろ「気軽に頼める人」や「子どもと関わらせたい人」、「win-win関係の人(お互いにメリットがある人)」が適しています
自分なりのメンバー構成ができればよし、と気楽に構えていきましょう。「この人と一緒に子育てしたら楽しそう!」とパッと浮かぶメンバー候補を書き出してみてください。
メンバー候補をざっと挙げるだけでも、「一人じゃない」と少し気持ちがラクになりませんか?
中でも、やはりメンバーの核となるのは、パートナーです。
今はなかなか子育てに参加できていないパートナーだったとしても、”レベルアップする”ことは十分可能。パートナーをチームのコアメンバーとして位置付けましょう。

(文:堀江敦子『自分らしい働き方・育て方が見つかる 新・ワーママ入門』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

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多くのワーキングマザーたちの悩みに応える、新世代のワーママのバイブル。
著者の堀江敦子さんは、これまで200名以上の赤ちゃんのベビーシッターを経験し、1000以上の共働き家庭と出会い、1万人以上の仕事と子育てに悩む人へ研修や講座を提供。その中から導き出した、マインドセットとアクションが紹介されています。

仕事・家事・子育ては「みんなでやる」が、現代のスタイル。
すべてを完璧にこなすスーパーウーマンにならなくていい。
職場にも家族にも迷惑をかけちゃいけない、と気を張らなくていい。
少しのマインドセットで、アクションで、必ず変わる。
あなたらしい働き方・育て方を一緒に見つけていきましょう。

堀江敦子さんのプロフィール

スリール株式会社代表取締役社長。日本女子大学社会福祉学科卒業。大手IT企業勤務を経て、25歳で起業。両立支援や意識改革を得意とし、企業の研修・コンサルティング、大学・行政向けにライフキャリア教育を実施。「子育てしながらキャリアアップする人材・組織を育成する」をテーマに、人材育成事業を展開。内閣府男女共同参画会議専門委員、厚生労働省イクメンプロジェクト委員、東京都文京区ぶんきょうハッピーベイビー応援団委員など、複数行政委員を兼任。千葉大学教育学部の非常勤講師も務める。2013年日経ウーマン「次世代ガール25人」選出、2015年日経ビジネス「チェンジメーカー10」選出、2018年「第9回若者力大賞ユースリーダー賞」選出。

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