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2021年11月06日 12:10 更新

忙しいワーママが「なりたい自分を描く」ためのレッスン その2『新・ワーママ入門』Vol.6

「保育園に預けるのはかわいそう?」「職場に迷惑をかけるかも」など、ワーママの悩みはつきないもの。でも、ちょっと考え方を変えたり工夫したりすることで悩みは解決できるんです!『 新・ワーママ入門』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)より、令和のワーママに役立つマインドやアクションを紹介します。

3年後のビジョンを絵に描く②

【2】3年後になりたい自分の絵を描く

前回の【1】モヤモヤ吐き出しワークに続いて、2つめのワークを紹介します。
次に、「ビジョンシート」を用意してください。
まず、シートの上部に、3年後の自分の年齢、その時のパートナーの有無、パートナーの年齢、子どもの有無、人数、年齢を、理想でよいので記入してください。
そして中央の枠内に「3年後、どんな姿で働く自分になっていたいか」を描きます。ポイントは”絵”で描くこと。
うまい・下手は関係ありませんのでご自由に!これは「ビジョンワーク」というワークショップです。頭の中で浮かぶビジョンを絵に描くことで、文字にしようとすると取りこぼしてしまう希望や価値観まで表現することができるのです。描くことによって具体的に想像できるようになり、描けたものは現実に近づくことができると言われています。

このワークは、とにかく無責任に未来をワクワク妄想していただきたいので、キラキラやハートマークなど描いたり、色をつけたり、下手でも自由に思うままに書き入れていきましょう。大事なのは、自分がワクワクできる絵を描くことです。
記入例を見ながら、5分くらい時間を取り、3年後にタイムスリップして描いてみてください。どうしても描けない場合は、そのまま先に進み、描けそうになったら戻ってきてください。
ちなみに私は、この「ビジョンワーク」を毎年続けていたことで、仕事もプライ ベートも理想に近づくことができました。5年前に「京都に拠点を創りたい」というビジョンを描いたところ、現在京都府との仕事が3年目になり、どんどん大きい仕事になっていっています。またパートナーについても、思い描いていた関係性の人と出逢うことができました。
今まで1万人以上の人にこのワークを提供しており、数年後「絵に描いていたことが実現しました!」という人が続出。とてもパワフルなワークなのです。

さて、ワクワクできる絵が描けたら、その絵を客観的に眺めてみましょう
3年後の自分が働きたい場所の雰囲気は?ファッションは?誰と働いている?など、細かい点について考えてみます。周囲にある8つのブロックを一つ一つ埋めていってください。
自身が書きやすい順番でかまいません。3年後の住まいや趣味、仕事で関わってい る人など、「こうなっていたらいいな」という理想や妄想を書いてみてください。
もし、中央の絵がまだ描けていない人は、ここでもう一度挑戦してみてください。

みなさんも”未来起点”のビジョンが広がってきたのではないでしょうか。
キャリアを充実させていくにはこの”未来起点”を持つことが大切なのですが、日々の子育てに追われると、どうしても”現実起点”に傾いてしまいます。
現実の問題をなんとかやりくりすることだけに注力していると、現時点で持っているリソースの中で100%達成するのが最高値に。
しかし、”未来起点”でなりたい自分を描くことからスタートすると、「今はできていないけれど、この希望をかなえるために何ができるだろう?」という100%超えの目標設定ができるようになります。
「今の100%をはみ出す未来を描く」という意識づけが、ハッピーなワーママを増やすためには不可欠!と私は信じ、日々セミナーでもお伝えしています。

(文:堀江敦子『自分らしい働き方・育て方が見つかる 新・ワーママ入門』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

書籍『自分らしい働き方・育て方が見つかる 新・ワーママ入門』について

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多くのワーキングマザーたちの悩みに応える、新世代のワーママのバイブル。
著者の堀江敦子さんは、これまで200名以上の赤ちゃんのベビーシッターを経験し、1000以上の共働き家庭と出会い、1万人以上の仕事と子育てに悩む人へ研修や講座を提供。その中から導き出した、マインドセットとアクションが紹介されています。

仕事・家事・子育ては「みんなでやる」が、現代のスタイル。
すべてを完璧にこなすスーパーウーマンにならなくていい。
職場にも家族にも迷惑をかけちゃいけない、と気を張らなくていい。
少しのマインドセットで、アクションで、必ず変わる。
あなたらしい働き方・育て方を一緒に見つけていきましょう。

堀江敦子さんのプロフィール

スリール株式会社代表取締役社長。日本女子大学社会福祉学科卒業。大手IT企業勤務を経て、25歳で起業。両立支援や意識改革を得意とし、企業の研修・コンサルティング、大学・行政向けにライフキャリア教育を実施。「子育てしながらキャリアアップする人材・組織を育成する」をテーマに、人材育成事業を展開。内閣府男女共同参画会議専門委員、厚生労働省イクメンプロジェクト委員、東京都文京区ぶんきょうハッピーベイビー応援団委員など、複数行政委員を兼任。千葉大学教育学部の非常勤講師も務める。2013年日経ウーマン「次世代ガール25人」選出、2015年日経ビジネス「チェンジメーカー10」選出、2018年「第9回若者力大賞ユースリーダー賞」選出。

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