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2021年11月07日 12:10 更新

忙しいワーママが「なりたい自分を描く」ためのレッスン その3『新・ワーママ入門』Vol.7

「保育園に預けるのはかわいそう?」「職場に迷惑をかけるかも」など、ワーママの悩みはつきないもの。でも、ちょっと考え方を変えたり工夫したりすることで悩みは解決できるんです!『 新・ワーママ入門』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)より、令和のワーママに役立つマインドやアクションを紹介します。

3年後のビジョンを絵に描く③

3年後のビジョンを絵に描くワークの3回目。今回は3つめのワーク「アクションシート」を紹介します。

【3】必要なアクションを書き出す

次は、「アクションシート」にとりかかりましょう。
3年後の「なりたい自分」が可視化されました。では、「今の自分」が「なりたい 自分」に近づくために「必要なアクション」は何か?記入例を見ながら書き出してみましょう。
なりたい自分を実現するには何らかのアクションを起こさなければ、かなえられませんよね。そのシンプルな構造を頭に入れて、アクションの中身を考えるのです。

まず、「3年後になりたい自分は?」という項目には、「ビジョンシート」で描いた絵や周りのブロックに記入した内容を眺めてみて、これらを簡潔にひとことで書いてみてください。
そして、その自分に近づくために、「新しく始めたいこと」、「続けること」「やめること」を書き入れてください。また、わからないことや疑問も出てくると思います。これもあいまいにせず、「知りたいこと」の項目に書き出してください。
疑問を書いたら、それに対してどうするのか(アクション)も書いてください。たとえば「人前で話す仕事に興味がある。必要なことは?」という疑問に対しては、 「自分で調べてみる」「そういう仕事をしている人に聞いてみる」など、アクションにつなげることができます。このようにやるべきアクションを可視化することで、少しずつ「なりたい自分に近づけるかも!」という気持ちになるのです。

ただし、今すぐ行動しようと焦る必要はありません。あくまで「今」は、「3年後」に向けての準備期間。子どもの性格や体質によっては、1〜2年はまったく自分のための時間がとれない場合もあり得ます。ただし、それもずっとは続きません。
何となく頭の中で「こうできたら良いな」と思い描くだけで良いのです。そのようにアンテナを立てることが、いつか思い切り飛び立てる日に向けての、準備期間だととらえていただきたいと思います。

(文:堀江敦子『自分らしい働き方・育て方が見つかる 新・ワーママ入門』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

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多くのワーキングマザーたちの悩みに応える、新世代のワーママのバイブル。
著者の堀江敦子さんは、これまで200名以上の赤ちゃんのベビーシッターを経験し、1000以上の共働き家庭と出会い、1万人以上の仕事と子育てに悩む人へ研修や講座を提供。その中から導き出した、マインドセットとアクションが紹介されています。

仕事・家事・子育ては「みんなでやる」が、現代のスタイル。
すべてを完璧にこなすスーパーウーマンにならなくていい。
職場にも家族にも迷惑をかけちゃいけない、と気を張らなくていい。
少しのマインドセットで、アクションで、必ず変わる。
あなたらしい働き方・育て方を一緒に見つけていきましょう。

堀江敦子さんのプロフィール

スリール株式会社代表取締役社長。日本女子大学社会福祉学科卒業。大手IT企業勤務を経て、25歳で起業。両立支援や意識改革を得意とし、企業の研修・コンサルティング、大学・行政向けにライフキャリア教育を実施。「子育てしながらキャリアアップする人材・組織を育成する」をテーマに、人材育成事業を展開。内閣府男女共同参画会議専門委員、厚生労働省イクメンプロジェクト委員、東京都文京区ぶんきょうハッピーベイビー応援団委員など、複数行政委員を兼任。千葉大学教育学部の非常勤講師も務める。2013年日経ウーマン「次世代ガール25人」選出、2015年日経ビジネス「チェンジメーカー10」選出、2018年「第9回若者力大賞ユースリーダー賞」選出。

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