育児 育児
2021年07月01日 18:45 更新

じゃがいもの離乳食おやき〜おやつ&主食も両方OK! 赤ちゃんが喜ぶ5つのレシピ【管理栄養士監修】

じゃがいもはおやきを作りやすい食材です。野菜やたんぱく質食品を組み合わせて作ると、栄養バランスの取れたおやきとなります。今回や離乳食でのじゃがいもおやきのレシピやいつごろから食べられるのかなどをお伝えします。

離乳食のじゃがいもおやきの基本

ジャガイモのおやき

じゃがいもは赤ちゃんにも食べやすい味で、使い勝手の良い食材です。ただし、じゃがいもを始めることのできる時期と、じゃがいもおやきを始められる時期は異なります。

じゃがいもはいつからあげられる?

じゃがいもは離乳初期(5〜6ヶ月ごろ)から始められる食材です。食べやすい味で、アレルギーになる可能性も小麦や米と比べると少ないため、離乳の最初のころから使いやすいですね。

じゃがいもはボソボソするので、初期では水分を足してヨーグルトやポタージュ状にするといいでしょう。

離乳期のじゃがいもについて、詳しくは以下の記事を参考にしてください。
▶︎じゃがいもを使った離乳食レシピ!男爵がいい?

離乳食のじゃがいもおやきは中期以降から

じゃがいものおやきは、モグモグと口を上手に動かせるようになったら始めても良いでしょう。舌でつぶせるくらいからが良いので、離乳中期以降からにします。

ちょうどこのころから手づかみで食べるように興味がでてくる子もいるかもしれませんね。手づかみができるようになるのは離乳後期や完了期くらいなので、まだまだうまく持てないかもしれませんが、だんだん上手になっていきます。最初のうちは大人が持ってあげて、それに赤ちゃんが手を添えたりするといいですね。

じゃがいもおやき作りで気をつけること

じゃがいものおやきの具は、みじん切りや細く切り混ぜて作るとのどに詰まりにくくなります。大きさは赤ちゃんの口よりもやや大きいサイズの楕円形がよいでしょう。手づかみ食べをする際には、丸ごと詰め込まないように注意が必要です。中期では薄い楕円形にして簡単に小指などでつぶせるかたさから始めるとよいでしょう。

離乳食のじゃがいもおやき~厳選5レシピ

じゃがいものおやきは、加熱したじゃがいも・おやきの具・片栗粉をこねて、薄い楕円形にしたら両面焼いて焼き色を付けて仕上げます。

基本の「じゃがいものおやき」がわかれば、家にある食材で自由に組み合わせて作ることができます。ツナじゃがおやきの作り方を参考に、おやきの中身をいろいろ変えてアレンジを楽しみましょう。

相性抜群のツナじゃがおやき

ツナ缶

魚を取りたい時にツナ缶を使うと便利ですね。ツナ缶を使う時には、なるべく味付けの少ない水煮タイプのものがおすすめ。汁を切って細かくほぐしてから使います。ツナは鉄が豊富なのも魅力です。

■材料(約1回量)
・じゃがいも 1/3個
・片栗粉 小さじ1/2
・ツナ 小さじ1

■作り方
① じゃがいもの皮をむき、ラップをして電子レンジ(600W)で1分程度加熱をしてやわらかくする
② ツナは汁をきり、細かくほぐす
③ ①・②・片栗粉をよくこねて、薄い楕円形のまとまりをつくる
④ フライパンを熱し、おやきを両面焼いて焼き色を付ける

しらす入りじゃがいもおやき

しらすのおやき

しらすはたんぱく質やカルシウムが豊富です。しらすのうま味で、おやきをおいしく食べることができます。上の「ツナじゃがおやき」のツナのところを、しらすに置き換えて作りましょう。

■下ごしらえのポイント
しらすで作る場合は塩抜きをするレシピが多いですが、離乳完了期以降であればしらすの塩抜きは軽めでもOK。多少の塩分は味付けと考えて使うのもいいでしょう。ただし、その場合はほかのメニューの塩分に気を付けてくださいね。

野菜と鶏ひき肉のじゃがいもおやき

野菜を加え、ツナを鶏ひき肉に置き換えて作ります。野菜とたんぱく質、炭水化物がとれる一品になりますね。

■下ごしらえのポイント
鶏ひき肉は良く加熱してから使いましょう。
鶏ひき肉は同量の水とあわせてほぐしてから、みじん切りの野菜とともに炒めます。野菜はたまねぎやにんじんが。食べやすいでしょう。

にんじん&小松菜のじゃがいもおやき

小松菜などの葉物野菜の繊維は噛み切りにくいので、じゃがいものおやきにすると口触りがなめらかになり食べやすくなります。

■下ごしらえのポイント
にんじんと小松菜を指でつぶせるくらいのやわらかさにゆでて粗みじんに切ったら、基本のじゃがいものお焼きの具として入れて成形して焼きます。小松菜は繊維を断つように細かく刻むと食べやすくなります。

おやつにも! さつまいも入りじゃがいもおやき

じゃがいもとさつまいもをミックスすると、甘みのあるおやきに仕上がります。おやつによさそうですね。

■下ごしらえのポイント
さつまいもの端の方は繊維が強いので、使う場合は真ん中がおすすめです。厚めに皮をむき、水につけてあく抜きをします。さつまいもをやわらかく茹でて、基本のじゃがいものお焼きの具として入れて成形して焼きます。

離乳食のじゃがいもおやきの保存

冷凍庫を開ける手

離乳食は食べる量が少しなので、一度にたくさん作って保存をしておくと赤ちゃんに食べさせたいと思った時にあげることができます。

冷凍保存OK

おやきは一度にたくさん作っておき、1つずつラップに包んで冷凍保存することができます。冷凍保存は1週間を目安に使い切りましょう。

解凍の方法と注意点

冷凍保存をした際の解凍は、電子レンジ加熱がよいでしょう。常温解凍をすると食中毒菌が繁殖しやすいので気をつけましょう。

まとめ

じゃがいもは炭水化物を多く含むので主食になりますし、肉や魚などのたんぱく質食品や野菜を揃えると「おかずおやき」となります。不足しやすい栄養素を含む食材を入れて栄養補給もできますよ。
冷凍ストックをしておくといつでも食べられるのでおすすめです。気軽にいろいろなアレンジを楽しんでみてください。

(文:夏目千恵子 先生、監修:川口由美子 先生)

※画像はイメージです

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-