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【医師監修】妊娠9ヶ月のママがやるべき3つの準備とは?

【医師監修】妊娠9ヶ月のママがやるべき3つの準備とは?

妊娠9ヶ月になると、ますます大きくなった子宮に内蔵が圧迫され、さまざまなマイナートラブルが起こりやすくなります。この時期のお母さんに現れやすい症状や、この時期にしておきたいことなどをご紹介していきます。「出産間近の体重はどれぐらいまで増えるもの??」、「胎動は??」など、出産直前のママが知りたい情報が満載です。


この記事の監修ドクター
産婦人科専門医 中林稔 先生
日本医科大学卒業。東京大学医学部付属病院で研修後、三井記念病院医長、虎の門病院医長、愛育病院医長を経て現在三楽病院産婦人科長。 診療のみならず、学会・各地講演をはじめとする医学の普及活動を行う傍ら、教育にも幅広く従事しており、2008年には中林助産師学院を共同設立。自ら講師を務め、6年間連続助産師国家試験合格率100%を達成中。

妊娠9ヶ月はどんな時期?

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大きくなった子宮に圧迫され、様々なマイナートラブルが勃発!!

妊娠9ヶ月(32~35週)になると、大きくなった子宮がみぞおち辺りまで上がってくるので、さまざまなマイナートラブルが起こりやすくなります。

・胃が圧迫される→胃のむかつき、食欲不振
・心臓や肺が圧迫される→動悸、息切れ
・膀胱が圧迫される→頻尿、尿もれ
・腸が圧迫される→便秘、痔
・下半身の血管が圧迫される→足がつる、むくむ、静脈瘤、足のつけ根が痛む

こうしたマイナートラブルは、生理的な現象なので、ある程度は仕方のないことです。出産後には自然に治まっていくので、今は、無理をせずに疲れたら休むようにし、頑張って乗り切っていきましょう。

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おなかも大きくなり、出産が近づく臨月間近の妊娠後期。このころになると、おりものの変化に悩む妊婦さんも増えてきます。おりものは、体の変化をみるバロメーターでもあります。日頃から気をつけるようにしましょう。もし、おりものの状態に不安であれば、診察を受け、必要であればおりも検査なども受けるようにしましょう。

頻繁にお腹が張るけど、大丈夫なの??

先月に引き続き、体が出産の準備として、ときどき子宮を収縮させるため、頻繁にお腹が張るようになります。しかし、横になって安静にすればすぐ治まるというなら、心配はありません。ただし、安静にしても張りが治まらない、痛みをともなう、出血がある、張りが周期的に規則正しく起こるという場合は、トラブルの可能性があるので、すぐに病院を受診しましょう。

不眠に悩まされる人も!!

この時期になると、お腹が大きくて仰向けになるのが苦しかったり、精神的な疲れや出産への不安があったりして、夜になかなか寝つけなくなることがあるかもしれません。

眠れない日が続くなら、日中に外に出て気分転換をしたり、ウォーキングをしてみたりするなど、疲れすぎない範囲で体を動かすようにしてみましょう。また、夜に眠れないなら、昼寝で睡眠不足を補ってもよいでしょう。さらに、仰向けが苦しいなら、片膝を曲げて、横向きに寝る「シムスの体位」で寝るのもオススメです。シムスの体位をするときは、脚の間にクッションを挟んだり、抱き枕を使ったりすると、体が安定しやすくなります。

【医師監修】眠れない。妊娠後期に呼吸や腹痛が辛い時の5つの対策法

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お腹の中に赤ちゃんが宿ると、ママの体にはさまざまな辛い症状が初期からあらわれ始めます。特に妊娠後期になると、大きくなったお腹で日常生活が困難になることも。今回は、そんな辛い妊娠後期の症状の原因と改善方法についてお話ししたいと思います。

体重増加はどこまで許される??

妊娠後期になると、体重は1週間で300gから500g増えます。妊娠9ヶ月目の1ヶ月は、1kgから2kgぐらい増えるのが一般的です。ただ、この時期赤ちゃんの体重は急激に増えるので、既に平均体重をオーバーしている妊婦さんは要注意です。体重が増え過ぎると産道が狭くなるので、出産の時赤ちゃんが苦しい思いをする恐れがあります。

【医師監修】妊娠後期は体重の増えすぎに注意すべき理由とは?

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「おなかの赤ちゃんの分まで食べなさい」と勧められるままに食べていては、あっという間に体重オーバーになってしまう妊娠後期。検診での体重測定に毎回ドキドキしてしまう妊婦さんも多いのではないでしょうか。自分はもちろん、赤ちゃんのためにも重要な体重管理。理想の増加目安と管理のコツについて知っておきましょう。

胎動が減るのは正常??病院に行く目安は??

妊娠9ヶ月目は、妊娠8ヶ月と比較して赤ちゃんがグングン大きくなり、子宮内のスペースも狭くなっています。赤ちゃんも出産に備え、下へ下へと移動します。骨盤に頭がすっぽりおさまっている赤ちゃんも、あまり激しく動き回れなくなるので、胎動は少なくありません。この時期は胎動が減るのが当たり前なので、心配は不要です。ただ、動きは弱くても1日に1回は胎動を感じるはずです。もし朝から晩までまったく胎動を感じないようなら、赤ちゃんにトラブルが起こっている恐れもあるので病院に連絡した方が良いでしょう。電話で相談し、受診するべきかどうか教えて貰って下さい。

週別の変化 (32~35週) をみていこう!!

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妊娠32週目

赤ちゃんの状態

・頭殿長(とうでんちょう:頭のてっぺんからお尻までの長さ)…43~44cm
・体重…1400~2100gくらい

赤ちゃんは、皮下脂肪がだいぶついてきたので、これまで赤みがかった透明をしていた肌が、ピンク色の半透明になってきました。さらに、頭だけでなく体もどんどん成長してきたので、この頃には4頭身になります。

お母さんの変化

子宮がみぞおちの辺りまで上がってきているので、胃が圧迫されて、胃のむかつき、一度にたくさん食べられないなどの症状が現れることが多くなってきます。また、動悸や息切れ、頻尿、尿もれ、便秘、痔など、さまざまなマイナートラブルが増えてくるようになります。

妊娠33週目

赤ちゃんの状態

・頭殿長…44~45cm
・体重…1600~2300gくらい

この頃になると、赤ちゃんは起きているときに目を開き、寝るときに目を閉じるようになります。また、まだ感情と表情は一致していませんが、しかめっ面をしたり、微笑んだり、あくびをしたりと、少しずつ表情も見られるようになってきています。

お母さんの変化

子宮が下半身の血管を圧迫したり、体重が増加していたりすることが原因で、足のつけ根や恥骨辺りが痛くなったり、足がつったりするなど、脚のトラブルに悩まされることが多くなってきます。

妊娠34週目

赤ちゃんの状態

・頭殿長…45~46cm
・体重…1800~2500gくらい

体を一定の状態に保つために、各機能を自動的にコントロールする自律神経が発達し、交感神経と副交感神経のバランスが整ってきたことで、赤ちゃんは、心拍や呼吸の働きが安定してきています。また、赤ちゃんの体の機能で最後に完成する肺の機能ですが、この頃になれば、それも発達してきているので、子宮の外でも出生時の状況によっては生活が可能になります。

お母さんの変化

出産のときは、胎盤がはがれて大量に出血するので、それに備えて、この時期は、お母さんの血液の量が大きく増えます。しかし、赤血球の量は、それほど増えないため、貧血気味なる人が多いかもしれません。貧血が赤ちゃんに直接影響することはありませんが、そのままにしていると、出産の際に貧血が重症化することがあります。

ですから貧血対策のために、鉄分をしっかり摂取しましょう。また、緑茶やウーロン茶に含まれるタンニンという成分には、鉄分の吸収を妨げる作用があります。お茶を飲むときは、食後30分以上してからにしましょう。

妊娠35週目

赤ちゃんの状態

・頭殿長…45~46cm
・体重…1950~2700gくらい

赤ちゃんは、皮下脂肪がずいぶん蓄えられてきたので、体全体がふっくらとしてきました。また、髪の毛や爪も伸びてきています。これから、もう少し身長と体重が増えていきますが、すでに見た目は、新生児とほぼ変わらないくらいになっています。また、肺の機能や体温調節機能がまだ未熟ですが、体のほかの機能は、ほぼ完成しています。

お母さんの変化

大きなお腹が苦しかったり、寝ているときに足がつったり、夜中に尿意で何度も目が覚めたりするなど、不眠に悩まされることが多くなってくるかもしれません。神経がたかぶっていると、なかなか寝付けなくなるので、心地よい音楽を聴いたり、本を読んだり、アロマテラピーを利用したりするなど、寝る前にリラックスできる時間を持つようにしましょう。

妊娠9ヶ月にやっておきたい3つの事

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里帰り出産の帰省タイミングを知っておく!!

出産が早まる可能性もあるので、里帰り出産をする人は、妊娠9ヶ月のうちに、遅くても妊娠34週頃までには帰省しましょう。妊娠10ヶ月になると、妊婦検診が週に1度のペースになりますが、この時期に帰省すれば、転院先で4〜5回健診が受けられます。ただし、転院のタイミングは、今通っている病院の医師ともよく相談してください。また帰省する際は、体に負担がかからないことが第一なので、できれば旦那さんに付き添ってもらい、短時間で楽に移動できる移動手段を選ぶようにましょう。

呼吸法の練習をしておこう!!

そろそろ陣痛に向けて、呼吸法の練習をしておきましょう。陣痛のときに、ゆっくりと深く息をすることで、次のような効果が期待できます。

・リラックスできて子宮口がゆるみ、お産が順調に進みやすくなる。
・呼吸に意識を集中することで、痛みが逃したり、気持ちを落ち着けたりできる。
・深く呼吸をすることで血液中の酸素が増え、赤ちゃんに十分な酸素を供給できる。

呼吸法のコツは??

(1)背筋を伸ばして座り、お腹を凹ませながら、ゆっくりと長く「ふーっ」と息を吐いていきます。このとき、お腹に力を込めると筋肉が緊張してしまうので、力を加減してください。

(2)息を吐ききったら、力を抜きましょう。そうすれば、無理に息を吸い込もうとしなくても、吐いた分だけ自然に息を吸えます。

関節をやわらかくしておく!!

股関節の筋肉をやわかくしておくと、産道が広がって、赤ちゃんがスムーズに出てきやすくなります。毎日、次のポーズをとるようにしましょう。

ポーズ1

(1)あぐらをかいて、足裏を合わせます。
(2)そのまま膝の上に手を置き、ゆっくりと膝を押していきます。床にぺたんとつかなくてもいいので、できる範囲で行いましょう。

ポーズ2

(1) あぐらをかいて、片方の足先を両手でつかみます。
(2) 両手の親指を使って、くるぶしの下から土踏まず、親指のつけ根と、ゆっくり指圧していきます。
(3) 反対側の足も同様に行います。

まとめ

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妊娠9ヶ月に突入すると、動悸や息切れ、胃もたれ、便秘など、マイナートラブルが起こりやすくなります。いよいよお腹が重くなり動きづらくなりますし、ストレスを感じがちですが、それもまもなく迎える赤ちゃん誕生の瞬間までのあともう少しの辛抱です。赤ちゃんに会える日を楽しみに、この時期を乗り切っていきましょう。

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