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2018年12月29日 11:00 更新

お正月の玄関を飾るのは? 春まで楽しめる寄せ植えを作ってみた!

玄関には門松を飾るのが習わしですが、お正月ならではの縁起物や春らしいお花を取り入れて、寄せ植えを飾ってみてはどうでしょう。寒さに強いものを選べば、春まで楽しむことができますよ。今回は、お正月にぴったりのおすすめ植物はどんなものがあるかご紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

寒い季節に迎えるお正月ですが、おめでたい縁起物と春を感じさせてくれるお花があると温かい気持ちになりますね。門松などを玄関に飾る方も多いと思いますが、ちょっと趣向を変えて、寄せ植えを飾ってみるのもおすすめです。12月には、お正月用の寄せ植えや、自分で作る用のポット苗も出回ります。切り花を生けるのとは違った楽しみもあり、お正月を過ぎてからもお世話をすれば、長く楽しむことができるので試してみてはどうでしょうか。

お正月におすすめの植物

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おめでたい組み合わせの「松竹梅」を代表に、お正月には縁起物の植物を飾ります。多くのものは新しい年の家族の健康と幸せを祈る願いが込められているので、ぜひ取り入れてみてください。その他にもお正月だけでなく、春まで楽しむためには寒さに強い花や葉の植物を組み合わせるといいでしょう。どんなものがあるかご紹介していきます。

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針葉樹の松は冬になっても落葉しない常緑樹。1年中、緑の葉があることから「生命力」「永遠の命」を象徴しています。また樹齢が数千年の木もあるようにとても長寿の木なので、不老長寿のシンボルとしても縁起の良いものとされています。

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竹は寒い冬でも青々とし、成長が早くまっすぐに立ち、強い風にもしなやかに負けない強さがあります。その姿や強さに「まっすぐな心」「強さ」「生命」を願う縁起物とされています。寄せ植えにするには大きすぎるので、飾りとして竹を立てたり、代わりに笹をあしらったりすることが多いです。

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寒い冬に咲く梅は、1年の初めに他の花に先立って咲くため「繁栄」「出世」を象徴する縁起物とされ愛されてきました。紅白の色合いもおめでたいので用いられます。

千両

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赤い実を付ける千両は、その色と名前から「豊かさ」「富」を願う縁起物とされ、お正月には欠かせないものとなっています。赤だけではなく黄色い実の千両もあり、モダンな雰囲気になります。千両よりも大粒の万両もありますが、サイズ的に寄せ植えよりも単品で飾る方が合っています。

南天

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南天もおめでたい色の赤い実がお祝いものとして、また名前から「難を転ずる=難転」といわれ縁起物とされています。葉も紅葉しているものも、緑のものも飾るととても雰囲気があり、少し取り分けてお正月料理にあしらっても素敵です。南天も大きく育つので大きめの鉢植えで販売されていますが、寄せ植え用に小ぶりなものもあります。

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菊は長くきれいに咲くことから「長寿」を祝う花として、古来より用いられてきました。日本では、仏花や墓花としてのイメージが強くなってしまいましたが、花言葉は「高貴」で、古くから薬用や儀式に用いられる特別な花として愛されてきました。代表的なのは、天皇家の紋章である菊の御紋。大輪の菊が咲く姿は、本当にきれいで優美な美しさです。秋にはたくさんの菊の鉢植えが流通していますが、お正月の時期は寒菊などがあります。

福寿草

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厳しい雪の降るような寒さの中、鮮やかな黄色い花を咲かせる福寿草。元日草という別名もあり、1月1日の誕生花でもあります。新年を祝う花として古来より愛されてきました。

葉牡丹

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お正月の定番の葉牡丹。こちらは紫系と白系の2色で紅白がおめでたい花とされ、縁起物となっています。とても長持ちで、春まできれいな姿を保ち、暖かくなるころに真ん中部分が隆起して花芽を伸ばします。花は黄色く、葉の鮮やかさに比べると少々地味です。

寒さに強い草花

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この他、寒さに強く春まで楽しめる花や、葉の色が美しいカラーリーフなどを合わせていくとお正月だけでなく、春まできれいな寄せ植えを作ることができます。パンジーやビオラ、プリムラ・ジュリアンなど華やかな春らしい花がたくさんあります。

こちらに、冬から春まで楽しめる植物を紹介していますので参考にしてください。

お正月用の寄せ植えを作ってみよう♪

それでは寄せ植えを作ってみましょう!

準備したもの

・鉢
・土
・発泡スチロール(底石でも可)
・植える苗

選んだ苗はこちらになります⇊⇊⇊

縁起物

南天

葉牡丹

チェッカーベリー

赤い実は縁起ものですが、南天も千両も万両も、実がきれいにつくには大きく育っていないと難しいので寄せ植え向きではありません。今回は背が低くてきれいな赤い実のなっているチェッカーベリーを選びました。

春まで咲く花

ビオラ

こまめに花柄を摘めば、5~6月まで咲きます。

スイートアリッサム

こちらも5~6月まで咲く花です。あふれるように咲いてくるので手前に植えるのがおすすめ。

カラーリーフ

ベアーグラス

しなやかな長い葉が美しいベアーグラス。動きが出て魅力的な寄せ植えにしてくれます。あまり手がかからないのもプラス評価。

ゴールデンレモンタイム

ハーブの1種であるタイムの仲間です。葉の色がきれいで耐寒性もあり強靭。レモンに似た爽やかな香りがします。

タイムについては、こちらで性質など紹介しているので参考にしてください。

作り方

先ずはレイアウトを考えて並べてみましょう。隣り合わせになる色や形によって見え方が変わります。それぞれの植物がきれいに見えるように伸び方や育ち方も知っておくと失敗しません。今回はメインに葉牡丹を選んで、彩りとバランスを考えました。

底石の代わりに今回は発泡スチロールを使用。砕いて底に敷き、水はけと軽量化を図ります。

土をかぶせていきます。

苗は根が回っているものは少しほぐして植えていきます。

置いただけだと苗と苗の間には隙間が空いている状態です。この段階で全体のバランスや苗の向きなど調整しましょう。

隙間に土を詰めていきます。

水やりをした時に溢れないよう、ウォータースペース(鉢の縁より土の表面が少し下がっていて水がたまるスペース)を作っておくのがコツです。

土をしっかり詰めたら、下から水が出るくらいたっぷりと水やりをしたら完成です。

実は密かにムスカリの球根をいくつか隙間に植えました。春になったらひょっこりと出てくるはず。2重のお楽しみです。

球根植物についてはこちらでも紹介しています。意外とまだ植えても平気なので、寄せ植えついでに植えてみると楽しみが増えますよ♪

小物を使ってお正月らしさを演出

お正月~春まで楽しむため、お花はお正月らしさを少しだけ控え目にしました。その分、小物でお正月らしさをプラスして演出してあげるのがおすすめです。

100均には水引やお正月モチーフのピック、飾りがいろいろあるのでお正月の期間だけ寄せ植えにデコレーションすると華やかでお祝い気分も上がります。

気分で日代わりにしてもいいかもしれませんね♪

まとめ

お正月に相応しい縁起物と、春まで咲く花や色のきれいなカラーリーフなど、寄せ植えにぴったりの植物がたくさんあります。切り花とは違ってお世話をすれば長く楽しめるので、お好みの花や葉のものを使って自分で作ってみてはどうでしょうか。お正月らしさを演出してくれる小物を使うと、さらに華やかになりますよ。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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