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2018年11月25日 11:30 更新

冬から春まで長くガーデニングを楽しめる! おすすめ植物10選

紅葉の季節が過ぎると、本格的な冬の到来です。この季節もガーデニングで楽しめる草花がたくさんあります。寒さに強く、春まで楽しめるものを中心にピックアップしてみました。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

寒さが厳しくなってくる季節は何だか景色も寂し気。そんな時こそ、この季節にきれいな色どりを見せてくれる草花に癒されます。ホームセンターの園芸コーナーでは秋の苗ものから冬の苗ものへと品ぞろえも変わってきますが、意外と開花期間が長く、春まで楽しめるものも多いので、どんなものがあるかご紹介していきます。

冬~春に咲く1年草

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春に咲く1年草の花の中で、実は秋~冬に植えて株を大きくしていくものが意外と多いです。冬の間も花を見せてくれるので寄せ植えや花壇に取り入れると華やかになります。

ノースポール

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絵に描いたような可愛らしい白い花びらの花を咲かせるノースポールはキク科の1年草。秋から春にかけて長い期間咲く花で人気です。真冬は少し花数が少ないかもしれませんが、その間も株がしっかり育ち、春になると一気に花を咲かせます。こぼれ種でも増えてくることがあるので、知らないうちに他の場所から花が咲いてくることも。

【開花時期】11~5月
【植え付け】10~12月、3~4月

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寒さには比較的強いので、花壇に植えたり鉢植えに植えたりして屋外で育てられます。ノースポールだけでも素敵ですし、他の花と組み合わせても花が白いので合わせやすいです。

アリッサム

スーパーアリッサム

アリッサムはアブラナ科の植物。ほのかに甘い香りがしてスイートアリッサムとも呼ばれています。本来原産地では多年草なのですが、日本の高温多湿の環境では夏越えできず1年草扱いとなっています。最近では夏の暑さに強い「スーパーアリッサム」という品種が出て、こちらはさらに開花期が長く秋にも咲き、環境によっては本来の多年草として育てることもできます。

【開花時期】10~6月
【植え付け】10~11月、2~3月

花の色は白、ピンク、紫、オレンジなどがあります。

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アリッサムはこぼれるようにたくさんの花を次々と咲かせます。繁殖力は強く、よく成長するので、花が終わって伸びてしまった部分は切り戻して株が弱らないようにしましょう。しばらくすると脇芽が伸びてまた花を咲かせてくれます。スーパーアリッサムは夏の暑さで地上部が枯れてしまっても、秋に芽が出てきます。枯れたと思って水やりを止めてしまうと根が枯れてしまうので気を付けてください。寒さには比較的強いので冬越しは可能です。

キンギョソウ

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キンギョソウはオオバコ科の植物です。ユニークな花の形が金魚に似ていることからこの名前が付けられました。この花も本来は多年草なのですが、日本の高温多湿の夏を超えることが難しく1年草扱いとなっています。寒さや暑さには比較的強く、こぼれ種でもよく育ちます。

【開花時期】3~5月
【植え付け】9~11月、3~5月

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花の色は多彩で、白、赤、黄、オレンジ、紫、ピンクなどいろいろな色があります。品種が多く、咲き方や伸び方もさまざまですが、繊細な花の印象とは違い頑丈。ただし、湿気は苦手なので花に水がかからないようにしてください。花が終わったものは早めに摘み取るようにしましょう。

デージー

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デージーはキク科の1年草。デージーと呼ばれる花の種類はたくさんありますが、日本で一般的に店頭でデージーというとこちらの八重咲きタイプ。花色は、赤、白、ピンクがあります。

【開花時期】12~5月
【植え付け】10~3月

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寒さには比較的強いので屋外で育てられます。水切れや日照不足は苦手なので、よく日が当たる場所に植えてあげてください。本格的な寒さの時は花は咲きませんが、株が育っています。温かくなると一斉に花を咲かせてくれます。

プリムラ・ジュリアン

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プリムラはサクラソウ科の植物でとても多くの種類があります。ジュリアンは交配によって作られた品種で、多彩な花色と華やかさを持っています。プリムラ・ポリアンサとは非常に近い品種ですが、ジュリアンの方がやや小ぶりなので区別されています。本来多年草ですが、日本の暑さに弱いため、夏越しが難しく1年草扱いとなっています。暑い時期は半日陰の軒下などで管理したりすると夏越しすることも。

【開花時期】12~4月
【植え付け】9~10月

植え付け時期が秋になっていますが、実際は秋~春にかけて苗や鉢植えが出回っています。

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花色は本当に多く、白、ピンク、赤、黄、オレンジ、紫など。次々と蕾が出てくるので、終わった花は早めに摘み取るようにしてください。日光が好きなので、よく日の当たる場所で十分日に当ててあげることが大切です。当たらないときは蕾が咲かずにそのまま枯れてしまうこともあります。多湿は苦手なので、水やりは葉っぱや花にかからないようにするのが上手に育てるコツ。雨や霜が当たらない場所で管理するのがおすすめです。

冬~春に咲く宿根草

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宿根草は一年草とは違い、種を植えてから何年も育って花を咲かせる植物です。苦手な季節は地上部は枯れてしまいますが、それが過ぎるとまた芽が伸びてきます。球根植物も宿根草に含まれます(別に分類することもあり)。冬に咲く宿根草は、暑さには弱いけれど寒さには強いもの。夏の間はお休みしているものが多いです。

ガーデンシクラメン

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シクラメンはサクラソウ科の球根植物です。シクラメン自体は屋内で管理するのが適していますが、品種改良して屋外でも楽しめるように作られたのがガーデンシクラメンです。寒さに比較的強くなったことで、屋外に飾る寄せ植えや庭に植えることが可能となりました。花はやや小ぶりで花色は白、ピンク、赤、紫など多彩です。

【開花時期】10~3月
【植え付け】9~11月

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雪や雨に多少当たっても大丈夫ですが、あまりに霜に当たると弱ってしまいます。ジメジメするのは苦手なので、水やりも土が乾いたら葉や花にかからないように根元にあげるようにしてください。花はくたっとしたらもう終わりなので早めに摘み取ってあげましょう。

温かくなると花が付かなくなります。そのまま水を切って休眠させる時は球根を掘り上げて秋に植え直すか、鉢のまま完全に水をあげずに管理してください。水をあげて葉を茂らせたまま管理することも可能です。どちらにしても日本の高温多湿は苦手なので梅雨時前に雨の当たらない場所に移動してあげるのが望ましいです。庭に植えたままの場合は、秋に芽が出るまで水やりなどは不要です。

こちらでも初春~春に咲く宿根草を紹介しています。花の咲く時期に鉢植えで出回ることもあるので、その時に入手して植えるのもいいですよ♪

冬~春に咲く常緑植物

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次に紹介するのは、一年を通じて葉を茂らせている常緑の植物です。花だけではなく葉の美しさも観賞用として利用できます。中には花よりも葉が観賞用として用いられるものも少なくありません。

葉ボタン

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葉ボタンはアブラナ科の多年草。花よりも葉の美しさを鑑賞します。お正月花としても人気ですが、とっても長く楽しめます。葉の色は白、紫、混色がありますが、葉の形状や草丈は大きく分類すると丸葉系、ちりめん系、高性系、切れ葉系の4つがあり、姿が違います。

【鑑賞時期】11~3月
【植え付け】8~9月

苗や鉢が出回るのは秋~冬にかけて。お正月用に寄せ植えになったものや、いくつかの種類の葉ボタンを寄せ植えたもの、花と組み合わせたものなど、どれも素敵です。

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とても存在感のある葉ボタンは、カラーリーフとして他のグリーンや花と組み合わせても印象的なものとなります。日当たりが好きなのでよく日が当たる場所に植えてあげてください。寒さには強いので霜に当たっても大丈夫ですが、葉を傷めることも。

春になると真ん中が盛り上がってきて花茎が伸びてきます。黄色いアブラナに似た花を咲かせます。花の後は花茎を根元から切っておくと、わき芽が伸びて育ち、また秋に色づいてきます。

ユリオプスデージー

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ユリオプスデージーはキク科の常緑低木。秋~春にかけて黄色い可愛い花を咲かせます。鉢植えなどの小さいうちは草花のような姿ですが、成長するにつれて茎が幹のようになって低木化します。

【開花時期】11~5月
【植え付け】9~10月、3~5月

多湿が苦手で乾燥には比較的強いので、夏の蒸れには注意。枯れた葉や花はこまめに取り除きましょう。梅雨に入る前に刈込んでおくと株が弱らずに夏を越せます。強い刈込にも平気なので、姿を整えがてら行ってください。細かい切れ込みのある葉も美しいので花のない時期もグリーンとして楽しめます。

シロタエギク

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シロタエギクはキク科の多年草。なんといってもシルバーカラーの葉が素敵です。白い毛に覆われた葉は独特の雰囲気で、他の花や葉を引き立て魅力的にしてくれます。寒さに強く屋外でも大丈夫。

【開花時期】6~8月
【鑑賞時期】一年中
【植え付け】一年中

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春になって温かくなると成長し株が大きくなります。初夏に黄色い花が咲きますが、あまり鑑賞向きではなく地味め。花が咲くと株が弱るため、葉を美しく保ちたい場合は花芽が伸びたらカットする方がいいでしょう。大きくなって姿が乱れたら切り戻して整えると、わき芽がどんどん伸びてきます。

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シロタエギクはそれだけでも綺麗ですが、本当の魅力は他の草花と一緒に組み合わせた時に増してきます。しっかりめの葉なので、ブーケやアレンジメントフラワーのグリーンとして使いやすく、本当に雰囲気のある素敵なものができ上がります。独特の色や質感は、他の物では代用できない魅力です。切ってもどんどん出てくるので、庭に植えておくと重宝しますよ♪

エリカ

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エリカはツツジ科の常緑樹木。寒さにも暑さにも強く、花も綺麗なことから、古くからヨーロッパでは人気の庭園樹木。種類が多くて、品種によって大きさや開花時期が異なりますが、日本で出回っているものは低木で秋~冬に開花するものが多いような気がします。どちらかというとやせた土で乾燥気味を好みます。

【開花時期】品種によって
【植え付け】品種によって

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花色は赤、白、ピンク、黄、オレンジなど。葉よりも花が大きく目立つため、とても華やかな印象になります。花1つ1つの形は品種によって違い、よく見るととってもユニークなものも多いです。

まとめ

冬~春にかけて、意外と華やかな花や葉がたくさんありますね! 1年草や多年草などを組み合わせてあげると一層華やかで楽しめます。寒さに強いものばかりですが、中には霜が当たると傷むものもあるので、それぞれに合った管理をして長く楽しんでくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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