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2021年05月26日 16:44 更新

離乳食に便利な作り置き!初期・中期…時期ごとおすすめメニューと注意点【管理栄養士監修】

離乳食は赤ちゃんが食べやすいように調理の工夫が必要なので、毎回作るのはとても大変ですよね。そんなとき、作り置きしておくことで準備が楽になることもあります。今回は作り置きのポイントについて解説します。

離乳食がぐんとラクになる「作り置き」

赤ちゃんのお世話をしながら食事の準備は大変ですよね。大人の食事も作り置きすることがあるように、離乳食も作り置きが活用できます。

離乳食作り置きのメリット

作り置きの離乳食

まずは、作り置きのおすすめポイントについて考えてみましょう。

調理しやすい

離乳食の場合、1回に食べる量は少ないものです。1回分の離乳食を作ろうとすると、加熱で焦げるなど量が少ないために調理が難しいですが、作り置き分をまとめて調理することで、作りやすい量になります。

素早く準備できる

お腹が空いてなく赤ちゃん

お腹が空いた赤ちゃんが泣き出してしまうと準備が難しいですが、作り置きしておくことで温めるだけで簡単に準備できます。

作り置きの基本はフリージング

作り置きは凍らせる、つまり「フリージング」を行うことで、食品中の細菌が増殖することを最小限に抑えることができ、食中毒のリスクを下げることが可能です。

初期、中期、完了期…時期別おすすめ作り置きメニュー

離乳期各期でおすすめの作り置きメニューをご紹介します。

離乳食初期におすすめの作り置きメニュー

離乳初期のメニュー

離乳初期(5〜6ヶ月)の調理のポイントは「なめらかにすりつぶす」ことです[*1]。

ある程度まとまった量であればブレンダーやフードプロセッサーで簡単になめらかにすることができますよ。葉物野菜は単体でペーストにすることは難しいので、何種類か野菜を食べられるようになったら、他の野菜と組み合わせてつぶすと良いでしょう。

なめらかにするためにお出汁や野菜スープで伸ばすと旨味がありおいしくなるので、スープ類を製氷機などで凍らせて置いておくのもおすすめです。初期は少しずつ食材を試している時期なので、離乳食に使う分としては余ってしまいがちですが、コンソメと牛乳を野菜のペーストに足すと、大人もおいしく食べられるポタージュになりますよ。

離乳初期|おすすめの作り置き

・つぶしがゆ
・お出汁や野菜スープ
・さつまいもやじゃがいもなど芋類のペースト
・大根、にんじん、かぶなどのつぶしやすい根菜のペースト
・たまねぎのペースト
・ほうれん草など葉物野菜とたまねぎのペースト
・かたゆで卵の卵黄ペースト
 など

離乳食中期におすすめの作り置きメニュー

離乳中期のメニュー

離乳中期(7〜8ヶ月)の調理のポイントは「豆腐くらいのかたさ」にすることです[*1]。

豆腐のように野菜などをやわらかく調理することはとても難しいですが、作り置きでフリージングすることで、野菜の繊維が壊れやすくなり、食べやすいかたさに仕上げやすいですよ。

野菜は少し大きめに切って煮たり、ご飯を炊く時に炊飯器に一緒に入れて、それをきざんだものを冷凍しておくなどすると良いですよ。また、とろみがある方が食べやすいので、芋類のペーストなどを作り置きしておいて、とろみづけに使うこともおすすめです。

離乳中期|おすすめの作り置き

・つぶしがゆ
・5倍がゆ
・やわらかく煮て小さくきざんだ根菜
・茹でてきざんだ葉物野菜
・茹でささみ
 など

離乳食後期におすすめの作り置きメニュー

離乳後期のメニュー

離乳後期(9〜11ヶ月)の調理のポイントは「バナナくらいのかたさ」にすることです[*1]。

親指と人差し指でギュッとつぶすことができるかたさが目安なので、薄切りにした根菜であれば、お味噌汁などに入っているものでも食べられます。

例えば豚汁などを作り、具材はきざみ、汁はお湯かお出汁で半分に薄めたものを離乳食の作り置きとして冷凍しておいてもOK。手で掴んで食べたい子にはお焼きやお好み焼きのようなものも作り置きしておくと便利ですよ。

離乳後期|おすすめ作り置き

・つぶしがゆ
・味噌汁や野菜スープ
・お焼きやお好み焼き
・豆腐ハンバーグ
 など

離乳食完了期におすすめの作り置きメニュー

完了期のメニュー

離乳完了期(1歳〜1歳半)の調理のポイントは「肉団子くらいのかたさ」にすることです[*1]。

人差し指と親指で何度かつまむことでつぶれていくくらいのかたさが目安です。離乳後期の作り置きにプラスして肉団子やハンバーグなどもおすすめです。

離乳完了期|おすすめ作り置き

・つぶしがゆ
・味噌汁や野菜スープ
・お焼きやお好み焼き
・肉団子
・ハンバーグ
・お魚バーグ
 など

離乳食作り置きでの注意点

ぜひ活用したい離乳食の作り置きですが、安心しておいしく食べさせるためには、いくつかの注意点があります。

冷凍しない方がよい食材がある

冷凍に向かない卵の白身

冷凍はとても便利な保管方法ですが、冷凍が向かない食材もあります。例えば豆腐や卵の白身は冷凍すると食感が変わるので、フリージング保存は避けましょう。

食べる前はしっかり加熱する

どんなに気をつけて作っていても、何か菌が付着してしまうリスクをゼロにすることは難しいです。冷凍保管中は菌の増殖を防ぐことはできても、菌が死滅する訳ではありません。食べる前にはぐつぐつと熱くなるまで再加熱をします。電子レンジ加熱は加熱ムラが起こりやすいので、途中で一度混ぜるようにすると良いでしょう。

1週間を目安に使い切る

1週間分の作り置き

冷凍庫でも菌が全く増えない訳ではありません。食品は緩やかに劣化していきますので、離乳食に使用するのは1週間を目安にし、残った場合は大人が食べるようにしましょう。

一度解凍したものは速やかに調理

一度解凍したものを時間が経ってから食べることはやめましょう。解凍した時点で菌の増殖しやすい状態になっており、再加熱しても食中毒を避けられない場合もあります。

まとめ

離乳食を食べる赤ちゃん

赤ちゃんのお世話をしながらの食事の準備は大変ですよね。ましてや離乳食となると工程も多く、負担も大きくなります。誰か他の大人に赤ちゃんを任せられる時間ができたら、すぐに出せる作り置きの離乳食を作ってみても良いかもしれませんね。作り置きのポイントを押さえて、是非活用してみてください。

(文:奥野由 先生、監修:川口由美子 先生)

※画像はイメージです

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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