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【医師監修】おむつ替えの基礎知識!替えるタイミング、回数、やり方、コツは?

【医師監修】おむつ替えの基礎知識!替えるタイミング、回数、やり方、コツは?

赤ちゃんのおむつはどんなときに替えるのでしょうか。赤ちゃんの肌は敏感なのでむれてかぶれてしまわないか気になるひともいるでしょう。ここでは、おむつ替えのタイミング、回数、やり方、コツについて詳しく解説していきます。


この記事の監修ドクター
なごみクリニック院長 武井智昭先生
慶応義塾大学医学部卒業後、平塚共済病院小児科医長を経てなごみクリニック院長。日本小児科学会専門医、指導医。臨床研修医指導医。インフェクションコントロールドクター(日本小児感染症学会)。現在、0歳から100歳までの「1世紀」を診療する医師として、家庭医として地域医療に従事しながら、メディア等での執筆・監修を多方面で行っている。

どんなときにおむつ替えが必要?

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※画像はイメージです

おむつ替えのタイミング

おむつ替えのタイミングとしては、おむつ替えはおしっこサインをチェックして、色が変わっていたらすぐに替えるのがポイント。赤ちゃんのおしっこやウンチを放置しておくと、赤ちゃんの敏感な肌は尿や便の刺激で肌のかぶれなどがおこってしまいます。赤ちゃんは言葉で伝えることができないので、気をつけてあげましょう。

チェックのタイミングは、授乳の前後やお昼寝などから起きたときなどです。特に月齢が低い時期は排尿回数も多くなっています。また、排尿前後に泣かないこともあって、おしっこが出たことに気づかないことも多くなるのでもう少し頻繁にチェックしてもいいかと思います。

おむつ替えの回数・頻度

おむつはどれくらいの頻度で替える必要があるのでしょうか。おむつは吸収力や通気性に富んでいますが赤ちゃんにとっては肌着のようなものです。少しでも汚れていたら取り替えてあげましょう。また、肌が赤い・風邪や発熱など体調が悪い・下痢や軟便が続く・座る姿勢が続いた後のようなときは排泄物の刺激を受けて肌が赤くなりやすいので、サインの有無にかかわらずいつもより頻繁にチェックしてあげてください。新生児では1日10~12回、Sサイズおむつの赤ちゃんでは1日8~10回のおむつ替えが目安となります。

テープタイプのおむつ替えのやり方、ポイント

テープタイプのおむつは、生まれてすぐの時期から、ねんね期の赤ちゃんに使いやすいおむつです。

テープタイプのおむつ替えの手順

テープタイプをつけるときは、ウエストのテープを貼る位置を調整してつけます。赤ちゃんがきついと感じないけれど、ぴったりとフィットする位置を探しましょう。以下に一般的なテープタイプのおむつのつけ方を紹介します。

(1)おむつの準備
テープがついているほうが背中側になります。おむつを広げ、内側のギャザーをしっかりと立てて下さい。立てたギャザーは外側に折れないようにあてましょう。ギャザーが立っているかどうかはおむつをつけた後も確認するのがポイントです。

(2)おむつをあてる
おしりの下に手を入れて、おしりを浮かせ、おむつをおしりの下に入れましょう。おむつは腰の高い位置まで深くさしこみます。両足を開き、紙おむつのおなか側を足回りに隙間ができないように引き上げるような感じで体に沿わせましょう。

(3)ウエストのテープをとめる
おなかにあてたおむつの端が折れないように片手で抑えて、テープを引っ張りながら左右が対称になるように貼ります。おなか周りは指が1~2本程度入るくらいがちょうどよいでしょう。おむつのおなか側のテープを貼る部分には番号がついています。番号に合わせると左右対称になりやすくなります。

(4)ギャザーやフリルを整える
おむつをつけ終えたらギャザーや足のフリルが内側に折れ込んでいないか確認しましょう。立体ギャザーが外向きに倒れていたり、よれていたりする場合は肌と立体ギャザーの間に指を入れて立ててあげましょう。

上手にはかせられているのに、もれる場合はおむつをサイズダウン、お肌にゴム跡が残る場合はサイズアップを検討しましょう。

テープタイプのおむつ替えのコツ・チェックポイント

テープタイプのおむつを上手に替えるポイントをおさえましょう。

(1)お腹まわりのゆるみ
特に新生児用を使用している場合、寝ているときと座っているとき、空腹時と満腹時ではおなか周りの大きさがちがってきます。状況に応じてテープの締め具合を変えてこまめに調整してあげるのが大切です。

(2)太ももまわりのゆるみ
太ももまわりも指1本入るくらい、ある程度のゆるみを持たせてあげましょう。

(3)おちんちんは下向きに
男の子の場合、おちんちんが上向きになっていたり、ギャザーの上に乗ってしまったりしているとおしっこが思わぬ方向に流れ、もれを起こしやすくなってしまいます。おちんちんを下向きにして、しっかりおむつで覆うようにしましょう。

(4)新生児はおへそを出して
新生児期の赤ちゃんはおへそがジュクジュクしています。できるだけ圧迫しないようにしましょう。おへそ部分にガーゼを当てたり、おむつを折り返したりして優しく守ってあげてください。

パンツタイプのおむつ替えのやり方、ポイント

はかせるタイプのパンツタイプは、あんよバタバタ・寝返り・ハイハイ期からの赤ちゃんに使われます。寝返りしたり、おなかを床につけてずりばいをしてもおむつのずれが少ないので、テープタイプに比べてもれることも少なくなります。赤ちゃんの成長に合わせて切り替えていきましょう。いきなりパンツタイプだけに切り替えるのではなく、よく動き回るお昼の間だけパンツタイプで、寝ている間はテープタイプといったように、状況によって使い分けてみてもよいでしょう。

パンツタイプのおむつ替えの手順(寝てはかせるとき)

ハイハイ期の赤ちゃんはパンツタイプを使っていても寝た状態でおむつ替えをすることがあります。寝てはかせる場合の上手なはかせ方を見ていきましょう。

(1)赤ちゃんを寝かせた状態にする
おむつの足ぐりから手を通し、赤ちゃんの足を持っておむつに通します。

(2)さっと引き上げる
おむつを両足とも太ももまで引き上げましょう。

(3)さらにウエストの位置まで引き上げる
赤ちゃんの動きに合わせて最後までおむつをひきあげてください。

(4)全体を整える
足まわりのフリルやおなか周りのギャザーが内側に折れ込んでいないかどうかを確認しましょう。

パンツタイプのおむつ替えの手順(立ってはかせるとき)

パンツタイプは下着のパンツのように作られているので、サイズが合っていれば簡単です。

(1)赤ちゃんにつかまり立ちさせる
おむつの前後を確認して赤ちゃんをつかまり立ちの状態にさせます。おむつの両脇を両手で広げ、赤ちゃんの足は片足ずつ通します。まだ、つかまり立ちがグラグラする場合や足がつっぱる場合は、ママが赤ちゃんの体のバランスを安定させながら交換をしてください。

(2)おむつに両足を通してから引き上げる
太ももの部分に隙間ができないようにおへそのあたりまでしっかり引き上げましょう。

(3)全体を整える
おなかまわりのギャザーや足回りのフリルが内側に折れ込んでいないかどうかを確認しましょう。

おむつ替えのときの拭き方は?

拭く順番

おしりを拭くときは汚れが広がってしまわないように、汚れの少ない箇所からひどい箇所へと少しずつ拭いていきます。特に女の子の場合には尿道や膣に菌が入らないように前から後ろにむかって拭くようにしましょう。おしりの割れ目の部分も広げて拭いてあげます。

拭き方のポイント

新生児~3ヶ月くらいまでは肌をこすって傷がつかないように、ポンポンと優しくたたいて拭きとってあげましょう。一度に大きな面を拭くのではなく、指先に軽く力を入れて少しずつ拭くと、きれいに拭けます。また、うんちは摘むように取ると、かぶれにくいでしょう。うんちはおしり拭きシートなどに便の色がつかなくなるまで、おしっこのときはおむつのぬれている部分を確認しておしっこでぬれていた部分を拭きとるようにしましょう。

きれいに拭いたつもりでも汚れが薄く残っていればかぶれの原因となります。おむつ替えのときに肌が赤くなっていたら、次回からその部分には気をつけて、その部分を中心に拭いてあげるようにしましょう。赤ちゃんの肌はとても敏感です。どんなときも、優しく、ポンポンと汚れを浮き立たせて拭いてあげるように心掛けましょう。少しでもおむつかぶれが見られたら、洗面器にぬるま湯を入れて洗う座浴をしてあげてもよいでしょう。

おしっこのときも拭く?

おしっこの中にも肌を刺激する成分が含まれています。拭き残しがあったり、そのままにしておくと肌が赤くなり炎症を起こすこともあります。ですから、おしっこのときでも性器やおしりを優しく拭いてあげましょう。

おむつ替えのときにしたいこと

おしっこ・うんちの観察

おしっこやウンチは赤ちゃんの体調の変化を知る大切なポイントです。回数、やわらかさ、色や量など、いつもと違わないか観察しましょう。おしっこが少なかったり、うんちが硬くなったときは水分不足かもしれません。

おしりを乾かす

赤ちゃんはたくさん汗をかきます。おしっこをした直後のおむつの中は湿度が80%以上になることもあります。むれてふやけると肌が刺激に弱くなってしまい、おむつかぶれなどを引き起こします。ですから、新しいおむつをあてるのはお尻が乾いてからにしましょう。おむつをすぐつけずに、少しの間自由に遊ばせてあげるのもいいでしょう。

赤ちゃんとのコミュニケーション

おむつ替えはママが直接赤ちゃんにふれてあげる大事なコミュニケーションの時間にもなります。赤ちゃんは成長するにつれて視力が発達するため、新生児は、まだ実際にものが見えているわけではありませんが、それでもおむつ替えのときは赤ちゃんの目を見て笑顔で話しかけてあげましょう。赤ちゃんはママ・パパの気持ちに敏感です。愛情をたくさん伝えてあげることで、赤ちゃんの気持ちも安定します。また、おむつ替えの後にはたくさん声をかけてあげましょう。「きれいになったね」「おむつ替えうれしいね」と声をかけてたくさんスキンシップをとることで、赤ちゃんもうれしくなるでしょう。

まとめ

おむつ替えはポイントを押さえれば簡単に行うことができます。ここで紹介したテープタイプとパンツタイプのおむつも上手に使い分けましょう。あわせて、おむつ用ゴミ箱もあると便利です。

また、赤ちゃんのおむつ替えは赤ちゃんの体調を知り、直接ふれあってコミュニケーションができる大切な時間でもあります。おむつ替えシートを使ったりして、赤ちゃんのおしりをきれいに保ちつつ、たくさんコミュニケーションをとってください。

※この記事は 医療校閲・医師の再監修を経た上で、マイナビウーマン子育て編集部が加筆・修正し掲載しました(2018.06.18)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

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