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2017年09月03日 10:26 更新

子供を成人に育てるのにかかるお金の話まとめ!平均いくらかかる?

子供一人にかかるお金がいくらかかるかご存知ですか?避けては通れない子供にかかる出費、成人を迎え独り立ちするまでのお金って、いくらかかるのかやっぱり気になります。特に私立はお金がかかるので、平均額ぐらいは、知っていた方が先々の費用も準備しやすくなるので、経費についてのお得な情報も交えてご紹介します。

改めてチェック! 子供一人にかかる教育関連のお金

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これから色んな経験をしてドンドン成長していく子供達、出来る事なら希望通りに歩ませてあげたいのが親心です。でも、子供一人に対してかかるお金って実際どれくらいなのでしょうか。素通りには出来ない子供にかかる費用で、気になるポイントをいくつかまとめてみましたのでご紹介します。

子供一人が自立するまでに1千万かかるってホント?

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小学校入学前、ほとんどの家庭では幼稚園か保育園にお子さまを通わせています。幼稚園は私立と公立でかかる費用にかなりの差が出ます。保育園も認可とそうではない施設では費用差があるので、かかる総額はご家庭によってだいぶ違います。幼稚園と保育園のどちらの費用が安いのか、一概には言えません。

保育園と幼稚園にかかるお金

子供が生まれてから大人になるまでかかる費用は1千万。保育園や幼稚園、小学校などの教育費も含め私生活においてのアイテムなどを加えると、大体の相場はそのくらいの費用が掛かります。なかには2千万、3千万というご世帯も。子供にお金がかかるのは仕方ない事ですが、この先不安……と感じる方も少なくありません。まずは、最低限に必要な出費について簡単にご紹介します。

1.保育園のお金は月平均2万円が相場

まず最初に考えるのが「保育園」の費用です。保育園も認可保育園と認可外保育園の2種類あり、月の保育園料も違ってきます。どちらにしても、共働きや一人っ子など保育を必要とするご家庭には欠かせない施設ですね。では、その気になる認可保育と認可外保育の月額の違いをご紹介します。

・認可保育の平均月額料は約2万弱が相場で、0歳など1歳未満のお子様は保育料が高めです。これは全ての世話を保育士が行うため新生児などの幼い時期は高めの設定となっています。年齢を重ねるごとに費用は安くなりますが、2歳児まではさほど変わりません。価格の変動は世帯の年収でも決まり、母子家庭や父子家庭は役所に申請することで半額になる事もあります。

認可制と認可外で費用は大きく変わります

認可外保育は施設に直接申し込みして、空きがあればすぐ入れるというメリットはありますが認可保育と比べ保育料は倍の費用が掛かります。0歳児から入園すると2万5千円が平均で、施設によっては「保護者会費」といって千円前後の料金を徴収するところもあります。こちらも年齢が上がると、少しずつ安くはなりますが認可保育と比べると格段に高額ですね! 

ちなみに認可外は年収、母子家庭や父子家庭に関係なく保育料は同一料金です。土曜日は、午前保育で午前以降の保育は時間外料金が発生します。認可保育で待機児童が多い現在、最近では自治体の補助金が認可外でも適用される傾向になり、認可保育と同等の保育料になる運動も実地されています。

すでに補助金が適用されている認可外保育園もあるので、無認可の施設を利用する時は地域の自治体に相談してみましょう。

子供が幼稚園に入園!一人あたりにかかる費用は? 

保育園に通う時期は預ける年齢によって違いますが、多くは0歳から5歳までで地域によっては「4歳まで保育園で5歳から幼稚園」の施設もあります。幼稚園には「2年制と3年制」の幼稚園があり、2年間か2年間かは通う幼稚園で異なります。ちなみに沖縄本島では「1年制」が多く、住む地域や地区によって違う事がわかります。


そのうえ幼稚園にかかる費用は「私立」と「公立」によって違うので、どこに入れるかによってかかる費用にも差額は出ます。もし貯蓄で準備するのなら、すこし多めに貯めていた方が安心ですね。

公立幼稚園(2年間):入園料は大体1万円前後、月の保育料は1万2千円~1万前後で合計すると1万5千くらいの費用が掛かります。
私立幼稚園(3年間):私立になると入園料に5万以上、月の保育料に2万円ほどが相場で公立の倍以上になる事が分かります。年間で計算すると公立:65万前後 私立:150万弱と大幅に違いが出てきます。

公立は5歳から6歳までの2年間、私立は4歳から6歳までの3年間が一般的で、かかる費用は公立で130万前後、私立で300万前後が相場になります

年額に含まれるオプションは、保育料だけでなく制服代や園バスの利用料金・維持費と冷暖設備などの細かな費用も加算されますので、いろんな幼稚園のリストを見比べて選ぶ事もおススメです。

https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/56

子供の小学生時代!かかるお金は年間どれくらい?

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2年の幼稚園を無事終了したら、次はいよいよ小学生! 子供だけじゃなく親たちもワクワクドキドキの瞬間ですね。しかし小学校は6年制度で、幼稚園の倍の月日を過ごしていきます。でも意外な事に、小学生の時期は貯蓄時期と呼ばれ、成長過程の中でもっともお金のかからない時期になります。最初の一年生は、入学準備でいろいろ揃えなければならない物があるので出費は大きいですが、学資保険などを利用すれば負担は半分ほどに収まります。

小学校も幼稚園と同様で、私立と公立で大きな差額の違いが出ます。では、公立を例に6年間でかかる費用の相場を上げてみました。
・1年生……31万前後 ・2年生……25万前後 ・3年生……27万弱 ・4年生……30万弱
・5年生……30万前後 ・6年生……40万前後となります。大まかな相場ですが、1年を通しての年額になるので保育園や幼稚園に比べかかる費用は低めですね。

覚えておきたい子育ての「保険」と「制度」 

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子供の教育費以外に気になるのが、子供の保険です。ただ、万が一の事故やケガに備えての医療保険か、成人を迎えるまでの学資保険か加入する側は迷いどころです。2タイプ加入出来るなら、その方が安心ではありますが出費としてはかなりの痛手になる事も。現在は、かなりお手頃な保険料もあるので口コミや保険の商品内容で探す方法もおススメです。

学資保険を賢く利用しよう! 

子供一人にかかる費用は1千万が相場ですが、実際まとまったお金は高校入学と大学進学が最も必要する時期です。その貯めるポイントはズバリ学資保険ですが、ステップアップ型と満期型でシステムは違うので、ご世帯に合った方法を選びましょう。

・ステップアップ型:成長に応じて5年ごとにお祝い金が支払われるシステムです。入学式などまとまったお金を必要とする時には大助かり!
・満期完了型:成人を迎える20歳までの払い込みで、お子様が20歳を成人された時にお祝い金が支払われます。18歳までの満期保険もあるので、大学受験をする時の準備金などに活用する方が多いシステムです。

学資保険で少しでも費用を補えるのは、とても助かりますね! 赤ちゃんから保険に加入すると、保険料の額も低くなり、満期までその金額で払い込めるので、幼い時期が狙い目です。

これは助かる! 「就学援助制度」

就学困難と認められた児童や保護者に、市町村が経費の一部を援助してくれる「就学援助制度」があります。対象の条件は「児童扶養手当の受給されている世帯」や「国民健康保険を免除されている世帯」となります。

ただし地域によって異なるので、詳しい詳細は各市町村にお問い合わせください。

中学生の子供一人にかかるお金

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中学は小学の半分だけの年月ですが、意外とイベントが目白押し! 修学旅行や文化祭、体育祭など行事も大きくなり中学3年生になると受験シーズンも到来しますね。学校経費以外にも家庭教師や塾代など、いろんなシーンで出費が重なります。中学の1年間で使う費用の相場は50万前後がほとんどです。
もっとも2年生の時期はあまり出費こそ無いものの、通う中学によって修学旅行が2年生だったり3年生だったりと違う所もあるので、出費の差はさほど変わりはありません 。

公立中学で約「45万円」私立中学で約「130万」!? 

私立中学と公立中学の違う所は、授業料が発生する事です。私立中学の1ヶ月の授業料は3万円前後、年間にすると46万円ほどかかります。また、入学金なども合格時には納めないといけないので相場は100万~130万前後の費用が必要となります。その点、公立中学の場合授業料はかからず学校行事の修学旅行や受験費などで50万前後の費用が必要です。

どちらにしても、子供の希望する進路に歩ませたいものですね。支度金は高額ですが、だいたい300万を目安に貯めると安心できる額だと思います。学資保険や子供手当などを有効に活用するのも良い貯蓄方法ではないでしょうか。

2016年から高校の授業料が無償化

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3年の中学校生活を終えて、晴れて高校へ進学! 高校は中学と比べて比較的かかる費用は少なめだと言われています。また2016年からは「高校の授業料」が補助される制度も始まり、公立や私立に関係なく適応されるので授業料の負担が軽くなりますね。

高校3年間でかかるお金は……

高校3年間で使う費用は、受験料・入学金・学校生活費・その他の経費で約「116万」が相場となります。これは公立高校の3年間でかかる費用で、私立高校だと300万~320万が平均です。その他の経費とは「塾やパソコン・部活動での必要道具など、学校生活で使う物の経費」をいいます。

返済の必要はない奨学制度も

高校の入学金を補助してもらっても、後々の返す金額の心配もありますね。でも、実は返済の心配をしなくても良い制度があるのをご存知ですか? それはズバリ奨学給付金と奨学支援金です。

奨学給付金とは、奨学支援金と合わせて利用することができて所得に応じて給付される制度です。公立で年間3万2000円~12万円の教育費が支給され、私立では年間3万9000円~13万8千円が支給されます。ただ、所得に応じて金額は違うので詳しくはお住いの都道府県にお問い合わせください。

一方、就学支援金制度とは高校授業料無償化の新制度のことで、入学時に生徒が申請すると学校側に、月額540円~9900円が国から納められます。コチラも保護者の年収によって違うので詳細はお住いの都道府県でお問い合わせください。制度についての詳しい内容は下記のリンクでご覧になれます。

大学入学~成人式までいくらかかるの?

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高校受験で大学に無事入学! とても長い道のりでしたね。でも大学に入れたのは良いけど、その後にかかる費用は? 大学生活と成人式までにかかる費用をご紹介します。

大学4年間で費用はどれくらいかかるの? 

大学は入学した後が結構大変! 大学の4年間でかかる費用は総額「500万~600万」が相場で、希望する大学で金額も大きく変わります。入学金・1年間の授業料(前期)・2~4年目の授業料(後期)・生活準備金など大学で使う以外の費用も。かかる費用の用途は「国立・公立・私立」一貫で、私立大学だともちろんその倍の金額になります。

特に注意したいのが「合格した後の納入金」で、期限内に納められないと合格取り消しになるケースもあります。希望の大学が決まった時点で納入金の内容は事前に調べておくと費用も準備しやすくなりますね。

仕送りの相場はどれくらい?

大学生活でもう1つかかる費用が「仕送り」です。自宅から通うなら、仕送りはかかりませんが部屋を借りるとなると1ヶ月「5万~10万」くらいの仕送りがほとんどです。アルバイトで生活費を賄っているけど、親としては少しでも協力してあげたいですよね。生活費は、個人差があるのであまり大きな出費はないと思いますがかかる費用として頭に入れておくのもおススメです。

やっぱり学資保険が頼りになる 

コレだけの金額の出費が必要となると、やっぱり「学資保険」は入っていた方がお得です。この先どんな進路に進むか分からないので、大学に進学する・しないに関わらず長い目で見て貯蓄するのも良い方法ですね。直前になって慌てない様に、気持ちにゆとりをもって送り出したいものですね。

いよいよ成人式! 着物などでかかる費用は? 

いよいよ成人式間近、晴れ舞台の準備には、1か月前から予約や写真などを済ませる方がお得です。
その理由が「混雑」と「着物選び」になります。そこで気になるのが着物の費用! 着付けの相場はレンタルだと3万~5万ほどで、ヘアメイクと小物類の金額も含まれているかは、お店の方に尋ねてみると良いですよ。ただ、早めに予約をしないと着たい着物はすぐに予約済みになり、価格も高めになります。

着付けの予約がお得なのは9月~10月

成人式前の3ヶ月前に予約をすると、安くレンタル出来ることもあります。美容室によっては、1年前から予約開始している所もあるので、下見しながら訪ねてみるのもおススメです。また成人式の写真は、シーズンオフの「5月~6月」頃が混雑を避けやすい時期です。写真の予算は、1ポーズ「1万5千円」ほどですが、両開きタイプだと「3万円」が相場となります。

男の子の場合も、ほぼ予算は同じですが袴にするかスーツにするかで値段は変わります。あまりこだわらなければ「6万~15万」で揃えられます。あとは、お祝いの為のオードブルや飲み物、お祝い返しなどで予算はかかりますが、コチラの場合は地域やお住いの県によって、お祝いの仕方も違ってくるので大体の予算を目安に準備しておく方が安心ですね!

まとめ

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大人になるまでに、子供一人にかかるお金についてご紹介しました。私立と公立でかなり差が開きますが、平均1千万円かかると言われているのは事実のようです。大学と高校でもっとも出費が多くなりますが、保険や制度などを上手に活用すると支度金も準備できそうですね! 学費が高いからと諦めていた方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

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