育児 育児
2023年11月29日 11:43 更新

トヨタが間伐材を活用する新プロジェクト「はじめてのとよた」を立ち上げ、乳幼児向けの木製玩具「間伐材モビリティ」も製作

トヨタはこのほど、多様な恵みをもたらす森林生態系を守る「トヨタ三重宮川山林」の間伐材を活かして使うプロジェクト「はじめてのとよた」を立ち上げたことを発表しました。11月26日には、間伐材から誕生した乳幼児向けの木製玩具「間伐材モビリティ」も完成させています。

トヨタ自動車のビジョンデザイン部とトヨタ技術会が、それぞれ乳幼児向けの木製玩具を製作

同社では、1992年から愛知県豊田市にある「トヨタの森」で里山保全をスタートし、30年間にわたって自然環境の保全活動に取り組んでいます。取り組みのひとつであるトヨタ三重宮川山林では、スギやヒノキの人工林の間伐を行っており、山から出る間伐材を活用するため、新プロジェクト「はじめてのとよた」を立ち上げました。

そこで同プロジェクトでは、1歳~3歳の子どもを育てる親を対象に「木製玩具のお悩み」に関する調査を実施しました。子どもが使う玩具に対して、「SDGsや環境に配慮した玩具」の使用を望む親は70.3%、乗り物木製玩具に対して「頑丈さ」や「安全性」を求める親は80%を超える結果となりました。一方で、「こどもの成長が早く、玩具の適用期間が短いことを気にしている」と感じている親も70.3%いることが判明しました。

「木製玩具のお悩み」実態調査
「木製玩具のお悩み」実態調査

この結果をふまえ、トヨタ自動車「ビジョンデザイン部」と同社の有志技術団体「トヨタ技術会」が、それぞれの視点から木製玩具「間伐材モビリティ」を製作しました。「間伐材モビリティ」は、同社のモビリティカンパニーとしてのアイデアや技術、デザイン力といった強みを活かしたもの。子どもにとって「はじめて」の安全かつ長きにわたって愛されるモビリティを提案したいというトヨタの想いが込められています。

ビジョンデザイン部では、はじめてのモビリティはどんなモノが良いのか、クルマ屋として提供すべきは何なのかを考え、「ステアリング操舵が出来る四輪車」で「はじめての愛車に相応しいデザイン」を目指しました。

トヨタ自動車 ビジョンデザイン部 制作モビリティ
トヨタ自動車 ビジョンデザイン部 制作モビリティ

造形は、1937年トヨタ自動車誕生当時の欧米のレーシングカーからヒントを得たスタイルを採用。乗って身体に触れるところは木ならではの温もりを感じ、木目の持つ味わいを目で見ても楽しめるようにしました。フレームはアルミ押出材、操舵部位はピロボールジョイントなどを使い、本物感が感じられる造りとしています。

トヨタ自動車 ビジョンデザイン部 制作モビリティ
トヨタ自動車 ビジョンデザイン部 制作モビリティ

また、乗る子どもの体格に合わせ、座面やハンドル高さも調整できるようにしました。足蹴りがまだの子どもにはステップを用意しており、後ろからのプッシュバーも装着可能です。前部に牽引パーツをつければ多人数で楽しむこともできます。

一方、同社の有志技術団体トヨタ技術会モビリティは、間伐材を使うからには、長く使ってこそのSDGsとの考えのもと、木馬から三輪車そして二輪車へと変身を可能にするモビリティを製作。子どもたちにもモノづくりの楽しさを伝えるため、子どもたちが組付けられる部品(意匠)と大人が組み替える構造部品を組み合わせる設計とし、親子で楽しめるモビリティを目指しました。

トヨタ自動車 有志技術団体トヨタ技術会モビリティ 制作モビリティ
トヨタ自動車 有志技術団体トヨタ技術会モビリティ 制作モビリティ

車軸以外のほとんどを木材で製作。静粛性にも配慮し、ハンドル部分には、自動変速機用のベアリングを採用しています。

トヨタ自動車 有志技術団体トヨタ技術会モビリティ 制作モビリティ
トヨタ自動車 有志技術団体トヨタ技術会モビリティ 制作モビリティ

同社はトヨタの技術とデザインの結集により、環境保護と社会貢献への取り組みを強化し、子どもたちとその家族に価値を提供していきたいと考えているとのことです。

トヨタ自動車
https://global.toyota/

(マイナビ子育て編集部)

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-