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2023年12月24日 07:07 更新

田舎体験をいろいろ楽しむならここ! 農園なのにもはやアミューズメントパーク【小松沢レジャー農園】(埼玉県秩父郡)

休日に子どもと何をするか悩む~。最近、お出かけ先のネタ切れかも……。そんなときは、親子でちょっぴり足をのばして“田舎体験”に出かけてみては? おすすめは都心から近い埼玉・秩父にある、果物の収穫やそば打ちなどの田舎体験が盛りだくさんの【小松沢レジャー農園】。リピするほど我が家のお気に入りの農園の魅力を詳しくお伝えします!

いちご狩りからマス釣りまで! 季節ごとに楽しい体験ができる【小松沢レジャー農園】

東京池袋から特急電車で約70分。大自然に囲まれた埼玉県秩父郡横瀬町にある【小松沢レジャー農園】は、オールシーズン楽しめる体験型のレジャー農園で、田舎体験をするのにぴったりのスポットです。

季節ごとにいちご狩りやぶどう狩り、さつまいも堀りが楽しめるほか、通年でしいたけ狩り体験もできるんです。
横瀬町の澄んだ空気と清らかな水、豊かな大地で育った農作物は、どれもおいしいと評判なんだとか。

またそば・うどん打ち体験やピザ作り体験に加え、夏は流しそうめんも体験可能。昆虫採集、マスのつかみ取り、マス釣り、餅つきなど、一年を通して楽しめる体験がいっぱいです。予約不要のものが多く、思い立ったその日に行けるのも人気のヒミツ。

1971年のオープン以来50以上年に渡り、子どもからお年寄りまで多くの世代に愛され続け、今では年間来場者が10万人を超える人気ぶりです。

小松沢レジャー農園 基本DATA

■所在地:埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬1408
■TEL:0494-24-0412(電話受付9:00~17:00)
■営業時間:9:45~16:00(受付時間は各種体験により異なる)
■定休日:平日不定休
■料⾦
[いちご狩り(12月~6月)]30分食べ放題
◎12月中旬~4月10日
 小学生~大人 2,200円、2歳~未就学児 1,100円
◎4月11日~5月10日
 小学生~大人 2,000円、2歳~未就学児 1,000円
◎5月11日~6月中旬
 小学生~大人 1,600円、2歳~未就学児 800円
[そば・うどん打ち体験(通年)]
 小学生以上 2,000円、未就学児 1,300円
[しいたけ狩り(通年)]
 小学生以上 700円
(料金に含まれるもの:入場料+200gの摘み取り代)
 ※200gを超えた分は、100gあたり200円での量り売り
 ※未就学児の入場は無料
[マス釣り(9月下旬~6月30日)]
 1匹700円(釣り竿、エサ、加工料を含む)
※そのほかの体験料金については、公式HPを参照
■アクセス
[電車の場合]
 西武秩父線「横瀬駅」から無料送迎バスあり(到着後にTEL)
[車の場合]
◎東京方面から:関越自動車道「花園IC」→国道140号線皆野寄居バイパスで寄居へ→上野町交差点を曲がり、国道299号線を走行して到着
◎八王子・横浜方面から:圏央道「狭山・日高IC」→国道299号線を走行して到着
■駐⾞場:あり(無料)
■トイレ:あり
■⾷事:バーベキュー施設では「富士山溶岩焼きバーベキュー」が楽しめるほか、きのこ鍋やそば・うどんなどが用意されています。
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※変更がある場合がありますので、詳しくはHP等でご確認ください。
【公式HP】▶小松沢レジャー農園

お茶目なヤギさんがお出迎え! まずはふれあい体験からどうぞ

横瀬町の豊かな自然に囲まれた【小松沢レジャー農園】は、家族でのびのび過ごしたい休日にぴったりの場所です。

車を降りると、澄んだ空気に思わず深呼吸。生命力あふれる山々の緑に元気をもらえます。

駐車場の片隅では可愛らしいヤギさんたちがお出迎えしてくれ、エサやり体験もできますよ。

ヤギのエサは100円

柵の隙間からグイグイ顔を出して、「ねぇ、もっとちょうだい~」とエサをおねだりするヤギさん。

そんなお茶目な姿に、ほっこり癒されること間違いなし。

広大な敷地には畑やビニールハウスが並び、いちごやぶどうなどのたくさんの農作物が栽培されています。

屋根つきの建物が多く、いちご狩り、ぶどう狩り、しいたけ狩り、そば・うどん打ち、ピザ作り体験などは雨天でも参加できるのが嬉しい

ここを道なりに進んでいくと受付に辿り着くので、そこで希望の体験を申し込みましょう。
複数の体験をしたいという方には、いくつかの体験がセットになったお得なプランがおすすめです。
たとえば「いちご狩りのセット」なら、いちご食べ放題+お食事(富士山溶岩バーべキュー/そば・うどん打ち体験/きのこ鍋 の3種のうちいずれか1種)で、小学生~大人の料金が3,500円~。ぜひこちらをチェックしてみてください。

そば打ち体験は、家族みんなで気軽に楽しめるのがいい!

【小松沢レジャー農園】の数ある体験メニューの中でも、我が家のいちばんのおすすめは「そば打ち体験」。のどかな田舎のゆったりとした時間を満喫しながら、雰囲気たっぷりの手作り農房で楽しめるからです。

料金が格安なのも大きな魅力。以前都内でそば打ち体験ができるところを探したことがあるのですが、体験料が3,500円~6,000円程度と高額でした。
でも【小松沢レジャー農園】では、小学生以上が2,000円、未就学児が1,300円。都内の相場に比べて圧倒的に安いので、家族3人で気軽に楽しむことができました。

「そば打ちは初めて。ちゃんとできるかしら……?」と筆者と同じ不安をお持ちの方もご安心を。

熟練のスタッフが、粉からおいしい麺作りを指導してくれます。

そば粉・つなぎの小麦粉・水を素早く混ぜ合わせる「水回し」の工程は、まるで砂遊びのような楽しさ!
続いて生地全体をまとめあげる「練り」の工程。この光景、どこかで見たような……と思ったら、粘土遊びにそっくり
麺のおいしさを大きく左右する「延ばし」の工程は、いちばんの難関。スタッフに修正を加えてもらいながら進めました
最終工程の「切り」。息子に大きな包丁を持たせるのはハラハラしましたが、時々親子で交代しながら切り終えました!
「きし麺」レベルの極太麺も混ざっていますが、そこはご愛敬ということで(笑)

打ったそばは、その場でゆでてもらって食べることができますよ。

打ち立てほやほやのそばは、風味豊かで味もバツグン!
そば打ちとセット料金で味わえる“しいたけ天ぷら”もぜひ! 肉厚でジューシーで、思わず顔がほころぶ至福の味わいです

ゆで上がってきたそばを改めて見ると、表面もデコボコで見た目にはイマイチでしたが、一口食べてみて想像以上のおいしさに感動。
「自分たちで打った」という特別感が、本来のそばの味においしさをプラスしてくれているのでしょうね。スルスルッと家族3人でたいらげてしまいました。

普段は何かうまくできないことがあると、「ねぇ、これやって!」と親任せにすることの多い息子が、そば打ち体験中は終始自発的に動いていたのが意外でした。
むしろ親にはやらせてくれないほど。それだけ楽しかったのでしょうね(笑)

今や幻!? 昔ながらの原木栽培のしいたけ狩りが楽しめる

このそば打ち体験のときに食べた“しいたけ天ぷら”の味が忘れられず、「今度はしいたけ狩りをしてみよう!」ということで、改めて別の日に【小松沢レジャー農園】を訪れた我が家。

到着して申し込みを済ませ、「しいたけの森」へ向かいました。 

しいたけ狩りの料金は、小学生以上700円。入場料+200gの摘み取り代が含まれます。200gを超えた分は、100gあたり200円での量り売りになります。

じつは今回初めて知ったのですが、【小松沢レジャー農園】では、今や全国でも希少となった原木栽培でしいたけを生産しているのだとか。

秩父産のクヌギ原木に、しいたけ菌を植え付けて栽培。国内生産量の7%以下となった原木しいたけは、収穫量の少なさから“幻のしいたけ” とも言われています

原木からたっぷりと栄養を吸収したしいたけは、大きくて肉厚、味・香りともに濃厚なのが特徴。どおりでおいしいわけなんですね。

受付に到着して説明を受けると、さっそく「しいたけ狩り」を開始!

こちらの丸っこいしいたけ、なんだか絵本に出てくるような可愛らしさですよね。

カサには触れないように、軸の根元を持ってひねったあと引っ張って収穫します。思ったよりもしっかり生えているので、引っ張るのに力が必要。あれ、なかなか取れなーい。そう言っていたとき、ポロッ!

肉厚でおいしそうなしいたけをゲット! 息子の弾けるスマイルが飛び出します。

低い位置に生えているしいたけは、背の低い息子でもラクに採れるから収穫が楽しそう。

そんなか2つ目のしいたけをゲット!

「ママ見て!」と嬉しそうに見せてくれます。肉厚プリプッリのしいたけは、しいたけステーキにもってこいかも。

200gと言われてもピンとこないので、用意された量りでときどき重さを量ってみます。

もうこれで終わりかな?と思って量ってみると、意外にもまだ規定量未満。しいたけ200gは、思っていたよりも量があることが分かりました。その後、家族みんなで手分けして残りの分を収穫し、しいたけ狩りを終えました。

収穫した家族3人分のしいたけがこちら!

大ぶりのしいたけもたくさん採れて、大満足の収穫体験となりました。

収穫したしいたけは、もちろん天ぷらにしていただきました。

噛むたびにしいたけの旨味がジュワ~と溢れ出し、まるで上質なお肉を味わっているような感覚。口の中が幸せで満たされます。

この幸せをぜひ皆さんにも一度味わってほしいと思います!

初心者でも簡単に釣れちゃう!? 釣り堀でのマス釣り体験はいかが?

しいたけ狩りの後、息子が「釣りもやってみたい!」と言うので、マス釣りにも申し込むことにしました。
我が家はこれまでに2回ほど釣りをしたことがあるレベルで、ほぼ初心者。1匹も釣れないかもしれないけれど、ま、いっかーという軽い気持ちで参加しました。

マス釣りの料金は、1匹700円。釣り竿の使用料やエサ代、釣った魚の下処理代が含まれます。我が家は家族1人ずつが食べられるように、3匹分を申し込みました。

釣り堀までは、山道を少し歩いて登ります。

屋根つきの釣り堀は直射日光もしのげるし、雨天でも楽しめそうなのがいいですね。

釣り堀は想像していたよりも狭かったけれど……

たくさんマスが泳いでいるし、狭いがゆえに成功率も高まりそうです。

パパにエサをつけてもらい、釣り糸を水の中にそっと垂らす息子。

釣れるまでしばらく待つんだろうなぁ……と思ったそのとき、いきなり手応えが! どうやらマスがエサに食いついたようです。

あまりの急展開に少々焦り気味の息子でしたが、反射的に竿を力いっぱい引き上げたところ、立派なマスを釣ることができました。お~、お見事! 

その後もエサをつけた釣り糸を垂らすと、あっというま間にヒット。2匹目、3匹目を立て続けに釣りあげ、まさに“入れ食い状態”でした。

以前にもっと大きくて本格的な釣り堀に行ったことがあるのですが、なかなかアタリが来ないので、途中で飽きてしまった息子。
こちらはどんどん釣れるから、子どもが飽きないのがいいですね。しかも大人の手をほぼ借りずに釣れたことが、息子の大きな自信につながったよう。
「僕、釣りはそんな得意じゃないけど、今日は1人で釣ることができてとても楽しかった!」と嬉しそうにつぶやいていました。

下処理して串に刺してもらったマスは、バーベキューハウスに持っていくと、炭火で焼いて食べることができます。

軽く水洗いして、用意された塩を振ったら……

両面をじっくり焼き上げます。
片面を7分焼いたら、裏に返して3分焼くのがマスの焼き方だったよな……と思い出しながらも、時間を計るのは面倒なので、ざっくりそんな感じで焼いてみました。

焼き立てアツアツのマスを豪快にパクリ!

「旨い!」を連呼しながら、皮も残さずペロリとたいらげた息子。
さっきまで泳いでいた新鮮なマスだからおいしいということもありますが、そば打ちと同じように、自分で釣った魚だからまたおいしさが2倍増しに感じられるのでしょうね。

ちなみに【小松沢レジャー農園】では、マスのつかみ取り(4月下旬~10月上旬)もできます。
マスのつかみ取りは、歩いて4分ほどのところにある川で実施。川遊びもできるそうなので、夏真っ盛りに来てそちらにもチャレンジしてみたいです。

まとめ

「もぎたてのフルーツが食べたい!」「そば打ちを体験してみたい!」「釣りもやってみたいな」……。
子どもの「やってみたい」を大切にしたいけれど、あちこち連れて行くのは難しいですよね。でもいろんな体験がぎっしり詰まった【小松沢レジャー農園】なら、たった一か所で実現できるのが魅力。親子で1日たっぷり田舎体験が満喫できます。

冬~春はいちご、夏~秋はぶどうやさつまいも、通年でしいたけが収穫でき、どの季節に来ても楽しめるのが魅力。ぜひお子さんと一度訪れてみてください。

(文・撮影:あゆーや/アソンデミエータ

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