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2023年11月13日 10:03 更新

職業体験が次々かなう“夢の街”は幕張新都心にあった! 子どもたちに超人気の【カンドゥー】に初めて行ってみた

パイロット、モデル、アナウンサー……子どもが憧れる職業を遊びながら学べる体験型テーマパークといえば、今やすっかり定番人気スポット。一度は連れて行ってあげたいですよね。ということで、【カンドゥー】に8歳息子と初めて行ってきました。ものぐさな我が家は攻略法もほぼ調べせずに行ってみましたが、果たして楽しめるのでしょうか!?

仕事体験テーマパーク【カンドゥー】とは?

【カンドゥー】は、メキシコで生まれた子ども向け仕事体験テーマパーク。2013年に千葉県の「イオンモール幕張新都心」内にオープンして以来、絶大な人気を集めています。

パーク内のスペースは、約2,500㎡。パーク中央がレストランになっていて、その周りをぐるりと囲むように“ベニュー”と呼ばれるお部屋が並び、約40種類のお仕事を体験できます。モデルやパイロット、歯科医や科学者といったお仕事のほか、ユーチューバーや助産師など、【カンドゥー】ならではのユニークな職業も。

仕事体験は、3~15歳(中学生)が対象。お仕事をすると、お給料として疑似通貨の「カッチン」がもらえ、お金の流れや社会のしくみなども学ぶことができます。

コンセプトは、「親子3世代で楽しめる」こと。予約に空きがあれば、大人もいっしょにお仕事に参加できます。
入場者全員に用意されたレストラン席は、食事に関わらず利用できるので、大人は席でくつろぎながら子どもたちの体験を見守ることができるのが魅力。いつでも座れるので、おじいちゃんやおばあちゃんも過ごしやすいですね。

カンドゥー 基本DATA

■所在地:千葉県千葉市美浜区豊砂1-5 イオンモール幕張新都心 ファミリーモール3F※
※ファミリーモールは、2023年11月23日より棟名称が「エキマエ」に変更になります
■TEL:0570-085-117
■営業時間
第1部/10:00~14:30
第2部/15:30~20:00
※午前と午後での総入れ替え制。
※第2部の運営は土日祝日などが対象。第2部の営業有無は公式HPの「チケットカレンダー」参照
■定休日:年中無休 
※メンテナンスなどのお休みあり(詳しくは公式HP参照)
■料⾦
[子ども(3~15歳)]
◎ハイシーズン(土日祝日、春・夏・冬休みおよびカンドゥーの定める日)
3,960円(500円金券1枚付き)
◎ローシーズン(平日)
3,250円(500円金券1枚付き)
◎スーパーハイシーズン(GW、お盆、正月など、カンドゥーの定める日)
4,500円(500円金券1枚付き)
◎ミドルシーズン(振替休日、県民の日など、カンドゥーの定める日)
3,800円(500円金券1枚付き)
[大人(16歳以上)]
◎ハイシーズン・ローシーズン・ミドルシーズン共通
2,000円(500円金券1枚付き)
◎スーパーハイシーズン
2,500円(500円金券1枚付き)
[シニア(55歳以上)]
◎全シーズン共通
1,000円(500円金券1枚付き)
※3歳未満のお子さまは入場無料。
■アクセス
[電車・バスの場合]
JR京葉線「幕張豊砂駅」よりすぐ
JR総武線・京成線「幕張本郷駅」、JR京葉線「海浜幕張駅」「新習志野駅」より路線バス利用
[車の場合]
東関東自動車道「湾岸習志野IC」より南東へ約1㎞、「湾岸千葉IC」より南西へ約1.5㎞
■駐⾞場:イオンモール幕張新都心専用駐車場あり(平日は6時間まで無料、土日祝は4時間まで無料。土日祝のみ、カンドゥー入場で+4時間無料が適用。カンドゥーエントランスカウンターのみのご案内。ご入場の際にお知らせください)
■トイレ:あり
■⾷事:パーク内にレストランあり
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※変更がある場合がありますので、詳しくはHP等でご確認ください。
【公式HP】▶カンドゥー

いざ【カンドゥー】デビューの日! 入場までの流れはこちら

我が家が訪れたのは、日曜の第1部。第2部だと小2の息子が帰りまでもたなさそうなので、早起きはちょっとツラいけれど、第1部に参加することに決めました。

【カンドゥー】は、イオンモール幕張新都心のファミリーモール3階に入っています。

一つの街のように巨大なイオンモール。事前に「ファミリーモール」の場所を確認しておきましょう!

移動距離を少しでも少なくするため、我が家はファミリーモール3階の立体駐車場に車を停めました。

第1部に参加する人が指定された集合時刻に行く場合、イオンモールはまだ開店前です。9時~10時に開いている入口は2つのみなので、事前に公式HPで確認しておきましょう。

HPに書かれていたように、立体駐車場3階の専門店西入口から入り、左に進むと、すぐ目の前に【カンドゥー】がありました。 

集合時刻より30分ほど早く着いたのですが、エントランス前にはすでに長蛇の列。

さすが超人気スポットですね。「わーい! やっと念願の【カンドゥー】に来られた!!」と胸がいっぱいになります。

入場ゲートのすぐ向こうには、ドーンと鎮座する飛行機。

これはクオリティ高すぎ! かなり本格的なお仕事が期待できそうです。

来てみて分かったことなのですが、入場者はグループごとに集合時刻が異なり、その集合時刻順に入場するシステムになっていました。第1部のいちばん早いグループが9時15分集合、そのあと20分・30分・40分集合と続きます。グループごとに並ぶ列が異なるので、並び間違いに注意してくださいね。

入場時刻になるとアナウンスがあり、グループごとに順次受付に進みます。受付ではWEBチケットがすぐに提示できるように準備しておきましょう。

受付を済ませると、以下の一式が渡されます。

持ち歩くカード類がいっぱい。一式入れられるケースを持っていくと、管理しやすくて便利!

入退場時や仕事体験予約などに使用する「カンドゥーQRカード」、仕事体験に必要な「仕事体験スタンプカード」のほか、「パークマップ」や「お仕事の予約方法」などです。

そして、いよいよパーク内に入場です!

大きな鍵穴の先には何が? 【カンドゥー】の世界観を楽しもう

入場ゲートを通過すると、一気に【カンドゥー】の世界観に惹きこまれます。

物語の舞台は1880年、「産業革命」の絶頂期。ひとりの若き天才発明家がいました。その名は、サガモンド。

彼はパラレルワールドに向かうマシンを発明し、辿り着いた世界で子どもたちといっしょに、“子どもたちが望む街”を作りあげました。それが【カンドゥー】なのです。

※詳しいストーリーは公式HPに掲載されているので、事前に読んでいくと、より世界観に浸れて楽しめます。

その街へ通じる入り口が、大きな鍵穴の形をしたトンネル。

この先には、いったいどんな世界が待っているんだろう? ドキドキしながら、親子でトンネルを潜り抜けます。

と、そこはもう別世界!

ポップなのにどこか懐かしいレストラン「アメリカン・ダイナー」

モコモコとした白い雲が浮かんだ空の下には、海外風のオシャレな建物がズラリと並び、まるで絵本の中に迷い込んだみたい。ただ眺めているだけもワクワクしてきます!

レストランは、50年代のアメリカ気分が味わえる「アメリカン・ダイナー」や、近未来をイメージした「コズミック・ゾーン」をはじめ、コンセプトごとに演出された6つのエリアに分かれ、どこもそれぞれに魅力的。
レストラン席からは、お仕事を体験するお部屋の中がバッチリ見えそうです。

レストランはまだ空席がたくさんありそうだったので、席の確保はパパと息子に任せて、私は仕事体験の予約へと向かいました。

気になるお仕事の予約方法とは?

お仕事の予約は、鍵穴のトンネルを抜けてすぐ右側に設置された仕事体験予約機で行います。
【カンドゥー】では、大人のみでも体験の予約ができるのがいいところ。入場時にもらった子ども用のQRカードが必要なので、忘れずに持っていきましょう。

「ポケモンセンタースタッフ」「モデル」「アイスクリームメーカー」は、同エリアに設置された専用予約機のみの予約受付となるので注意しましょう

予約機は複数設置されているので、すぐに利用することができました。ここで相当並ぶことを覚悟していたので、拍子抜けしてしまいます。エントランスは長蛇の列だったのに、みんなどこに行ったのでしょうか……!?

まずは、息子の第1希望の「レーシングドライバー/メカニック」を予約してみます。

予約方法も簡単! 画面から体験したいお仕事をタッチし、続いて画面から好きな時間をタッチします。予約確認画面が表示されたら時間を確認して、子ども用QRカードをかざせばOKです。機械オンチの私でも、サクッと予約することができました。
予約が取れるとお仕事予約票が発券されるので、集合時刻まで大切に持っておきましょう。

一度お仕事を予約すると25分空けなければ、次の予約はできません。次の予約可能時間は、予約票に記載されるので、しっかりチェックしておいてくださいね。

さてここで、ほぼ下調べしてこなかった我が家に思わぬ問題が発生しました。予約が取れた仕事体験の開始は10時30分で、その時刻までまだ40分もある。そう、この待ち時間を「どう過ごせばいいのか!?」問題です。

やっぱり少しは調べてくるべきだった……と焦っていたときに、予約機すぐそばのJAFロードサービス隊員のお部屋から「10時から体験できま~す」という神の声のようなアナウンスが聞こえてきました。
急いでお部屋の前まで行ってみると、タッチの差で定員になってしまったとのこと。ざ、残念~!
でもJAFのお兄さんが内線を使って、10時開始で定員に空きのあるお仕事を調べてくれました。そして科学者のお仕事に空きがあることが分かり、その場で「今から1人向かいます~」と連絡まで入れてくれたんです。まさに神対応~!!! 

ということで急遽、科学者のお部屋に向かうことになりました。

攻略法なしでも楽しめる? いよいよ仕事体験をスタート!

さて、飛び入りで参加することになった科学者のお仕事。その内容は、チャーリー西村博士の研究のお手伝いです。身近なものを使って、ワクワク、ドキドキの実験をするのだとか。

実験のマストアイテムでもある白衣を纏い……

科学者になりきったところで、さっそくお仕事がスタート!

大人はお部屋の外から、体験の様子を見守ります。お部屋に壁がないので、子どもの体験の様子がバッチリわかるし、お部屋の外からなら写真も自由に撮れるのが嬉しいです。

お、どうやら実験が始まったようです。黒の水性ペンでろ紙に丸を描き……

そこにスポイトで水をたらします。

すると水に溶けるインクが成分ごとに分離されます。この分離方法を「ペーパークロマトグラフィ」と言うのだそう。黒は1色できているように見えますが、じつはいろんな色が混ざっていることが分かるという実験です。おもしろ~い!

続いて、緑・青・オレンジの3色でも実験。

息子の持ち帰ったろ紙。左が3色のペン、右が黒のペンを使った実験

こちらも、複雑な色の組み合わせでできていることが分かりますよね。この実験はコーヒーのペーパーフィルターでもできるそうなので、ぜひ自宅でも挑戦してみたいと思います! これを機に、身近な科学に目を向けてくれたらいいなぁ(笑)

科学者のお仕事は10時28分ごろに終了。お仕事のほとんどは30分単位なのですが、このようにすぐさま次のお仕事に回れるように、ちょっと早めに終わるようになっています。無駄な待ち時間を作らずに、効率的に回れるのがいいですよね。

体験が終わると、【カンドゥー】の専用通貨であるカッチンがお給料として支給されました。

息子も初めてのお給料に大喜び! 「また働いたらお金がもらえるの?」と、お仕事へのモチベーションが一気に上がったようでした(笑)

続いて息つく暇もなく、予約していたレーシングドライバー/メカニックの仕事体験へ。

サーキットをカッコよく走る「レーシングドライバー」や、車をベストコンディションに調整する「メカニック」のお仕事を体験します。

ガッツポーズが出るほど、息子の意欲も満々!

クールな制服&キャップを身に付けたら、もうノリノリです(笑)

なんと息子も大好きなゲーム「グランツーリスモ」を使った運転体験だとか。

さらにテンションが上がる息子。

もはや「仕事」というより「遊び」のようですが、説明を聞く子どもたちの目は真剣です。

可愛いですよね~

お仕事は、2人1組で行います。ドライバーがサーキットを2周したらピットに入り、メカニックがタイヤを交換します。

息子は、先にメカニックを担当。座席の後方からレースの行方を見守ります。レースはどうやら順調のよう。

ドライバーがピットインし、いざタイヤ交換の瞬間!

よいしょ、よいしょ……。ぎこちない手つきですが、なんとかうまくこなせているようです。

続いて、息子はドライバーを担当。

自宅のゲームで慣れ親しんだコースだから、走りの安定感はバッチリ。ぶつけることなくコースを完走し、あっという間にお仕事は終了しました。

カーレースというと花形のドライバーだけが注目されがちですが、勝利するためにはメカニックの役割も重要。チーム一丸となって、レースに挑んでいることが学べる体験でした。

お仕事が終了すると、お給料とともにライセンスがもらえます。

日付け入りなので、来場のよい記念になりますね!

その後15分ほど休憩を取ったあと、次に予約を入れていた「モノレール運転士」の仕事体験へ。こちらでは、シミュレーターを使った運転体験ができます。

ぶら下がり式モノレールとしては「世界一の長さ」を誇る千葉都市モノレールの路線を動画撮影し、周辺の風景を取り込んだ臨場感あふれるシミュレーターになっているのだとか。リアリティ追求派の息子も満足しそうです。

キリっとした制服と制帽を着用し……

憧れのモノレール運転士に変身します!

運転席に座って操作方法の説明を受けたら、いよいよ出発進行~!

これまでいろんな鉄道系シミュレーターを体験してきた息子ですが、ぶら下がり式モノレールは今回が初挑戦。

その景色がとても新鮮だったようで、画面を食い入るように眺めていました。

息子の話によると、レバーを操作しながら減速して停車駅の正しい位置に車両を停めたり、ボタンを押してドアの開閉をしたりするのが面白かったそうです。小さなお子さまも参加していましたが、スタッフがしっかりサポートしてくれるので、バッチリ楽しめているようでしたよ。

体験が終わると、お給料とともに運転免許証がもらえます。次回体験時にこの免許証を提示すれば、続きから運転ができるのだとか。これはもうリピ確定ですよね。

次は第3希望の「銀だこ職人」のお仕事を予約するはずでしたが、予約機に行ってみたところ、すでに受付終了。ガーーーン! 

そもそもこんなに待ち時間もなくサクサク体験できるとは思っていなかったので、第3希望までしか決めてこなかった我が家。次の体験どうしよう?と悩んでいたときに、パパが提案したのがラジオパーソナリティーのお仕事です。

本格的なラジオブースに入り、生放送に挑戦。子どもたちの声が、【カンドゥー】の街に流れます。

さっそく制服を身に着けたのですが……

あまり気分が乗らない様子の息子。大丈夫なのしから!?と心配になりながら、ブースに入っていく姿を見送りました。

参加する6人の一人一人に台本が用意されていて、それを順番に読み上げていく形で番組は進行します。

台本は、お子さまの年齢に合わせて用意されています

パーソナリティーの必需品「ヘッドセット」をつけたら……

まずはリハーサルから!

マイクのオン/オフを切り替える「カフ」を操作して、自分のセリフを読み上げます

ちょっと緊張気味ではありますが、自分のセリフはきちんと言えている息子。ブース内のやりとりがマイクを通してバッチリ聞こえるので、子どもたちがどんな体験をしているのか、手に取るように分かるのが楽しいです。
息子よりも小さな子どもたちはつたない喋り方なのですが、それがまたキュンキュンします。

パーソナリティーのお仕事の楽しさに気づいたのか、気づけば息子の目はキラキラ。

まさかの展開です。今日いちばんイキイキと働いているではありませんか!?

リハーサルが終わると、いよいよ本番。

いつになく真剣な眼差しでのぞみます。ちょっと詰まったところもありましたが、すべてのセリフを言うことができました! 

最後は外に向かって手を振ってくれるのですが……

体験前からは想像もつかなかった、この満面の笑みをご覧ください(笑)

ラジオブースから出てきた息子に「楽しかった?」と聞くと「うん!」と即答。それを聞いて「やっぱりな~。ラジオのパーソナリティーがいちばん本格的だもんなぁ」とパパ。子どもがやりたいお仕事だけでなく、「本格的」をキーワードにお仕事を選んでみるのも良いかもしれませんね。

体験の記念に、本番で流れた音声を録音したCDがプレゼントされるのも嬉しいところ。

可愛らしい子どもたちの声は、何度聞き返しても飽きません。

来場してから15分ほど休憩はとったものの、ここまでほぼ働きづめの息子。このあとお昼休憩がゆったり取れるように、次のお仕事は少し遅めの時間に予約しました。必ずしも早い時間ではなく、自分たちの好きな時間で予約が入られるのも【カンドゥー】のいいところです。

レストランでの注文は、レジに並ばずアプリを使ってラクラク

パーク内にレストランのある【カンドゥー】では、ペットボトルの飲料を含め、飲食物の持ち込みは原則禁止です。ご注意くださいね。ただし、水筒やアレルギー除去食は持ち込み可能です。
小さなお子さま向けには、インフォメーションにてミルクや離乳食の試供品を無料で配布しているので、そちらを利用しましょう。

レストランでは、軽食からガッツリ系ごはんのほか、スイーツ、ソフトドリンク、アルコールまで、充実したメニューが用意されています。家族の好みやお腹の好き具合に合わせて選べるのが嬉しいですよね。

食事の注文は、自分の座席に座ったまま手持ちのスマホからできるので便利です。座席のメニューに表示された2次元バーコードを読み取り、LINEのオーダー画面から食べたいものをオーダー。料理が出来上がると通知が届くので、それを待つだけです。
通知が来たら、パーク中央にある受取口に取りに行きます。子どもを連れて(あるいは席に残して)レジに並ばなくてもいいので、とってもありがたいですよね!

我が家がランチを注文したのは、ドンピシャのお昼時。しかも日曜日です。相当待つんだろうな……と思っていたら、10分ほどででき上がりました。 

息子が注文したのは、「チキンカツバーガー ポテト付き(1,100円)」。

ボリューム満点のチキンカツに、揚げたてポテトがたっぷり添えられていて、食べ応えもバッチリです。

私は、「大人エビカレー(900円)」を注文。

衣のサクサク感とプリっとしたエビの食感が絶妙! ポップコーンシュリンプが6尾ものったカレーは、スパイシーで奥深い大人の味わいでした。

パパが注文したのは、「警察のカツ丼(1,200円)」。

「警察の取り調べといえばカツ丼」ということで名付けられたメニュー名が、とってもユニークですよね。それにしても、ボリュームすごすぎ!

普段のお出かけ先でのランチでは、レジ待ちや空席待ち、料理待ちなどと何かと待ち時間が多いので、息子が「ねぇ、まだ?」とイライラすることが多いのですが、こちらではそれらの待ち時間がほぼないのでストレスフリーでした。

ランチを食べ終わって予約機のところに行ってみると、第1部のお仕事の受付はすべて終了。「12時を過ぎるとほぼ予約が埋まる」という記事をどこかで見かけたのですが、本当のようでした。

再び、仕事体験へ! 果たして、あといくつ体験できる!?

スタミナいっぱいのランチで、家族3人フル充電が完了! パワーがムクムクと沸いてきたところで、仕事体験を再開します。
もう新たにお仕事の予約はできないので、我が家が午後から体験できるのは、すでに予約を取っていた2つのお仕事のみとなりそうです。

まずは、JAFロードサービス隊員のお部屋に向かいます。そう、朝お世話になったJAFのお兄さんがいるところです。

ロードサービスは、車のトラブルで困っている人を助けるというお仕事です。

昼間を問わず道路上で目立つ蛍光色のオレンジを採用したこの制服は、本物そっくりですね。

こちらがJAFロードサービスのカンドゥー基地。

すっかりJAFロードサービス隊員になりきり、利用者から救助要請を待つ息子。

いざ車のトラブルに見舞われた利用者からの救助要請が!

小さなJAF隊員たちは基地を飛び出し、【カンドゥー】の街を抜けて現場へと駆けつけます。この街へ飛び出す設定、なんだかワクワクしますよね。

現場に到着したらレッカー車に乗り込み……

動かなくなった車をけん引します。おーーー、これは車好き男子にはたまりませんね!

ときどき後方を確認して、けん引する車両の状態もチェック。

困っている人を助けるロードサービス隊員は、本物のヒーローですよね!

作業が終わると基地へ戻ります。

「よし、やり遂げたぞ~!」という声が聞こえてきそうな隊員たちの軽やかな足取りが、なんとも微笑ましいですよね。

お仕事が完了すると、お給料とともに「JAF子ども隊員証」がもらえます。

こうした認定証があちこちでもらえることも、子どもたちの大きな達成感につながっているのかもしれませんね。

続く2つ目のお仕事は、朝すでに体験済みの「レーシングドライバー/メカニック」。息子の希望で再チャレンジです。

仕事の流れが頭に入っているので、手慣れた様子で仕事をこなす息子。いちばん憧れの車のお仕事に、2度もチャレンジできてご満悦の様子です。
親としては正直なところ新しいお仕事を体験してほしかったのですが、子どもの気持ちを最優先にしてみました(笑)。

と、ここで第1部の終了時刻まで、まだ1時間ほど残っていることが判明。もう新たにお仕事の予約はできないし、どうしよう……?とパークマップを眺めていたときに、ピッツェリアのピザ作り体験は予約不要だということを知りました。

ピザ作り体験には、500円の金券が2枚必要です。息子に確認したら「やってみたい!」と言うので、受付に行って金券を購入して申し込みました。

ピザ作りキットを受け取ったら、レストランの席でピザ作りを開始。まずは、麺棒で生地を伸ばす作業から。

ハート型や星型など、好きな形で作ってOK

生地の下に敷かれた紙には丸が描いてあり、どのぐらいの大きさまで伸ばせばいいのか一目瞭然です。

続いてスプーンでソースをすくったら

伸ばし終わった生地の上に伸ばしていきます。生地のはしっこまで、まんべんなく塗るのがポイント。

次はカット済みの具材を楽しくトッピング!

具材は子どもたちが大好きなベーコンやツナ

包丁を使わないので、小さなお子さまでも挑戦しやすそうです。

トッピングが終わったら、あとはピッツェリアに持っていって焼いてもらうだけ。

3~5分ほどで焼き上がるそうです。

ジャ、ジャーーーン! 焼き上がったピザがこちら。

一口食べてみると、とろーりチーズが極うま! ランチをしっかり食べたあとだったので、そんなに食べられないかも……と思っていたのですが、Sサイズ程度の大きさで、家族3人でペロリと平らげてしまいました。

息子の仕事体験は、このピザ作り体験にて終了。攻略法なしで挑んだ我が家でしたが、全部で6つのお仕事(うち1つは2回)が体験できて大満足でした!

締めくくりは、稼いだ「カッチン」で楽しくお買い物

仕事体験でカッチンが貯まったら、パーク内でのお買い物に使ったり、ワークショップを体験したり、銀行で貯金をしたりすることもできます。

息子が今回稼いだお給料は、10万6千カッチン。

なんだかすごいお金持ちになった気分になりますよね。桁の大きさは理解できているようで、何度も数え直してはニヤニヤする息子(笑)。

「これでお土産を買ってみる?」と息子に聞いたところ「買ってみる~!」とノリノリだったので、カッチンでお買い物ができるショップへ向かってみました。

カッチンショップには、子どもたちが喜びそうな文房具やお菓子がズラリ。息子の稼いだ金額で買えそうなものを探します。

息子が真っ先に手にしたのが、こちらの「おもしろブロック消しゴム」。

その名のとおり、ブロックのように組み立てて遊べる消しゴムです。種類もたくさんあるから、男女ともに人気の様子でした。

色が変わってふわふわと膨らむお菓子、「ねるねるねるね」も発見。

甘いものが大好きなお子さんにはぴったりですよね。

さらにセコムの車がついたメモクリップを見つけ、息子の目がキラリ。

これがいいかも~と思ったのですが、息子の手持ちのカッチンでは手が出ませんでした。現実はそう甘くないことを悟った瞬間!?(笑)。

そのほか、こんな楽しそうなおもちゃもいっぱい!

金額を見てビックリしましたが、こちらは何回か【カンドゥー】に通って貯金があるお子さん向けということですね。なるほど~!!

ほかの商品もあれこれ吟味した結果……

最初に手にした「おもしろブロック消しゴム」(3万カッチン)を3個購入することに決定しました。
自らレジに並び、ウキウキしながら購入する息子。自分で稼いだお金を「自分の好きなことに使う」というこの経験は、将来働く意欲にもつながりそうですね。

我が家は余ったカッチンを持ち帰ってしまいましたが、パーク内にあるカッチン専用の銀行に預けるのがおすすめです。貯金すると利子がつくそうですよ!

まとめ

実際に【カンドゥー】に行ってみて驚いたのは、攻略法なしで回ったにも関わらず、目まぐるしいほどに次々とお仕事を体験できること。ほとんどのお仕事が30分刻みになっているから、初心者でもスケジュールが組みやすいのです。
息子も次々といろんな職業人に変身できて、とても嬉しそうでした。まさに子どもの願いが魔法のように次々かなう「夢の街」ですよね。

テーマパークといえば、人混みや行列が当たり前。どっと疲れることを覚悟して訪れた【カンドゥー】でしたが、パーク内は思いのほか人がまばらなのでゆったりと過ごすことができました。
うまく人が分散するように考えられているのでしょうね。素晴らしいです!

何より魅力的だったのは、目玉でもあるレストラン席。疲れたら気軽に座れるので、付き添う親の疲労感が全然違います!
かさばる荷物は置いて貴重品だけ持って身軽で回れるし、家族の集合場所としても大活躍です。

今回体験できなかった「銀だこ職人」のほか、息子が体験したいお仕事が今回新たにたくさん見つかったので、ぜひまた近いうちに遊びに行ってみたいと思います!

(文・撮影:あゆーや/アソンデミエータ

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