マネー マネー
2023年10月23日 06:30 更新

勤務日のランチどうしてる? お弁当持参派と外食派が拮抗する結果に!お弁当を持っていく頻度が増えた人も多数

働く人にとって、お昼ごはんは楽しみのひとつです。おいしいお店でランチしたり、公園でお弁当を食べたり、リフレッシュしてエネルギーをチャージ! ところが不況の折、社会人のランチ事情にも変化が起こっているようです。今回は、勤務日のお昼ごはんについてアンケートをまとめました。

ランチ代(勤務日の1日あたり)は平均いくらですか?

ランチ代(勤務日の1日あたり)は平均いくらですか?

「勤務日のランチ代は平均いくら?」と聞いてみたところ、ほとんどの人が1,000円未満に収めていることがわかりました。500円から100円刻みで選択肢を用意しましたが、それぞれあまり差が出ていません。あくまで平均値ですので、500円以内ですませる日もあれば、980円のランチを食べる日もある、ということになります。

しかし、勤務日を5日とした場合、平均500円の人が週にかけているランチ代は2,500円、平均800円の人のランチ代は4,000円になります。平均値の差はあまり大きく感じませんが、チリも積もれば……ですね。

物価の上昇にともない、食料品の価格も上がっています。そのため、ランチの価格も徐々に値上がり傾向にあるようです。また、コンビニで安く済まそうと思っても、飲み物、おにぎり、サラダ、デザートなど、こまごまと購入するとかえってお店の定食より高くつくこともあります。

お昼代のやりくりは頭の痛い問題ですね。

勤務日のランチの内容で一番多いものはなんですか?

勤務日のランチの内容で一番多いものはなんですか?

次の質問はランチの内容についてです。なんと、お弁当持参派と外食派が約30%ずつで並ぶ結果に。意外にお弁当持参の割合が多くなっています。

購入したお弁当やお惣菜を家庭で食べることを中食(なかしょく)と言いますが、職場ランチに当てはめてみると、お店に入らず購入した弁当を食べる場合が中食と言えますね。また、自宅勤務で自炊することは、外食に対して内食(ないしょく・うちしょく)にあたります。手作り弁当も自炊という点で今回は内食に含めて考えましょう。

そうすると勤務日のランチは、外食約30%、中食約25%、内食約34%ということになりますね。社員食堂は外食なのか中食なのかすこし悩むところですが、福利厚生の一環として価格的がリーズナブルな食堂が多いので、中食に含めてもいいかもしれません。みなさんはどこに当てはまりそうですか?

あなたが職場に手作りの弁当を持参する頻度を教えてください。

あなたが職場に手作りの弁当を持参する頻度を教えてください。

手作り弁当を持参する頻度について聞いたところ、まったく持参しない人は約25%でした。その他の人をのぞいて、約74%の人は「弁当を持参する日がある」と答えました。もちろん持参する回数はひとそれぞれです。

外回りの多い営業職など、職種によってはお弁当を持参できない人もいるでしょう。反対に、お昼休みの時間が不規則のためお店のランチ営業中に食べられない人などは、お弁当を持っていく回数が多くなるでしょう。

週2~3回の人が約26%ともっとも多い割合となっています。

去年と比べて、職場に手作りのお弁当を持参する頻度に変化はありましたか?

去年と比べて、職場に手作りのお弁当を持参する日数に変化はありましたか?
職場にお弁当を持参する頻度が増えたと回答した人を対象

職場にお弁当を持参する頻度が増えたかどうかという質問に対しては、お弁当持参派のほぼ全員が「増えた」と回答しました。週2~3日増えた人が約47%、週4~5日も増えた人が約10%もいるとはビックリです。

なかには、これまでお弁当を持参する習慣がなかった人もいるのではないでしょうか。お弁当を週1回持って行っていた人が週2回に増やすのは比較的やりやすいですが、0から1にするのはなかなか決心が必要だったことでしょう。

毎日のお弁当づくりは、冷凍食品や作り置きのおかずをうまく活用していき、なるべく負担を減らすのがいいですね。

職場に手作りのお弁当を持参する日数が増えた理由を教えてください。

職場に手作りのお弁当を持参する日数が増えた理由を教えてください。
職場にお弁当を持参する頻度が増えたと回答した人を対象
複数回答

お弁当持参の日が増えた理由は「物価が上がったから」が約86%、次いで「家庭環境が変化したから」が約19%、「健康のため」が約14%でした。

やはり物価が上がり、食料品や外食の価格が上がってきていることが大きな要因のようです。家計のなかでも切り詰めやすい食費を節約しようということなのでしょう。

確かに、毎日ランチに1,000円を使う夫婦が毎日お弁当にした場合、月の節約金額はかなりのものになります。子どものお弁当を作るついでだと思えば苦になりにくいですね。

お弁当にすればランチ代も節約でき、栄養バランスを考えた食事が増え、結果的に医療費も削減できるかもしれません。

手作り弁当を持参する理由

●節約のため。コンビニやパンなどに飽きるため。(女性/38歳/金融・証券/事務系専門職)

●スーパーやコンビニのお弁当は割高なため、昼食代をできる限り抑えたく自作のお弁当を用意している。(男性/30歳/自動車関連/営業職)

●前日の夕食時に余ったおかずを無駄にしたくなので、翌日のお弁当として職場に持参します。(女性/36歳/金融・証券/事務系専門職)

●食べたいものを食べれるから。(女性/歳/医療・福祉/専門職)

●外に行くと常時お昼にお腹いっぱいになるまで食べてしまうので、節約を兼ねて持参。(男性/39歳/機械・精密機器/技術職)

●会社には手作り用のための保管庫やレンジがある。会社の近くにコンビニや店舗があるが、出勤前の朝のコンビニも商品が品薄になる時間帯で、昼食時も混んでいるため手作りのほうがすぐに食べることができるから。(女性/40歳/機械・精密機器/事務系専門職)

お弁当持参派に理由を聞くと、やはり「節約のため」という回答が目立ちましたが、理由はそればかりでもないようです。なかには「妻が持たせてくれるので」という受け身の人もいましたが、多くの人はプラス思考で積極的にお弁当を活用しています。確かに、毎日コンビニのごはんでは飽きてしまいますし、自分の席で食べられるお弁当は手軽で時短になります。

親子で同じおかずのお弁当は、家族のコミュニケーションにもひと役買ってくれるのではないでしょうか。

まとめ

社会人のランチ事情はなかなか厳しい状況にあるようです。でも、ときには職場を離れ、おいしいものを食べてリセットすることも大切。その分はお弁当を持参してカバーすればいいのです。

我慢のしすぎは体と心を壊すもと。がんばりすぎないで、物価高を乗り切りましょう。

健康のために、お弁当を持参する習慣が身につくのはよいことですから、物価高も悪いことばかりではない、と前向きに考えるのも大切かもしれません。

マイナビ子育て調べ
調査日時:2023年8月26日
調査人数:117人(22歳~40代までのパパ・ママ)

(マイナビ子育て編集部)

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-