幼児食の野菜レシピ!人気メニューで野菜嫌い克服!【管理栄養士監修】

幼児食の野菜レシピ!人気メニューで野菜嫌い克服!【管理栄養士監修】

離乳食のときはすりつぶしたりきざんでいた野菜も、幼児食に入って形や味がわかるようになると、野菜を食べなくなり苦手になっていく子供は多いようです。ほかのご家庭ではどんな工夫をして野菜嫌いを克服しているのでしょうか。人気メニューやレシピを見ていきましょう。


いろいろな野菜のある食卓で

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そもそも、食べ物の好き嫌いはなぜ起きるのでしょうか。

幼児期になると味の好みやこだわりが出てきますが、食べる経験がまだ少ない時期なので、はじめて見るものやその味に「慣れていない」だけのことも。または、うまく噛めない・飲み込めないという「食べにくさ」が原因であったりもします。

離乳食が始まってから、数多くの食べ物を口にするほど、新しい食材や味を受け入れる許容が大きくなるとも言われています。つまり、いろいろな食材にふれている子のほうが、偏った食生活をしている子供よりも好き嫌いがないという傾向にあるということです。

子供が食べなかったとしても、あきらめずに繰り返し出してみることが大切です。子供が好むものばかりではなく、いろいろな野菜のある食卓で新しい味や食感に出会い、それを家族と一緒に楽しむ環境の中で「食べる意欲」は育つようです。

幼児の野菜の摂取量目安

離乳完了期(1歳~1歳半)における1日の野菜摂取量目安は、120~150g(1回あたり40~50g)。3~5歳の幼児期においては240g(1回あたり80g)とされています。

平成30年国民健康・栄養調査によると、成人1日あたりの野菜摂取量の平均は281.4gで、成人の目標量である350gには足りていませんでした。特に子育て世代の20~40歳代の摂取量が少ないというのが現状で、大人だけでなく子供も野菜不足であることが考えられます。

幼児の野菜嫌いを放置すると…野菜不足のリスク

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前述のとおり、現代の日本人の食生活では大人・子供に関係なく慢性的に野菜が不足しているようです。野菜が不足するとビタミン、ミネラル、食物繊維が不足してきます。

ビタミン、ミネラルは、体の中でエネルギーをつくりだすときにも、体を構成するたんぱく質を合成するときにも欠かせないものなので、野菜が不足すると子供の成長に影響を及ぼします。

他にも、細菌やウイルスなどから体を守ることには、いくつかのビタミン、ミネラル、そして食物繊維が関与していることが知られているので、風邪などをひきやすかったり治りにくかったりするのは、野菜不足が関係しているかもしれません。

さらには、生活習慣病の原因となる「活性酸素」の発生を抑えることで知られているポリフェノールなど抗酸化作用のある物質が野菜には多く含まれているので、将来の健康維持のためにも野菜をしっかり食べる習慣はつけておきたいものです。

子供を野菜嫌いにしないためのポイント

はじめて食べる野菜や食べ慣れない野菜は少しずつ

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子供は、はじめての食べ物や食べ慣れないものを警戒して口にしないことがあるようです。そんなときは無理に食べさせようとせず、子供が自分から食べようとするのを待ちましょう。

はじめて食べる野菜や食べ慣れていない野菜は少なめに作り、子供が好んで食べるものと一緒に出すようにして、食べられた時にはしっかりと褒めてあげることが大切です。食べ慣れてから量を増やすようにしてあげるといいですね。

野菜を細かくきざんでハンバーグやおやき、餃子、お好み焼き、オムレツなど野菜が目立たないようにして食べさせる方法もありますが、野菜の大きさを少しずつ大きくしていき「野菜も食べられる」という自信につながるようにしてあげるといいでしょう。

「甘み」と「うま味」で食べやすく調理

子供は基本的に「甘み」と「うま味」を好むので、野菜のもつ「苦味」や「独特の風味」が苦手なことがあります。

かぼちゃ、にんじん、ブロッコリー、キャベツなど比較的苦味の少ない野菜は食べやすいようです。苦手な野菜でも、うま味のある出汁やスープ、牛乳で煮たり、きんぴら風の味付けにすると甘みが加わり食べやすくなります。ピーマンは色が悪くなるくらいやわらかくゆでると、苦味が和らぎ食べやすくなります。ごぼうやれんこんなどアクがあるものは、切った後に水にさらしてアク抜きをしてから肉と一緒にやわらかく調理すると、うま味も加わり食べやすくなります。

「噛む力」に合わせて食べやすく調理

幼児期は奥歯が生え揃う3歳ごろまでは「噛む力」が十分ではないので「食べにくさ」から口から出してしまうことがあります。

繊維の多い野菜は繊維を断ち切る方向に切る、ごぼうやれんこんなどかたい野菜もゆでる時間を長くする、などの工夫で食べやすいやわらかさになります。

ゆでても十分にやわらかくならないものは、小さく切って少しずつ大きくしていくなど、子供の噛む力の発達段階に合わせて調理してあげることがポイントです。

一緒に料理をつくる

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この手法を使っているご家庭も多いようです。料理に参加すると食事も楽しくなるようで、苦手な野菜が入っていても口にしてくれることも。お手伝いしてもらえる作業は限られますが、声かけをして一緒につくるようにするとよいでしょう。

また、”味見”をさせるのも有効だそうです。家族よりも先に食べられるという特別感が嬉しいのか、キッチンでの味見だと食べるというケースもよく聞かれますので、試してみてはいかがでしょうか。

大人がおいしそうに食べる

大人が「おいしい!」と少し大袈裟な表現をして食べると、子供も「食べてみようかな」「挑戦してみようかな」という気持ちになるかもしれませんね。子供の食べる意欲を引き出すために、親がおいしそうに食べる姿を見せることも効果が期待できそうです。

野菜をいっぱい食べられる!人気野菜レシピ

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幼児食の定番!野菜を入れたおやき

1. さつまいも(20g)、にんじん(20g)、ほうれん草(1株)は細かく切り、やわらかくなるまでレンジで加熱する

2. ボールにご飯(茶碗半分)、小麦粉(大さじ3)、片栗粉(大さじ1/2)、だし汁(50cc)、1の野菜を入れて混ぜる

3. フランパンに少量のサラダ油をひき、2を入れて焼く
※子供がつかみ食べしやすい大きさにするのがコツ

4. 両面しっかり焼いて完成
※お好みの野菜のほか、じゃこやチーズも入れるとカルシウムがアップします

とろみで食べやすい!野菜あんかけ焼きそば

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1. 豚肉(25g)、にんじん(15g)、白菜(40g)、もやし(25g)を細かく切る

2. フライパンに少量のサラダ油をひき、1を順に炒める

3. 具がすべてしんなりしてきたら、中華だし(少量)、オイスターソース(小さじ1/2)、しょうゆ(少々)、水(100cc)を入れて煮たたせる
※野菜を食べやすいやわらかさになるまで煮てもいいでしょう

4. よく混ぜながら水溶き片栗粉を加え、火を通す
※とろみをつける前に水分が蒸発して減っていたら水を足します

5. 別のフライパンで焼きそば(1/2袋)を2分ほど蒸し焼きにする

6. 焼きめがついたらお皿に盛り、4のあんをかける

副菜にもおすすめ!野菜スティック

1. きゅうり、にんじんなどの野菜を子供が食べやすい長さや太さのスティック状に切る

2. マヨネーズ(小さじ1)、すりごま(小さじ1/2)、しょうゆ(少量)、味噌(小さじ1/2)を練り合わせる

3. 1の野菜を2にディップして食べる
※野菜のシャリシャリ感を出すには、氷水にさすのがコツ

献立にもう1品!具だくさんの野菜スープ

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1. にんじん、玉ねぎ、キャベツ、じゃがいも、しめじなどの野菜を小さめに切る

2. 鍋に水(150cc)と1の野菜を入れて煮る

3. 具がやわらかくなったら、ソーセージ(1/2本)、顆粒コンソメ(少量)を入れてひと煮立ちさせる

4. 塩で味を調えてできあがり
※具だくさんにして多めに作れば野菜の甘みやうま味がよく出るので、顆粒コンソメを入れなくてもおいしく仕上がりますよ

だしのうま味で野菜をおいしくする!簡単・便利なレンチン和風だし

1. 深めの耐熱容器に水(1/3カップ)とこんぶ(2cm角)、かつお節(小分けパックの半分)を入れる

2. ラップをかけずに500Wの電子レンジで1分加熱する

3. 茶こしでこせば、和風だし1/4カップ(50ml)程ができ上がります
※お浸しや煮物、汁物など和食のベースに使って野菜をおいしく調理しましょう

まとめ

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苦手な野菜も食べやすいように、切り方や調理法、味付けなどの工夫をしていくとよいでしょう。幼児期にいろいろな野菜を口にすることは、その後の食生活や健康維持にも大切なことのようです。子供の「食べる意欲」が育つように「楽しく食べる」ことができる食卓づくりを心がけていきたいですね。

記事の監修
えいよう未来研究所
こどもえいよう管理プロジェクトメンバー 競 公与 先生
管理栄養士。病院栄養士を経て、フリーランスの管理栄養士として活動。プロジェクトでは保育園給食の365日献立と離乳食の進め方を確立。食物アレルギーや離乳食の進め方など、最新の学会情報を織り込んだ正しい知識を「分かりやすく、実行しやすく」伝えることを得意とする。現在は大阪府茨木市を拠点に地域の人々に寄り添った食育活動に邁進中。大阪府栄養士会所属。
https://www.eiyomirai.co.jp/hoikuen

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
※新型コロナウイルス感染症についての最新情報は、[内閣官房][厚生労働省]妊婦に関する情報[日本小児科学会]幼児に関する情報など公的機関等で発表されている情報をご確認ください。

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