食事のあいさつはいつから教える?赤ちゃん・子供の食事のしつけについて
食事のあいさつや合掌など、食事のしつけはいつから始めればよいのでしょう。気になっているママも多いかと思います。赤ちゃんや子供のうちから身につけさせたい食事のしつけポイントや、年齢別の進め方、成功しやすい教え方などをご紹介します。
赤ちゃんでも食事のしつけは重要?
育児をするなかで、食事に関するしつけを大切にしたいと思うママも多いのでかと思います。食事のしつけの重要性や赤ちゃんから始める理由について調べました。
食事のしつけの重要性
一緒に食事をする人が、食べ方が汚かったり口を開けて食べていると不快に思うときもありますよね。「食べ方を見れば育ちがわかる」という言葉があるように、食事の仕方がその人の評価に繋がる場合もあるかもしれません。
子供が大きくなったときに恥をかかないためにも、食事のしつけは大切なんですね。
赤ちゃんから始める理由
食事のマナーや食べ方などは、一度教えればできるわけではありません。繰り返し教え、続けていくことで身につくようです。赤ちゃんだから早いということはなく、経験を積み重ねていくのが大切なんですね。
いつから? と思わずに、離乳食を始めたときから食事のしつけを始めてみてはいかがでしょうか。
しっかり覚えさせたい!子供の食事のしつけポイント
食前・食後のあいさつ
食前の「いただきます」と食後の「ごちそうさま」のあいさつは、離乳食を始めたばかりの赤ちゃんからできるしつけの一つです。「いただきます」には食材への感謝と食事に携わってくれた全ての人への感謝の意味があり、「ごちそうさま」にも食事を用意してくれた人への感謝の意味が込められています。
命の大切さや食事のありがたさを知るためにも、食事のあいさつは赤ちゃんの時期から取り入れられるとよいでしょう。
いただきますをしたら立ち歩きは我慢!
1歳前後になり歩けるようになると、落ち着いて座っていられない場合もありますよね。立ち歩きをしながらの食事は集中できず、食べ物を詰まらせてしまう危険もあるようです。「いただきますをしたら座ろうね」と子供に繰り返し声をかけましょう。最初は座っている時間が短くても構いません。何度も伝えることで立ち歩きを我慢できるようになり、食事に集中しやすくなるようです。
食事中足をぶらぶらさせない
食事のときに使う椅子など、子供の足はついていますか? 足をぶらつかせながら食事をするのはあまりよくはありません。食事に集中しやすいよう、椅子の高さを調整したり、足置き場のついた椅子を用意しましょう。子供が食べやすいよう、環境を整えてあげることも大切です。
口を閉じて食べる
口を開け音をたてながら食べるのは、多くの人が不快に思う行為です。口を閉じて食べられるよう、子供のうちからしっかり教えていけるとよいでしょう。ママがお手本になって食べてる様子を見せてあげるのがよいかと思います。毎回開いてしまう場合、一口サイズが大きいのかもしれません。具材を小さくカットしたり、口に詰めすぎたときはお皿を下げたりすると伝わりやすいかと思います。
姿勢を正して食べる
食事中に猫背になったり、肘をつきながら食べたりはしていませんか? 正しい姿勢で食事をするのもしつけてあげたいポイントです。行儀が悪いだけではなく、胃腸が圧迫されるため消化不良を起こす場合も考えられます。健康的な身体を作るためにも、姿勢を正して食べる習慣を身につけておくとよいでしょう。
食事のしつけはいつから?年齢別の進め方
食事のしつけは子供の成長に合わせて進めていけるとよいようです。何をいつから始めたらよいのか、年齢別に具体例をご紹介します。
1歳くらいまでにはあいさつを習慣化しよう
食事のしつけはあいさつから始まります。離乳食を始めた赤ちゃんの時期から1歳くらいまでは、あいさつの習慣を身に付けることを意識しましょう。最初のうちはママやパパが合掌ポーズを作ってあげてもよいですね。そのうち自分であいさつをするようになるので、子供の成長を楽しみにあいさつの練習を始めてみてはいかがでしょうか。
2~3歳くらいから行儀よく食べることを教える
言葉を理解するようになるこの時期は、お行儀よく食べられるとよいでしょう。食べ物で遊ばない、スプーンやフォークで遊ばないなど、食事マナーを教えるのもこの時期からがおすすめです。何を注意するのか夫婦で話しあってもよいかと思います。子供が混乱しないよう、何がいけないかをはっきりと教えられるとよいですね。
4歳からは音のマナーにも注意
4歳位になると手先も器用になり、食器や食べ物などを上手に扱える子供も徐々に増えてくるかと思います。食べこぼしが前よりも減ってきたなと感じたら、音を立てずに食事をするのを教え始めてもよいでしょう。
大人と同じように……とはもちろん行きません。口を閉じて食べる、食器を乱暴に扱わないなど、子供にもできそうな内容で十分です。食事を楽しみながら子供に伝えてみてはいかがでしょうか。
食事のしつけ成功のポイント
子供にどうやって教えよう? 子供へのしつけを考えたとき、多くのママやパパが悩むかと思います。赤ちゃんにも伝わりやすいしつけ方法についてご紹介します。
パパ・ママがお手本になる
子供に◯◯してほしい、具体的な行動があるならまずはパパとママがお手本を見せてあげましょう。見てまねをするところから、子供は多くのことを学びます。食前と食後のあいさつや食事のマナーなど、ママたちがいつもやっていることが子供に自然と伝わる場合も多いようです。赤ちゃんの時期なら大げさにやってみてもよいでしょう。
赤ちゃんの時期から繰り返しお手本を見せることで、1歳や2歳になったときにできることが増えていくかもしれませんね。
こぼしても怒らない
子供が食べ物をこぼしたり落としたら、つい怒りたくなるときもありますよね。気持ちはわかるのですが、わざとではないなら暖かく見守ってあげましょう。子供なりに一生懸命自分で食べようとした結果なのかもしれません。
離乳食や幼児食を食べている時期は「食事は楽しい」と感じることが何より大切です。レジャーシートやお食事用エプロンを活用しながら「自分で食べたい」子供の気持ちを尊重してあげられるとよいでしょう。
食事中はテレビをつけない
食事のしつけを考えるなら、環境と整えることも大切です。子供が食事に集中しやすいよう、食事のときはテレビを消して食卓を囲む方がよいでしょう。特に赤ちゃんの時期はテレビが気になり、うまく食べられないときもあります。ママの言葉を伝えやすくするためにも、静かな環境で食事をするよう心がけたいですね。
まとめ
離乳食が始まると、食事のあいさつはいつから始めればよい? いつから手を合わせるの? など、気になることはいろいろと出てきますよね。食事中に子供が我慢できずに立ち上がってしまう、と悩む場合もあるでしょう。
赤ちゃんから始められるしつけや年齢別の進め方などを知り、子供のペースに合わせた食事のしつけを考えてみてはいかがでしょうか。