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2023年02月08日 13:00 更新

けいこ豊洲こどもクリニック 塚田佳子先生|未来ある子どもたちを心身両面からサポートしたい

タワーマンションが立ち並び、子育て世帯が多く暮らす江東区豊洲。「けいこ豊洲こどもクリニック」は、ママ小児科医による保護者目線の診療が受けられるとあって、地域の頼れるかかりつけ医となっています。 今回は、クリニックの院長である塚田佳子先生に、クリニックの特徴や日々の診療で心がけていることについてお話を伺いました。

子どもと家族の心のケアに力を入れているクリニック

お父様を病気で亡くされたことをきっかけに、「心のケアもできる医師になりたい」という思いが芽生えたという塚田先生。クリニックでは、子どもと保護者を心身両面からサポートすることを目指しています。

大好きな子どもたちの「心」を支えたい

クリニックでは、体の不調を診ることはもちろんのこと、お子さんや親御さんの心を支えることも大切にしています。
とくに近年では、新型コロナウイルスの流行によって学校に行けないお子さんが増えており、親御さんもさまざまな不安やストレスを抱えています。また、豊洲エリアは受験戦争が激しい地域でもあるので、頑張りすぎて苦しくなってしまうお子さんも多いのです。
私は子どもの心相談医でもあるので、微力ではありますが「一人でも多くのお子さんと親御さんを助けられたら」という思いで、日々の診療にあたっています。

育児相談や栄養相談で親のメンタル面もサポート

クリニックのもうひとつの特徴は、育児相談や栄養相談に力を入れていることです。豊洲エリアは核家族のご家庭が多く、「育児の悩みを相談できる相手がいない」という人が多いのです。
私自身も二人の子どもを育てるなかで、社会との繋がりがもてずに孤独を感じることがあったので、同じように悩んでいるママやパパの力になれたらと思っています。
よくご相談いただくのは、離乳食の作り方や衣服の着せ方、子どもの体調不良時の対応方法などです。「こんなこと聞いてもいいのかな?」「病気じゃないのに受診してもいいのかな?」と思わずに、気軽に相談して欲しいですね。

思わず子どもが笑顔になるような、明るく楽しい雰囲気の待合室には、子どもが遊べるキッズスペースを完備。ピンクがアクセントカラーの院内は、不安を抱えて来院する保護者の緊張を和らげてくれます。

医師として未来ある子どもたちを支えたい

豊洲に開業したきっかけを「未来の日本を担う子どもたちに出会える地域だと感じたから」と話す塚田先生。子どもが大好きな塚田先生は、小児科医として地域の宝である子どもたちを支えたいという思いで、日々の診療にあたっています。

子どもの恐怖や痛みを和らげたい

当院では「怖がらない・痛がらないクリニック」ということをコンセプトにしています。
どんなに小さなお子さんでも、必ず目線をあわせて話をするようにしていますね。言葉を話せない赤ちゃんであっても、目線や表情を見ていると、お子さんの言いたいことが伝わってくるんですよ。
診療に伴うお子さんたちの恐怖や痛みを、少しでも軽減できたらと考えています。

親の悩みを丁寧に受け止めることを意識

お子さんが小さいうちは、育児に悩んだり、子どもの風邪をもらって体調を崩してしまったりと、親御さんの負担が大きいですよね。ママやパパとお話するときには、困りごとを丁寧に聴き取ってアドバイスするよう意識しています。
私が年子育児で大変だったことや、悩んだことを共有しながらお話しすることもありますね。「3歳くらいになると風邪を引きにくくなって少し楽になるよ」「子どもが小さいうちに可愛い動画を撮っておくといいよ」なんていう話をしながら、親御さんの心が少しでも軽くなればいいなと思っています。

子どもが笑顔で過ごせることを大切に

心の問題を抱えるお子さんに対しては、自分に自信を持ってもらえるような関わりを意識しています。お子さんの得意なことや好きなことを見つけ、褒めて伸ばすことを心がけていますね。
不登校のお子さんについては、学校に行くことだけがすべてではなく、お子さん自身が毎日楽しく過ごせることが大切だと考えています。私も含めて周囲の人が、「この子にはこんな素敵なところがあるんだ」と認めてあげられるような環境を作りたいと思っています。

勤務医時代は、脳腫瘍など重い病気を抱える子どもたちを診療していた塚田先生。体力的にも精神的にも大変な10年間だったそうですが、「人生について哲学的に考えさせられた日々が、今の自分に活きている」と感じているそうです。

小さいころによく風邪を引いて、毎日のようにクリニックに通うお子さんがいました。お子さんの成長とともに、体調を崩して来院することは少なくなりましたが、「病気じゃないときにも先生に会いたい」と言って、クリニックまで会いにきてくれたことがあったのです。
元気なときにも私の存在を覚えていてくれたというのは、とても嬉しい出来事でした。
小さい頃から診ていたお子さんが高校生になって、部活の話をしてくれたときには、子どもたちの成長していく姿を間近で見られることに、喜びややりがいを感じましたね。

肩の力を抜いて子育てを楽しもう

多くのママやパパが毎日忙しく、大変な状況のなかで子育てをしていることと思います。育児は大変ですが、子どもの言葉や寝顔など、お子さんからエネルギーをもらえる場面もたくさんありますよね。
親御さんたちには少し肩の力を抜いて、気楽に子育てを楽しんで欲しいと思っています。
子どもたちはこれからの未来を担う、宝物のような存在です。大変なことはみんなで分けあって、幸せな育児ができる社会になって欲しいと願っています。

けいこ豊洲こどもクリニック

■住所:東京都江東区豊洲2-5-3パークシティ豊洲コートC棟1F
■電話番号:03-5547-4192
■診療時間:
診療時間
8:50-12:30
14:15-15:00
16:00-18:00

★月〜金曜日の14:15-15:00は乳幼児健診・予防接種
※土曜日の診療時間は10:00-14:00、日曜日の診療時間は13:00-17:00
■休診:祝日
■HP:https://keiko-kodomo.com/
■アクセス
・東京メトロ有楽町線「豊洲」駅2番出口から徒歩5分

(取材・文:株式会社メディコレ

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