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2024年01月06日 06:30 更新

【失敗知らず♪】 おうちで簡単「温泉卵の作り方」

白身はトロっと黄身は半熟な温泉卵。おうちで作ることができれば、自分の好みの状態に作れていいですよね。思った状態に仕上がるかどうかは、作る方法によって微調整が必要です。簡単で失敗なく、温泉卵を作る方法をマスターしましょう!

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

みなさんはゆで卵と温泉卵の違いってご存知ですか?

単に黄身が半熟なだけでなく、白身もトロっと柔らかなのが温泉卵の最大の特徴。この口当たりがなんとも言えずおいしいですよね。

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ゆで卵と同じように作ってしまうと、この状態にはなかなかできませんが、きちんと仕組みを知ると、おうちでも簡単に温泉卵を作ることができます。

今回はいくつかの作り方と、それぞれの仕上がりの特徴もあわせて紹介します。やりやすい作り方や、好みの状態を見つけてくださいね♪

温泉卵ができる仕組み

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通常のゆで卵は、加熱時間を短くすることで、黄身を半熟にすることができます。お湯の熱は先に白身に伝わった後に黄身に伝わるため、白身が固まり、黄身が半熟状態になるのです。

温泉卵は、白身は固まり切っていない半凝固状態なのに、黄身はある程度形を保ちながらねっとりとした半熟状態。これは黄身と白身が固まる温度に違いがあるから起こる現象なんです。

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卵の白身が固まりはじめるのが約60℃、黄身は約65℃です。そして完全に固まる温度は、黄身が約70℃なのに対し、白身は約80℃と、10℃の差があります。

そのため、70℃くらいの温度に保ったお湯で温めると、黄身はねっとりと固まるけれど、白身は完全に固まりきらないというわけ。

つまり……70℃くらいの温度のお湯に浸けられれば、温泉卵になるということです。

失敗しない! 温泉卵の作り方

基本の作り方

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温泉卵は70℃という温度調整さえできれば失敗なく作れますが、その温度を保つのが難しいですよね。

基本の作り方は、水を沸騰させて、さし水で温度を下げて適温にしていきます。水の計量さえできれば後は難しい作業はなく、一度やってみたら覚えられるくらい簡単な方法です。

用意するもの
・蓋つきの小さめの鍋
・おたま
・水……500ml
・さし水……100ml
・冷水……適量
(卵2~4個程度作るための分量です)

※鍋は保温性のよいものが適しています。
※卵は冷たいとお湯の温度が下がりすぎてしまうので、あらかじめ冷蔵庫から出しておきましょう。
※お湯の量が多いほど熱が逃げにくく、温度が保てます。卵がしっかり浸かるよう、鍋のサイズやお湯の量を調整してください。

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作り方
① 鍋に水を入れて沸騰させる。
② 火を止めてさし水を入れる。
③ おたまに卵を乗せて静かに鍋に入れる。
④ 蓋をしてそのまま15分程度放置する。
⑤ 冷水にとり、冷ます。

※温度計があったら70~80℃のお湯に卵を入れればOK!

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温泉卵は白身がやわらかなので、通常卵を割るようにパカッと割って出すことができます。

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お好みでだし汁をかけて味わってください。ご飯にのせたり、トーストにのせたり、ハンバーグなどのおかずのトッピングにしても◎

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お湯に浸けておく時間や、卵の大きさによっても火の通り具合が変わってくるので、何度か作って、お好みの固さのベスト時間を見つけてみてください。

お鍋の保温性によっても変わってきます。

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割ってみないと、どのくらいの固さになっているのかわからないのが難しいところ……。

我が家の鍋だと15分で白身はやわらかく、黄身はとろとろ。すぐに割らずに置いておくと、黄身が少し締まって固くなってきます。

温泉卵らしく、黄身がまったりと固まるくらいなら、20~30分ほどお湯に浸けておくのがベスト。

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温度をキープできないと、黄身までなかなか熱が伝わりにくいので、試しにさし水なしで熱湯のまま卵を浸けてみると……黄身は半熟のままなのに、白身がしっかり固まってしまいました。

白身がやわらかな温泉卵にはなりませんでしたが、半熟卵が好みならこれもアリかも!

ポリ袋湯煎調理

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固まり具合を見て判断できると、もっと好みにしやすいのだけれど……と思ったりしますよね。そう思ったら、ポリ袋に卵を割り入れて作ってみて。

中がのぞけるので、お湯から出すタイミングを計りやすくて◎

殻がない分熱が直接伝わるため、時間も短くて済みます。

用意するもの
・蓋つきの鍋
・水……小さじ1
・ポリ袋
・布巾

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作り方
① ポリ袋に卵を割り入れ、水を加える。
② 空気を抜いて袋の口を上のほうで縛る。
③ 鍋に水を入れて沸騰させ、布巾を敷いた中にポリ袋を浸けて蓋をする。
④ 10~15分程度置いて取り出す。

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15分浸けたものは黄身がねっとりとしていて、しっかりめ。沸騰させたお湯の中に浸けるので、白身がやや固めに仕上がり、半熟卵に近い状態になります。

白身をやわらかく仕上げたい場合は、基本の作り方のようにさし水を加えて温度を調整してください。

電子レンジ調理

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もっと短時間で作りたい! というときには、電子レンジで作ってみてください。こちらも火の通り加減を見て確認できるので、好みの固さに調整しやすいです。

用意するもの
・小さめの耐熱容器
・水……大さじ2
・爪楊枝

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作り方
① 耐熱容器に卵を割り入れ、水をかける。
② 爆発防止のため爪楊枝で3~4ヶ所刺す。
③ 電子レンジ600Wで30~40秒加熱。

※火の通り加減を見て、まだ加熱したい場合は5秒ずつ再加熱して調整してください。

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思い立ったらすぐに作れてしまうので、とっても便利です。卵はレンチンすると爆発することもあるので、必ず爪楊枝で穴をしっかりあけて安全に作るようにしてください。短時間の加熱なので、様子を見ながら作るといいですよ。

保温容器調理

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一定の温度に保てる家電や、保温効果の高い容器を使って作る方法もあります。保温機能の高い水筒やお弁当箱、スープジャーなどは気軽に使えるのでオススメ。

水筒は底が深くて入れるときに割る心配がありますが、いくつも入れることができます。お弁当箱は容量も少ないので、1個だけ作りたいときに便利。

今回は保温弁当箱を使って作ってみました。

用意するもの
・保温弁当箱
・熱湯

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作り方
① 保温弁当箱に熱湯を注ぎ、卵を浸ける。
② 蓋をしてそのまま30分放置。
③ 冷水にとって冷ます。

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容量があまりない弁当箱は、温度が下がりやすいので熱湯を使って浸けてみたところ「これぞ温泉卵!」 という理想的な仕上がりに。白身はとろっと、黄身はねっとりと箸で取れるけれど半熟状態。

意外にも、一番お湯の使用量が少なく簡単なこの方法で、もっとも上手に温泉卵を作ることができました。

まとめ

温泉卵は黄身と白身の固まる温度の差によって、黄身は半熟に、白身はとろっと半凝固状態になったもの。おうちで作るときには70℃程度のお湯に浸けることで、温泉卵を作ることができます。

今回は4つの方法をご紹介しましたが、どれもその日の気温や卵の大きさ、使う道具の保温性の高さによって、加熱時間や使うお湯の温度の調整が必要になるかもしれません。

仕上がりに違いはあるものの、作り方は簡単。実際に作ってみて、おうちにある道具の性能に合わせ、好みの仕上がりになるベストな方法を見つけてくださいね♪

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