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2023年05月05日 06:29 更新

重曹で水筒をきれいに♪ 安心・安全にナチュラルクリーニング

子どもたちが日々持ち歩く水筒。衛生的に保ちたいところですが、あまり強い洗剤は使いたくありませんよね。なかなかきれいにできない凹凸部分もあったりして、洗うのが負担に感じることもありますが、簡単で安心な方法でクリーニングすることができます。今回は重曹で手軽にできるケアをご紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

家事には名前のない細々としたものから、料理や洗濯、掃除などのメインとなるものまでさまざまあります。

人によって得意不得意があると思いますが、時間も労力もそこまで大変ではないけれど、中にはなんだか面倒‥‥‥というものもありますよね。

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まさにそんな家事のひとつが「水筒を洗うこと」。

仕事や外出時、中には自宅でのテレワークなどでも愛用していたり、子どもがいれば人数分だけ毎日使ったりすることもあるのが水筒。スポーツをしていればひとりで数本の水筒を使うことだってあります。

1本の水筒を洗うならそこまで大変ではありませんが、何本もあるとじわじわ~っと面倒くさい気持ちが沸き起こってきませんか?

とはいえ、口に入るものを入れるものなので、衛生面も気になるところ……。負担にならないような簡単な方法でキレイにしたいですよね。

そこで今回は、安心安全な簡単洗浄の方法をご紹介したいと思います。

水筒の気になる汚れ

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我が家の地域では園や学校でも水筒持参なこともあり、毎日数本の水筒がキッチンに戻され場所を取っています。

我が家では、子どもたち自身が自分の水筒を洗うようにしています。まずは、自分の水筒をキッチンに出すところからはじめ、徐々に自分自身で洗うことを習慣化。全員が小学生以上になった今ではそれが定着し、水筒を洗う負担はだいぶ減りました。

しかし……段々と汚れの蓄積が気になるように。長い柄のブラシで洗っても、隅や底に茶色い汚れが残ってしまうことってありますよね。

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飲み口周辺は手が届く場所ですが、凹凸があったりして、よくみると白くなっていたり、汚れがこびりついていることも……。

直接口をつける場所だけに汚れが気になりますが、同時に一番雑菌がつきやすい場所でもあります。

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蓋も何気に洗いにくい場所。漏れ防止にパッキンがついていることも多く、毎日これを外して洗うのはかなりハードルが高く感じますよね。気をつけて洗っていても、使っていくうちに汚れがたまりやすい場所となっています。

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飲み口の裏側についていることが多い液漏れ防止のパッキンは、全体に凹凸がついて密閉できる作りになっているため、洗いにくさはトップレベル。

飲み口につながっているので雑菌もつきやすく、いつの間にか汚れがたまっていてびっくりすることもありませんか?

パッキンは柔らかいので、裏返したり、広げたりして洗えますが、なかなかの手間なんですよね。放っておくとカビが生えてしまったり、汚れが落ちなくなってしまうこともあるので、定期的にチェックしてスッキリしておくことが、水筒の持ちにも大きく影響します。

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構造上、分解できないタイプの水筒もあります。

パッキンなど外して洗うのは面倒ですが、複雑な形状のまま取り外しできないと、洗いにくさや手の届かない場所が多くなり、きちんと洗えているの? と心配になりますよね。細かな凹凸部分はブラシを使っても、しっかり洗えないこともあります。

水筒の洗浄ストレスを減らすには、まずは洗いやすい形のものを選ぶことも重要ポイントです。どこまで手が届くのか、取り外しはどこまでできるのか、複雑すぎない形状であることもチェックするといいですよ。

ただし、密閉度合いや持ち運びしやすいサイズなども、使う人によっては外せない条件だったりします。「メンテナンスしやすい = 使いやすい」ではないこともあるので、どの点を優先させるか、どこは妥協し許容するか、全体的にみて水筒を選ぶようにしましょう。

水筒の汚れの原因は?

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水筒につく汚れは大きく分けて2種類あります。

茶色い汚れやぬめりなどは、雑菌の繁殖やお茶などの茶渋による着色汚れです。黒カビになってしまうと洗っても落とせなくなります。そうなる前にリセットできるといいですよね。

衛生的にみても雑菌の繁殖は怖いので、侵入を防ぐことはできませんが増やさないことが大切。

もうひとつは白くこびりつく汚れ。原因は水道水に含まれるカルシウムなどのミネラル分が残って固まったカルキ汚れ。いわゆる水垢です。雑菌のようなものとは違うので、ついていてもそこまで心配ではないものの、これは一度つくと固くてちょっと洗ってもなかなか取れません。

こびりついた汚れをこすり洗いをすると水筒に傷がつき、そこに雑菌が入り込みやすくなります。量が少ないうちに取り除いておけば負担が少なくて済みます。

水筒をきれいにする安心素材は?

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水筒は直接口をつけたり、体に入る飲料のために使うもの。いくら洗浄力が強いからと言って、強い洗剤を使って洗うのには抵抗がある、と心配される方もいらっしゃることと思います。

特に念入りにキレイにしたいときこそ、オススメなのがナチュラルクリーニング。

汚れの性質に合わせ、天然由来の素材を使ってきれいにするナチュラルクリーニングは、元々自然界に存在していたり、食品に含まれていたり、添加物として摂取しているようなものを使います。

なので、多少体に入ってしまっても大丈夫な上に、環境への負担が少なく、上手に使えばさまざまなお掃除にも使うことができます。環境、家計、人にやさしいエコなクリーニング法です。

水筒をきれいにするためにオススメなのは、ナチュラルクリーニングの代表素材の「重曹」「クエン酸」。

それぞれどんな汚れに効果があるのか、チェックしてみましょう!

重曹

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重曹は炭酸水素ナトリウムのことで、英語では「ベーキングソーダ」と呼ばれます。食材のあく抜きや、ふくらまし粉としてお菓子作りなどでも使われる身近な素材です。

水溶液は弱アルカリ性なので、酸性の汚れに使うと中和して取れやすくなります。たとえば、キッチンの油汚れや排水口のヌメリなど、酸性の有機物の汚れやニオイを落としてくれます。

水筒の汚れだと、茶渋やぬめり、ニオイなどは重曹で落とすことができますよ。

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重曹は粒子の細かい粉末ですが、湿気を吸って固まりやすい性質を持っています。

その割に水にはあまり溶けないので、溶かすときはお湯に混ぜたり、こびりつき汚れにはペーストにしてクレンザー代わりにして使います。

クエン酸

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重曹では落とせないアルカリ性の汚れを落とすのはクエン酸。クエン酸はレモンなどの柑橘類や梅干しなどに含まれる酸っぱさを感じる成分です。

元々成分として多くの食品に含まれているものなので、お菓子や飲料類などにもよく使われています。

水垢や石鹸カスなどはアルカリ性の汚れなので、水筒の白いカルキ汚れにはクエン酸が効果を発揮してくれます。

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クエン酸は水に溶けやすく扱いやすいのですが、相性の悪い素材もあります。塗装が剥げたり、金属の錆を促進させたりしてしまうことも。

水筒掃除で使うときには、本体の外側まで浸け置きしない、洗った後は水分を拭き取っておく、といったことが必要になります。

ナチュラルクリーニングの素材や方法は、汚れの種類や使う用途によっても異なりますが、比較的身近で入手しやすい素材を使って、手軽に行えるものばかりです。重曹やクエン酸以外にも使えるものがたくさんあります。

同じ素材でも口に入っても大丈夫な食品・食品添加物扱いのものもあれば、お掃除用のものもあるので、使い分けが必要な場合も。水筒の汚れを落とすときはよく洗い流すので、そのまま体に入るわけではありませんが、気になるようなら口に入れても大丈夫なものを選んでくださいね。

水筒を重曹で浸け置きしてみよう♪

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それでは水筒の汚れ落としを試してみましょう!

水垢汚れも気になりますが‥‥‥雑菌が集まってそうな茶色い着色汚れ、消臭を目的に、重曹での浸け置きに挑戦!

浸け置きは、しばらく浸けて置くことで中和&分解して汚れを取れやすくし、洗いにくい凸凹や手の届きにくい場所にも浸透してアプローチしてくれます。毎日できなくても、たまに行うケアとしてオススメ。

水筒の細かなパッキンなどは全て取り外して、いつもは見ないようにしている場所の汚れもすっきりさせましょう!

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材料
お湯……500ml
重曹……大さじ1

道具
計量カップ

温度計(あれば)
泡立て器
浸け置き用の容器

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重曹は溶けにくいため、お湯を使います。40~60℃程度に温めましょう。

温度が高いほどアルカリ性も強まり、洗浄力はUPしますが、たんぱく質を分解する性質があるので手荒れの原因にもなります。

荒れやすい方はゴム手袋を使用してくださいね。

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お湯の準備ができたら重曹を加えます。

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溶けにくいので、泡立て器でシッカリ混ぜて溶かしましょう。

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あとは水筒のパーツを浸け置き! 30分程度~しっかり落としたいときは2時間ほど放置。

ただ、水筒の蓋って浮いてきますよね……(笑)。ときどき向きを変えてあげると◎。

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水筒の底や内側の汚れを落としたいときは、重曹水を中に注ぎ入れて放置。

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浸け終わったら、しっかりと洗い流してください。

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すすぎがしっかりできていないと、乾いてから重曹の跡が白くできてしまいますよ。

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洗い終わって、しっかりと乾燥させたら完了です。

乾燥しないまま使い続けると雑菌が繁殖しやすくなるので、布巾で拭き取れるところは拭き取ってあげると、乾くのも早く済んで衛生的。

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水切りがよくなるアイテムを活用するのもイイですね。

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内側を拭くのは限界があるので、乾燥を促すアイテムを活用すると◎。

まとめ

毎日使っているとなかなかきちんと洗えない水筒ですが、洗いにくい場所には雑菌や汚れが蓄積し、衛生面でも心配ですよね。

毎日できなくても、定期的に重曹で浸け置き洗いすれば、普段洗い残している汚れを落として、消臭や殺菌の効果もあります。早めのケアをするようにしていけば、頑固な汚れになる前にリセットできるので、簡単なクリーニングでキレイにでき、水筒も長持ちしますよ。

カルキ汚れにはクエン酸などが効果的なので、汚れによって使い分けてみてくださいね♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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