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2018年11月21日 10:11 更新

蛇口は本当にキレイになる!? お酢で水垢掃除をやってみた!

水回りのお掃除は大変! 特に蛇口の水垢は固くて、場所も狭くて磨きにくく、落とすのにとっても手間がかかります。そんな場所のお掃除に役立つのが「お酢」。お酢の性質を紹介しつつ、実際にお酢を使って蛇口を掃除してみました。その効果を写真付きでご紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

皆さん、お掃除で苦労したことはありますか? 家を掃除していて、頑張ったけれども、さほど結果が見えなくてがっかりすることもありますよね。

その代表的なものが蛇口の水垢。固くこびりついていて、ちょっとやそっとじゃ取れません。だからといってそのままにしておいてもなくなるわけではないので、どうにかしたい……そんな場所ではありませんか?

今回はそんな蛇口の水垢を落とすための力強い味方、「お酢」についてご紹介します。

お酢の特徴

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お酢とは、酢酸を3~5%ほど含む酸味のある調味料のことです。世界中で昔から用いられてきて、日本でも米酢や穀物酢が一般的に料理に使われています。

酢酸は酸っぱい成分です。酢酸の他にも乳酸やクエン酸、リンゴ酸等が含まれていることも。色や香り、味も材料や製造方法によって違います。

お酢は、調味料としてだけではなく殺菌作用や防腐作用があり、食品が傷まないようにする効果もあります。多くの保存食で活用され、我が家でも毎年梅シロップを作るときには、お酢を加えてサワードリンクに! 常温保存でもカビが発生してきません。

健康効果としては、クエン酸が疲労回復に良いとか、ミネラルの吸収を助けるとかありますが、お掃除効果としてはどんな効果があるのでしょうか?

お酢が得意とする汚れは?

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お酢は酢酸やクエン酸を含む酸性の液体です。酸性は、アルカリ性のものを中和して中性に近づける働きがあります。その化学反応によって汚れを落としやすくしてくれるのです。

【 アルカリ性の汚れ 】
・水垢
・尿石
・石鹸カス
・ポットのカルキのこびりつきなど

アンモニア臭、魚の腐敗臭はアルカリ性なので、酸性のお酢を使うことによって消臭効果も期待できます。

お掃除に向いているお酢は?

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一言にお酢といってもいろいろあります。それこそ、すし酢やポン酢もお酢といえばお酢です。しかし、酸性なら何でもお掃除に向いているかといわれると、必ずしもそうではありません。うまみ成分や糖分が入っているものは、お掃除の後にべたつきが残ってしまう心配があるので向いていないのです。

お掃除向きなものは、穀物酢とホワイトビネガーと言われています。特にホワイトビネガーは、原材料がアルコールのみでお酢特有の強いニオイがない。お酢独特のニオイが苦手な方でも使いやすいです。

ただ、一般的にご家庭にあるのは穀物酢が多いと思いますので、あるものを活用するといいと思います。どうしてもお酢の香りが苦手な方は、ハッカ油を1滴たらすと、気にならなくなりますよ。

お掃除用ならば、賞味期限が過ぎたものや、開封してからかなり経ってしまったもので使えるので無駄がありませんね。

お酢を使ったお掃除方法

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それでは、お酢をどんな風に使ってお掃除すればいいのか、使い方をいくつかご紹介しましょう。

お酢を水に薄めて使う

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お酢と水を1対1の割合で薄めて、お酢スプレーにすると使いやすいです。気になる汚れにシュッとして拭いてください。キッチン周りやトイレ、お風呂など、アルカリ性の汚れが付く場所に大活躍! 頑固なこびりつきがあるときは、キッチンペーパーで覆って浸透させてから落とすと落ちやすくなります。殺菌効果もあるので、まな板やシンク、三角コーナーなどに噴きかけてもいいですね!

重曹と一緒にお酢を使う

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重曹は酸と反応すると炭酸ガスを発生します。クエン酸の多いレモン汁と合わせると発砲し、汚れを浮かせて落としやすくしてくれます。あまり触りたくない排水溝の汚れやニオイを落とすのにぴったり! 重曹をかけてからお酢を注ぐとシュワシュワっと発砲するので、一時間程度放置してから洗い流してください。

ちなみに、炭酸水を自分で作ることもできます。

【 材料 】
・水 250ml
・クエン酸小さじ 1杯
・重曹小さじ 1杯

【 作り方 】
①ペットボトルに水を入れ、そこにクエン酸を加えて溶かす。
②さらに重曹を加えてよく混ぜる。

作り方はこれだけです。炭酸ガスが発生するので、すぐにふたを閉めて、ガスが逃げないようにしてくださいね!

クエン酸は酸性、重曹はアルカリ性なので「合わせたら中性になるのでは?」という疑問が出ましたが、調べたところ重曹には酸と反応して炭酸ガスを発生する性質があるそうです。クエン酸と合わせることで、弱酸性の炭酸水ができ上がるというわけ。クエン酸に限らず、酸性であればいいので、レモン汁や酢でも代用できます。

ちょっと面倒だし、作ってからすぐに使わないとガスが抜けて効果が落ちる? と気になる人は、落としたい汚れに重曹をかけるかペーストにして塗ってから、お酢スプレーをシュッシュとかけてみてください。

お酢を使うときの注意事項

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お酢は、酸性なのでいくつかの注意事項があります。

■塩素系漂白剤には混ぜない
酸性のものは塩素系の洗剤と混ぜると有毒塩素ガスが発生する恐れがあります。一緒に洗剤を使う場合は、必ず注意事項を読んでお守りください。

■アルカリ性のものと一緒に使わない
アルカリ性のものと一緒に使うとクエン酸が中和してしまい、洗浄力が落ちてしまいます。一緒に使うなら、中性か酸性の洗剤と使ってください。(重曹はアルカリ性ですが、炭酸ガスが発生させることでお掃除に活用できます)

■酸に弱いものには注意
大理石は、酸に弱いので使わないようにしましょう。

お酢を使って、蛇口のお掃除をしてみよう!

前から気になっていたキッチンの蛇口。水垢がこびりついて、こすってもなかなか落ちなくなっていました。これはお酢で化学反応させて取ってみよう!と実験開始。厚手のクッキングペーパーを巻いて、お酢スプレーをたっぷりと染み込ませて浸透させること一時間。

歯ブラシや金属たわしで磨いても取れなかった、こちらの頑固な水垢。お酢を一時間浸透させてから磨いたら……

落ちました! あんなにしぶとかった頑固な汚れが!

蛇口の首部分のこびりついた水垢も……

この通り! ピカピカです!

まとめ

お酢は酸性なので、水垢や尿石などのアルカリ性の汚れを落とすことに向いています。殺菌・防腐作用など、お酢の有効効果もあるのでお掃除後もキレイに保ってくれます。強い酸性ではないので、洗浄力が強力というわけではありませんが、クッキングペーパーを使って浸透させると、化学反応で汚れが取れやすくなります。おうちにあるごく普通のお酢でお掃除できるので、ぜひ試してみてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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