教育 教育
2022年11月22日 17:08 更新

苺(いちごの)花言葉|いちごの名前の由来も解説

大人から子供まで、幅広い層の人々に愛されている苺(いちご)。いちごは白くて小さなかわいい花を咲かせます。いちごは、誕生日ケーキやクリスマスケーキなど、お祝いの部分にも欠かせない果物ですね。ここでは、いちごの概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく解説します。

苺(いちご)の花言葉

いちごの花言葉は、「あなたは私を喜ばせる」「幸福な家庭」「尊重と愛情」「先見の明」です。

大切に育てたいちごがやがて実をつけ、美味しい実を収穫して食べられたら嬉しい。そんな気持ちから、「あなたは私を喜ばせる」という花言葉がついたのではないでしょうか。

いちごは一株から、どんどん子株を伸ばして増えていきます。それぞれの株から子だくさんにたくさん実をつける様子から、「幸福な家庭」という花言葉がついたと考えられます。

「尊重と愛情」という花言葉は、キリスト教の逸話が由来しています。
その昔、キリスト教では、聖ヨハネと聖母マリアにイチゴを捧げました。そうしたことから、イチゴは二人の聖人の象徴となり、エンブレムにもなっています。

西洋では、かつていちごの葉と根を漬け込んだ水で目を冷やす地、視力が回復すると考えられていました。そのことから花言葉「先見の明」がつけられたそうです。

いちごの種類別、色別の花言葉

いちごの色別、種類別の花言葉はとくにないようです。

いちごの花言葉に怖いものはある?

いちごの花言葉には、特に怖い意味はありません。ただし、いちごの一種であるヘビイチゴに「悪魔の魅力」という花言葉がつけられているため、そのような噂が流れたとされています。

いちごの基礎知識

・分類…バラ科オランダイチゴ属
・原産地…アメリカ
・別名…ストリベリー、オランダイチゴ(和蘭苺)、セイヨウイチゴ(西洋苺)、イチゴ(以知古/覆盆子/苺)、イチビコ(伊致寐姑/一比古)
・開花期…3月~4月(品種により異なる)
・出回り期…5月〜6月

いちごの特徴

いちごは、バラ科オランダイチゴ属に分類される多年草、または小低木です。オランダから輸入されたため、別名「オランダイチゴ」とも呼ばれることもあります。

ビタミンCやアントシアニンが豊富な植物で、美容効果や老化防止への効果が期待できます。また、食べやすい舌触りと独特の香りから、ジャムやジュースなどによく利用されています。

可食部を増やすには、全部の雄しべを受粉させることが大切なので、ミツバチなどを放し飼いにして効率的な受粉を行なえるハウス栽培が主流です。そのおかげもあって、現在では1年中食べて楽しむことができます。

私たちが食べているいちごは実だと思われがちですが、正しくは実ではありません。いちごにはつぶつぶとした種がついていますが、実はこの粒が本来のいちごの実なのです。

私たちが普段食べている赤い実のようなものは花托(かたく)と呼ばれる部分です。花托は花柄をつける先端のことで、茎が変化したものです。

また、いちごは果物ではなく、正確には野菜に分類されます。

いちごの名前の由来

オランダイチゴ属の学名「Fragaria(フラガリア)」は、ラテン語の「fargare(薫る)」を語源とし、果実のよい香りに由来するといわれます。

イチゴの語源ははっきりわかりませんが、日本書紀には「伊致寐姑(いちびこ)」、新撰字鏡には「一比古(いちびこ)」とあり、これが転じてイチゴになったともいわれます。

イチゴは英語でstrawberryと呼ばれますが、こちらは「straw」(藁)と「berry」が組み合わさった単語です。諸説ありますが、イチゴを栽培するときに藁を敷いていたことが由来しているといるそうです。

いちごの誕生花

誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシア・ローマの神話に由来するとされています。
いちごが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。

3月31日、4月13日

いちごの育て方

いちごは水はけの良い環境を好みますが、乾燥しすぎても生育が鈍るので適度に水を与えましょう。 12月~2月は気温の低下とともに、いちごは休眠期に入ります。 水をやるときは、暖かい日の午前中に与えるなどの配慮をしましょう。 3月~10月は水を与えつつも、排水性の良い環境で育てましょう。

冬の低温にあたり、日光を浴びる時間が短くなることで、甘く大きな実をつけるいちご。昔は、冬が旬な果物だったため、高山などの冷涼地域で栽培し、冬を乗り越えたあとしか収穫できませんでした。

しかし現在では冷蔵庫で冷やしたり、ハウス栽培の温度を下げたり、温度の調節が時期に関係なくできるようになったので、1年中収穫して楽しめるようになりました。今では家庭菜園でも栽培できる果物の1つになっているので、ガーデニングのスペースがある方は、ぜひいちごを栽培してみてください。

白や赤の花もかわいらしいので、観賞用に栽培するのもおすすめですよ。

まとめ

いちごの花には幸せでポジティブな花言葉がつけられているので、実と一緒に花を贈るのも素敵ですね。「幸福な家庭」という花言葉から、いちごの花はウェディングにもよく用いられます。
結婚祝いなど、ぜひ贈り物に使ってみてくださいね。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-