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2023年04月14日 10:18 更新

ホトトギス(杜鵑草)の花言葉|特徴的な模様が目を惹くホトトギス、名前の由来や特徴を解説

ホトトギスと聞くと鳥の名前を思い浮かべる方も多いと思いますが、特徴的な花姿や花色をもつ植物の名前です。ここでは、ホトトギスの概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく説明します。

ホトトギスの花言葉

ホトトギス

ホトトギスの花言葉は「永遠にあなたのもの」「永遠の若さ」「秘めた意志」「秘めた恋」「恥ずかしがりや」です。

ホトトギスの開花時期が長いことから「永遠にあなたのもの」「永遠の若さ」という花言葉がつけられました。
「秘めた意志」という花言葉は、日陰でも力強く咲く花姿からつけられたといわれています。

ホトトギスの色別、種類別の花言葉

シロバナホトトギス

ホトトギスにはたくさんの品種があります。種類別の花言葉もありますのでいくつか紹介します。

・ヤマジノホトトギス
濃い紫色の斑点模様が入っている花びらが平開して咲くのが特徴です。
花言葉は「愛らしい」です。

・キイジョウロウホトトギス
釣鐘型で黄色の花を咲かせます。
花言葉は「あなたの声が聞きたくて」です。

ホトトギスの花言葉に怖いものはある?

ホトトギス

ホトトギスの花言葉に怖いものはありません。

ホトトギスの特徴

ホトトギス

ホトトギスは太平洋側の湿地に自生します。約20種ほどが分布する多年草で、日本で自生しているものは約10種ほどです。直射日光を避けて半日陰の乾燥しない場所で育てると花付きもよくなります。

草丈は40㎝〜1mほどで、1つの枝から1〜3輪ほど分岐して花を咲かせます。雌しべが長く、花柱がヘリコプターのプロペラのような形状をしている花姿が特徴です。

ホトトギスの基礎知識

・分類…ユリ科ホトトギス属
・原産地…日本、台湾、朝鮮半島
・別名…油点草(ユテンソウ)
・開花期…8月~11月
・出回り期…9月~10月

ホトトギスの名前の由来

ホトトギス

ホトトギスの斑点模様が鳥のホトトギスの腹部の模様に似ていることに由来します。斑点模様がない種類もあります。

別名である「油点草」は、若葉に油が飛び散ってできたシミのような斑点模様が入っていることからつけられました。

英名の「Toad lily」は、花の斑点模様がカエルの模様に似ていることからつけられました。「Toad lily」とはヒキガエルのようなユリという意味です。

ホトトギスの誕生花

誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシャ・ローマの神話に由来するとされていま す。ホトトギスが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。

9月12日(キイジョウロウホトトギス、シロバナホトトギス)、10月9日

ホトトギスの種類

シロバナホトトギス

ホトトギスには斑点模様が入った品種や、斑点模様が入っていない真っ白な花を咲かせる品種、花色が黄色の品種などがあるのでご紹介します。

・キバナホトトギス
黄色い花びらに紫色の斑点模様が特徴です。


・キバナノツキヌキホトトギス
こちらの品種は宮崎県の固有種です。花色は黄色で下垂します。

・タマガワホトトギス
早咲きの品種で、黄色い花びらに赤色の斑点模様が特徴です。

・タイワンホトトギス
台湾や沖縄が原産の品種です。多くの品種の親となっています。

・ヤマホトトギス
濃い紫色の斑点模様が入っている花びらが下の方に反り返って咲くのが特徴です。

・シロバナホトトギス
ホトトギスの変種で、斑点模様が入っていない真っ白な花色をしています。「白楽天」などと呼ばれることもあります。

・シロバナヤマジノホトトギス
ヤマジノホトトギスの白色の品種です。斑点模様は入っていません。

ホトトギスの飾り方

ホトトギス

古くから生花に用いられてきたホトトギスですが、現在は切り花として花瓶に活けることが多くなっています。

水の中で茎を斜めに切る「水切り」をすることで、水を吸い上げやすくなります。花瓶の水に葉がついてしまわないように下の葉は取り除きましょう。

ホトトギスの花は下の方から徐々に枯れていきます。枯れた花は散ってしまうので、変色してきた花は摘み取った方がいいでしょう。花持ちは約1週間ほどです。

まとめ

ホトトギス

見た目が華やかなホトトギスには「永遠」や「秘めた」という言葉が入った花言葉が多くつけられています。ホトトギスの花に花言葉やメッセージをつけて贈ってみてはいかがでしょうか。プレゼントするために育てることも食べることもできるので、いろいろな方法で楽しめる花ですね。

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