トイレトレーニングの時期はいつから? 悩んで気づいた大事なコツ【ママ女医と娘の○○な日常 vol.9】

トイレトレーニングの時期はいつから? 悩んで気づいた大事なコツ【ママ女医と娘の○○な日常 vol.9】

トイレトレーニング(トイトレ)でお悩みのママ、本当にお疲れさまです。我が家も本当に本当に苦労しました。今回は我が家の娘3歳が、ほぼおむつが外れましたので、そのお話も交えてトイトレのお話をします。


トイレトレーニングをはじめるタイミングは?

排尿機能の発達

赤ちゃんの頃はおしっこをためる膀胱も小さく、おしっこをためておくこともできません。そのため、少量のおしっこを一日に何回もすることになります。成長に従って膀胱が大きくなり、脳からの指令を受けて尿をためる&尿を出すことができるようになってきます。それでも、最初のうちは尿がたまるとすぐに反射で出してしまいます。

さらに大きくなると、はっきりと「尿意」がわかるようになります。すると日中、自分でおしっこを調節して、トイレでおしっこができるようになります。まだ我慢するのが上手ではないので、もじもじしたり、股間を押さえたりと特有の動作が出てくるようになります。そこからさらに成長すると、夜寝ている間に尿を濃縮するホルモンもしっかり出るようになり、夜寝ている間にトイレに行かずに済むようになります。(しかし、これはある程度大きくなってからなので、まずは日中おむつを外すのを目的にしましょう。)

トイトレを始める3つの条件

尿をためたり出したりする命令が脳から出せるようになっても、それを尿意と結びつけてトイレで出せるようになるまでになるには、たくさんの経験・親の声かけが必要になります。それがいわゆる「トイトレ」です。トイトレを始める時期には、3つの条件を目安にします。

・自分で歩いてトイレやおまるに行ける
・親の言うことがそこそこわかり、自分の言いたいことがそこそこ伝えられる
・おしっこの間隔が数時間あく(膀胱が大きくなり、膀胱におしっこを溜められるようになっている)

具体的なやり方については、育児書などに書かれていると思いますが、我が家で効果的だったものをいくつかご紹介していきます。

「おといれできたね」シールとごほうびの導入

トイレに、「おといれできたね」と書いた紙を貼り、トイレに行けたらシールを貼るようにしました。

トイレに座れたらシール →おしっこできたらシール →おもらしせずにおしっこできたらシール…というように徐々にシールを貼る条件を変えていきました。ごほうびは、5枚シールがたまったら虫歯にならないラムネをあげる →10枚たまったら…というように、やる気が続くように1日に1回程度、ごほうびをあげるタイミングがあるように調節しました。

最終的には、うんちが出たらスペシャルシールとごほうびをあげることにし、完全に成功するようになったタイミングでごほうび制は終了しました。本人も納得したようで、ごほうびはすんなりとやめることができました。歯磨き後でもあげられるタイプのラムネは、トイトレの強い味方でした。

トイレトレーニングの長い道のり

うんちのトイレトレーニング、3ステップ

ある程度、トイレでおしっこができるようになっても、3歳になるまでうんちはほぼトイレでできませんでした。うんちをしたそうな様子でも、トイレではできない→諦めてオムツで遊ばせていると5分もせずに居間でする……という感じでした。なので、段階を踏みました。

①まず、うんちをしたそうな様子を見せた時にはトイレに連れて行く。おむつをはかせたまま、トイレの中で好きにさせ、おむつでうんちをさせる。
②トイレの中でうんちができるようになったら、次はおむつをはいたまま便座に座らせて、うんちをさせる。
③これが成功するようになって、はじめておむつを外し、便座に座らせてうんちをさせるようにする。

この3段階のやり方をクリアした後、うんちはお腹を壊したとき以外は全てトイレで成功できるようになりました。どうしてもトイレでうんちができないという方は、よかったら参考にしてみてください。

一旦やめるのも一つの手

娘は言葉の発達が早く、トイレに興味を抱くのも早かったので、2歳前にトイトレを開始しました。しかし振り返って考えると、トイトレを開始したのがこの子には早過ぎたのかな、と思います。(後述しますが、結局できたのは3歳になってからです。)

途中、一旦トイトレを諦めたこともあります。イヤイヤ期がひどかった2歳半頃、自動で流れるトイレに出会ってトイレ恐怖症になり、もう一切トイレに行きません! トイレいや! こわい! きらい! になった時期がありました。

もうね、これ、どうしようもありませんでした。そんな時はしばらくトイトレ、やめました。トイトレを1日でもやめたら、もう全て元の木阿弥になるようで怖かったのですが、後から思い返してみると、別に後退しませんでした。それまでの経験はきちんと娘の中にあったようで、しばらくして再開した時は、中断したところからスタート、といった感じでしょうか。

焦り過ぎなくて大丈夫!

我が家は3歳を過ぎたら、突然トイトレがすすみました。

3歳を過ぎて初めてむずむずする仕草(尿意・おしっこサイン)が見られるようになりました。トレーニングパンツ(トレパン)も使いましたが、いくら漏らしても気持ち悪くないようで一切教えてくれなかったのですが、この頃から漏らしたことを教えてくれるようになりました。

また、幼稚園に行くようになったのも明らかによいきっかけとなりました。先生の勧めもあり、日中パンツにするようになってすぐ、幼稚園でも失敗がなくなりました。周囲の友達の影響もあったと思います。

ちょうどイヤイヤ期の時期にも重なり、トイトレは保護者にとってもかなりストレスに感じることもあると思います。前述したように、あまりにすすまない時は「まだこの子には早い」とすっきり一旦おやすみするのも一つの手だと思います。

悩み続けた日々

我が家も、トイトレの出口が見えなくて辛かった時期があります。本当に悩んで悩んで胃に穴があくかというくらいでした。

3歳になるまで、尿意やおしっこをした報告もほとんどありませんでした。声かけをこまめにしてトイレに連れて行ってましたが、便座に座らせてもおしっこしない、諦めて30分くらいしてもう一度連れて行くと、すでにおもらししている……この繰り返しが何ヶ月も続きました(というか、1年くらいこの状態でした……)。

「トイトレは怒らない」と言われますが、もう何回怒ったかわかりません。あまりの進まなさ具合に、娘の目の前で泣いたこともあります。自分の心のコントロールができなくなった時は危ないもののない部屋に娘を置いて、少しの間寝室で一人になり、なんとか気分転換をはかり、仲直りしていました。

思い返してみると、尿意自体も排尿した不快感も、3歳になるまでこの子は感じなかったんだと思います。育児書や、同じ月齢の周囲の子を見て、私は焦り過ぎていたんだと気づきました。だからこそ言いたい。焦らなくて大丈夫、いつかできるようになります。

個人差は気にしない!

まだ暑い時期が続きます。失敗しても洗濯するのが楽な時期なので、育児書などでも夏から開始するのを薦めているものをよく見かけます。でも、無理にこの時期に開始する必要はありませんよ、発達は人それぞれです。

日本小児泌尿器科学会によると、”スウェーデンの約50人の赤ちゃんの追跡調査研究では、昼間の尿が全く漏れなくなる頻度は、3歳52%、4歳93%、5歳100%” だそうです。3歳である程度進めば上出来、そう考えてもいいのではないでしょうか。(http://jspu.jp/ippan_013.html

子供の様子を見つつ、ゆっくりと進めてみてくださいね。

(HAL)

※記事内の画像はすべてイメージです

記事の著者  
のんびり子育て中のママ女医   HAL先生
内科医。大学病院研修中にうつ病を発症し、数年間療養生活を経て復帰。その後、病気の間支えてくれた医者の夫と結婚し、娘を出産。現在は田舎で夫、3歳の娘と暮らす。自身の出産・育児の日々をもとに、医学的なエビデンスを交えて育児情報・ニュースなどをブログで発信。またTwitterでは、娘との会話や、ほっこりあたたまる育児エピソードも紹介し、注目を集めている。
http://halproject01.blogspot.jp/
https://twitter.com/halproject00

ママ女医に関する記事一覧を読む

#トイレトレーニングについてもっと見る!

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

関連する投稿


【漫画】心の充実=ごっこ遊び!? ワーママの幸福度向上計画 その4『ワーキング母ちゃん日記 〜おうち仕事編〜』Vol.26

【漫画】心の充実=ごっこ遊び!? ワーママの幸福度向上計画 その4『ワーキング母ちゃん日記 〜おうち仕事編〜』Vol.26

育児も、仕事も、大変だけど楽しい! 『いけいけどんどん! ワーママ奮闘記』で働くママたちの共感を集めたあいさんが、フリーランスデザイナーになり、主に在宅で働き出してからを描くコミックエッセイ『ワーキング母ちゃん日記 〜おうち仕事編〜』毎週火曜日更新で、大好評連載中です。


【漫画】楽しい……けどやっちまった~! 夜のモノマネ大会のその後『ちっちゃいけどモヤるぅ~!育児のあれこれ』Vol.17

【漫画】楽しい……けどやっちまった~! 夜のモノマネ大会のその後『ちっちゃいけどモヤるぅ~!育児のあれこれ』Vol.17

寝る前にうっかりモノマネ大会で興奮させてしまって……。子育て中のちょっとしたモヤモヤ、笑い飛ばしましょ♪ 姉・イチコちゃん、弟・二太郎くんの2人のお子さんとの暮らしを描くコミックエッセイやかわいいイラストがInstagramや書籍などで大人気! モチコさんがお届けします。


【あなたが今、見たのは……】ご飯をこぼしてしまった娘、女神になる

【あなたが今、見たのは……】ご飯をこぼしてしまった娘、女神になる

Instagramで子育て漫画を発信されるおはなさん。おはなさんの投稿よりオススメの投稿を編集部がピックアップして紹介します。


【この誘惑には勝てない……】夜中の娘はふわもちホコホコ抱き枕

【この誘惑には勝てない……】夜中の娘はふわもちホコホコ抱き枕

Instagramで子育て漫画を発信されるmostinさん。mostinさんの投稿よりオススメの投稿を編集部がピックアップして紹介します。


ピジョン、抱っこひも「caboo(カブ―)」から、最軽量の新シリーズ新発売

ピジョン、抱っこひも「caboo(カブ―)」から、最軽量の新シリーズ新発売

ピジョンは6月1日に、おうち抱っこや寝かしつけに便利な抱っこひも「caboo(カブ―)」シリーズから、薄手素材を使用して軽量化した「caboo carrier lite(カブ― キャリア ライト)」をベビー用品専門店、ECサイトなどで新発売します。


最新の投稿


【専門家監修】つけ忘れとちょい置きを防ぐ! 動線を考えた腕時計収納

【専門家監修】つけ忘れとちょい置きを防ぐ! 動線を考えた腕時計収納

腕時計をつけないと1日が始まらない! フリーランスで在宅勤務が基本の私には、毎朝の身支度に腕時計がかかせません。だからこそ、忘れずにすぐ取り出せて、大事に保管ができる定位置を作ることは大事。今回は、長年私が使い続けているオススメの腕時計の収納アイデアをご紹介します。


【漫画】ビーチフラッグのように機敏に反応してしまう件『母ちゃんだってほめられたい。』Vol.2

【漫画】ビーチフラッグのように機敏に反応してしまう件『母ちゃんだってほめられたい。』Vol.2

Twitterで大人気! 人見知り、体力ナシ、泣き虫、自己肯定感低めな、チキンな母さんの日常を描いた絵日記『母ちゃんだってほめられたい。』(KADOKAWA)から、ママなら絶対共感できる厳選ネタを紹介します。子育ての悲喜こもごもに、一緒にふるえましょう!


育休中、夫に対するイライラがとまらない #小田桐あさぎのワーママお悩み相談室

育休中、夫に対するイライラがとまらない #小田桐あさぎのワーママお悩み相談室

仕事や育児などワーキングマザーだからこその悩みを抱え、日々葛藤して過ごしているママたち。本企画では、そんなワーママたちの悩みに「ちゃんとしなきゃから卒業」を提唱している小田桐あさぎさんからQ&A形式で、愛ある回答をお届けします。


【医師監修】そばは何歳から食べられる?与え方やアレルギーなどの注意点も解説

【医師監修】そばは何歳から食べられる?与え方やアレルギーなどの注意点も解説

子どもに食べさせたいけれど、アレルギーが心配という食品の一つがそば(蕎麦)です。アレルギーの重い症状が出ることもあるので、いつから食べさせたらいいのか迷う人もいるでしょう。今回は、そばを食べさせていい時期や注意点などをまとめました。


戸建て購入 VS 賃貸  子育て世代が選ぶべきなのはどっち? #子育て世代の幸せおうち計画 Vol.2

戸建て購入 VS 賃貸 子育て世代が選ぶべきなのはどっち? #子育て世代の幸せおうち計画 Vol.2

産後に家が手狭になったとき、子どもが入園・入学するときなど、「ウチもそろそろ家を買ったほうがいい?」と思ったときが、住宅購入を検討する始めどき! 子育て世代が住宅を購入する際に考えておくべきことを、いろいろなプロに教えてもらいます。第2回目もエフピーウーマン公認ライターの續さんに、お金のことについて教えてもらいました。