働きながらPTA役員するってしんどい! 役員経験者が語る「大変だったこと」エピソード
子どもが通園・通学をしていると、避けては通れないPTA役員。令和の今ではパパの参加も増えましたが、まだまだ「ママが担当している」という家庭が多いのも現状……。そこで今回は、働くママたちに「働きながら役員をやって大変だったこと」についてアンケート調査を実施しました。
働きながらPTAの役員をしたことはありますか?
「働きながらPTAの役員をしたことはありますか?」の問いかけに対し、「ある」と答えたママは19%、「ない」と答えたママは81%という結果でした。
ワーママ役員経験者は約2割と少ないものの、「大変だったこと」を聞いてみると、いろいろな意見が……。ママたちから寄せられたコメントを抜粋してご紹介します。
やっぱり大変……PTA役員!
仕事に支障が出た
「平日の集まりが多くて仕事に支障が出た」というコメントが目立ちました。「都合をつけなければならないという話は聞いていたけど、こんなに集まりが多いなんて……」そんな嘆きが聞こえてきそうです。
平日の、しかも夜の集まりって、ワーママにとってなかなかハードルが高いですよね……。夜となると、子どもをパパに見ていてもらう必要がありますが、パパが無理なら会議に連れて行かなければならなくなります。夫や祖父母に預けるにしても、子どもの夕飯やお風呂のお世話をお願いしたり、預ける人に負担がかかりすぎないよう、事前に準備をする人もいることでしょう。時間を割いてPTAの会議に出席するのに、さらにひと仕事増えています……。
家事に支障が出た
「PTA役員を引き受けたために、家事に支障が出た」と答えたママもいました。ただでさえ毎日慌ただしいのに、役員の集まりがあることによって、仕事や家事の時間を削る羽目に……。さらに、集まりの後に自宅で資料作成などをするケースもあります。日々の貴重な時間を取られてしまうのですから、「PTA役員なんて引き受けなきゃよかった」と思ってしまうのも無理はないでしょう。
両立が難しい
自分の仕事もあるのに、重くのしかかるPTAの活動。PTAの集まりは平日に開催されることが多く、半休などを使うため、職場の理解も得られなければなりません。当然、夫との家事や育児の分担は不可欠。役員期間は家族全員で乗り越えるしかなさそうです。
このコメントをしたママは、PTA役員の仕事があまりに大変過ぎて、大きな負担になっているようです。
昨今では、PTAの在り方について見直しがされている地域も多く見受けられます。コロナ禍ということもあって、打ち合わせをオンラインにするなど、保護者に負担がかからないような配慮をしている学校もあれば、PTAを廃止したり、外部委託する学校も。
ですが、まだまだ昔ながらのPTA役員制度が色濃く残っている地域もあり、不満を抱えている保護者や、役員をパスしたいと考えている保護者が多数いることも事実です。
一緒に役員をやるメンバーに左右された
学校によって若干の違いはありますが、役員の人数は10人ほどで構成されているでしょう。スムーズに話し合いが進むメンバーならいいですが、このコメントをくれたママのメンバーには少々迷惑な人がいたようです。
一緒に役員をやるメンバーによっては、時間や仕事の配分が大きく左右されることも。こればかりは引き受けた後に行われる集まりに行ってみないとわかりません……。
まとめ
本来PTAというのは、子どもたちの成長をサポートする任意のボランティア活動のことです。任意ですが、引き受けないといけない重圧があるのも事実で、快く役員を引き受ける保護者は多くないでしょう。仕事や家事に支障が出るなど、役員経験者からの話を聞いてしまうと、できればスルーしたくなるのは誰しも同じではないでしょうか。
保護者と学校(教員)の負担が減り、うまく連携できるようなPTA活動になる日を迎えるには時間がかかりそうです。
マイナビ子育て調べ
調査日時:2022年3月2日~3月26日
調査人数:151人(22歳~40代までのママ)
(マイナビ子育て編集部)