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【医師監修】夫婦喧嘩でよくある4つの原因と簡単な仲直り方法

【医師監修】夫婦喧嘩でよくある4つの原因と簡単な仲直り方法

夫婦喧嘩が長期化していて、仲直りの方法が分からないという方はいませんか? 無視するのもお互いストレスになりますし、離婚や暴力騒動に発展したら目も当てられません。赤ちゃんや子供がいるご家庭も、早急に解決したいもの。ここでは、夫婦喧嘩の4大原因と仲直りの方法について紹介します。


この記事の監修ドクター
 精神科専門医 高木希奈先生
聖マリアンナ医科大学卒業、神経センター武蔵病院(現・国立精神・神経医療研究センター病院)精神科を経て、現在は、精神科単科の病院で精神科救急を中心に急性期治療に当たっている。
著書に「間取りの恋愛心理学」(三五館)、「あなたの周りの身近な狂気」(セブン&アイ出版)など。女医プラス所属
http://ameblo.jp/ishi-kekkonn/

皆さんは夫婦喧嘩をしたことがありますか? 中には喧嘩なんて一度もない! なんて夫婦もいるでしょうが、ほとんどの夫婦が経験済みではないかと思います。喧嘩の原因は些細なことや育ってきた環境の違い、お互いへの甘えなどさまざまです。まずは夫婦喧嘩の主な原因から見ていきましょう。

夫婦喧嘩の4大原因に迫る!

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※画像はイメージです

夫婦喧嘩の原因は一般的にどんなものが多いのでしょうか? お互いに疲れてくると普段許せることも許せなくなりがちです。

①言葉遣いや物言いにカチン!

相手からイラッとする言葉を言われた時、夫婦喧嘩になりやすいです。パートナーに「どうでもいい」「関係ない」などと自分に対して無関心な態度を取られ、落ち込んだり、逆にイライラしてしまった経験はありませんか? あるいは、「何でこんなこともできないの?」などと馬鹿にするようなことを言われ、怒りが沸いた経験がある方もいらっしゃるでしょう。さらには「太った」など、配慮に欠ける無神経な言葉で指摘されたりすると、どうしてもイラッとしてしまいますよね。お互いに気持ちを許しすぎて、つい遠慮のない言葉を言ってしまうこともあるかと思いますが、言われた方は傷つくものです。

また、子育てや仕事で疲れている時に、普段ならさほど気にならない言葉にもイライラして、つい言い返してしまう事も喧嘩の原因になります。お互いが疲れていると言葉づかいも乱暴になり、さらにヒートアップしてしまう事も! どうしても苛立ちを抑えられない時は一旦離れて(物理的に距離を取る、別の部屋に行く、お風呂に入る、ちょっと散歩に出るなど。無理な場合はトイレでもよいかも)深呼吸しましょう。疲れている時は相手の気持ちを思いやることも忘れてしまいがちです。夫婦はあくまでも他人ですから、お互いが常にお互いを思いやる気持ちを忘れずに、笑顔で接しましょう。

②生活態度が気になる

脱いだら脱ぎっぱなし、食べたら食べっぱなしで家事を手伝わないのも、夫婦喧嘩の原因となります。自分自身も夫も日々疲れているのは分かりますが、一方がだらしないともう一方に対して腹が立ちますよね。夫婦で助け合って生活できるように、よく話し合ってみましょう。

③子どもについて、考え方が違う

子育てに対する考え方や教育方針の違いも喧嘩の大きな要因になっているようです。習い事や遊び方、勉強のさせ方、しつけ方針など今まで別々の環境で育ったのですから、考え方の違いがあって当然です。先入観を捨て、お互いの良い点を取り入れられると良いですね。また、逆にどちらかが無関心すぎる場合も喧嘩の原因となります。何か子どもに問題が起きた時、「子どもの事は(相手に)任せておいた」と言って責任逃れするのも無関心な人の言い訳です。子どもは夫婦で育てるもの。なるべく二人で真剣に話し合って教育方針を決められるといいですね。

④帰宅時間の遅さやコミュニケーション不足も問題

仕事帰りに飲みに行って帰りが遅くなることはあるでしょうが、連絡なしにされるとつらいですよね。ましてや日付が変わって深夜の帰宅や、終電を逃して外泊なんてことになれば大喧嘩のもとです。一緒に生活している以上は遅くなるなどの連絡を必ずするようにしましょう。連絡のないことで大喧嘩に発展することも多いのです。連絡をマメにしてくれれば、家で待っている側も安心します。

ただし、そんな連絡ありの飲み会も毎日のように続けばさらに悪化します。仕事上どうしようもないこともあるかもしれません。しかし、待っている方も夕飯を用意していたり、起きて待っていたりすることを考え、夕飯がいらない時は早めに連絡、遅くなる時は待たずに休むなどルールを決めるといいでしょう。それでもやはり週に1日~2日は飲み会を断って、お家で家族と一緒にゆっくり食事を摂る日を設けられるとよいですね。

仲直りするまでの期間はどのくらい? 

ほとんどの夫婦が喧嘩直後、または翌朝までには仲直りしているようです。しかし、中には長期戦になる夫婦もいますし、大きな喧嘩の場合は、普段すぐに仲直りする夫婦も長期戦になってしまう事もあります。普段まったく喧嘩をしていない夫婦の場合、特に長期戦になりやすいようです。

小さな喧嘩であれば、すぐに謝ったり笑いあったりすることで解決することも多いでしょう。しかし、些細な内容でもお互いに引かなかったり、深刻な問題を抱えたりした喧嘩の場合は、解決までに時間を要することもあります。多少の冷却期間であればいいのですが、お互いにまったく口も利かない、冷たい態度で接する、無視するなどと言った冷戦状態になってしまうと危険です。時間が経てば経つほど謝ったり仲直りしたりするきっかけを失って、最悪の場合、そのまま離婚……という事もあり得るのです。

長期化を防ぐためには相手の好みを把握しておき、それを用意したら許すなど、言葉をかけなくても分かる謝罪のサインを決めたり、相手の謝罪の気持ちを察したりするとスムーズです。

本当は仲直りするきっかけが知りたい

長期戦になってしまうとだんだん謝りづらくなりますよね。それを避けるためには最長でも1週間程度で仲直りするようにしましょう。それにはやはり話をするきっかけを作ることが大事です。では、どのようにそのきっかけ作りをすればいいでしょうか?

挨拶から始めよう。「おはよう」の威力がすごい!

喧嘩してしまうと声をかけるのも躊躇してしまいがちですが、夫婦として仲良くやっていきたいのであれば挨拶は必ず交わしましょう。案外「おはよう」と声をかければケロッとして「おはよう」という声が帰ってくるものです。その際、ちょっと明るく声をかけるなど配慮し、成功したら「昨日はごめんね」と続けましょう。ただの朝の挨拶が、拍子抜けするほど仲直り効果抜群です。一晩冷却期間を置くことで、お互い冷静になり仲直りしやすいです。朝が無理なら帰宅後でも構いません。なるべく早いうちから声掛け、挨拶をするように心がけましょう。反対に、翌朝まで怒りを引きずって挨拶もしないと、長期化は避けられません。明るく挨拶されれば、相手も「自分が悪かったな」と自然に反省してくれるものです。

ちょっと隣に座ってみよう。無言でOK

夕食後など少しのんびりしている団らんタイムに、なにげなく隣に座ってみましょう。隣に座るというのは心理的に相手を受け入れようとする姿勢や好意的な意味が強く、仲間意識を感じやすい位置でもあります。意識して隣に座ることでお互いに自然と会話ができるようになりますよ。まだ怒りが消えていない、どのような言葉をかければ良いのか分からない時は、無言でOKです。ただ隣に座るだけで、本当は喧嘩なんてしたくないと言う気持ちが伝わるものです。子どもがいる場合は、その空気を察知し寄ってくるので、さらに自然な家族団らんになります。ちょっと照れくさいですが、試す価値ありです。

何気ないスキンシップにトライ!

何気ないスキンシップは少し冷めた夫婦関係にも有効です。スキンシップをすると「オキシトシン」という愛情ホルモンが分泌され、心が満たされるような感覚があります。このスキンシップ、何も抱きしめあったりイチャイチャしろというのではなく、ちょっと肩を触ったり、背中をさすったり、握手したりとほんの些細なことでいいのです。それだけで十分な効果があります。スキンシップをすることで態度も柔和になり、なんとなく仲直りしていたなんてことも多いようです。

口下手な人は相手の好きな食べ物を用意しよう

仲直りの合図やきっかけとして、相手の好きな食べ物を用意するのはとても有効です。プリンが大好き! チョコレートに目がない! なんていう情報を相手に発信しておくのも大切です。謝りたいけどきっかけがつかめないなんて時には、プリンを買ってきてくれたら許しての合図なんていうことを、暗黙の了解で感じられるからです。逆に相手の好きな食べ物を把握しておくことも大切です。「お刺身を食卓に並べたらごめんなさいの合図」など、相手が謝罪の意を感じ取れるものを用意しましょう。「これを用意してくれたんだから許してあげようかな」なんて気持ちが芽生え、仲直りのきっかけとなりますよ。口下手な人にもおすすめの関係修復方法です。

4つの仲直り方法とは?

喧嘩が長期化してしまった場合、なかなか「ごめんなさい」の一言が言いにくくなります。できれば長期化する前に謝ってしまえればいいのですが、些細なことでもきっかけを失うとずるずると長引き、長期化してしまう事もありますよね。そんなときの解決方法をいくつかご紹介します。

①メールや手紙で「ごめんなさい」

長期化すると面と向かって「ごめんなさい」とはなかなか言いづらいですよね。そんな時はせめてメールや手紙で気持ちを伝えましょう。自分は悪くないと思う時も、自分の気持ちを伝えることができるだけでなく、手紙やメールを書いているうちに自分の気持ちが整理できるのも良い点です。喧嘩をすると相手への怒りのあまり何に対して怒っているのか分からなくなってしまう事もありますので、気持ちを整理するのは大事です。ただし、怒りにまかせて文章を書き、相手に怒りをぶつけるだけでは逆効果になります。書いた文章は一度落ち着いてから読み返し、必要であれば修正するように心がけましょう。

メールや文章にする良い点の一つに形に残るという事があります。言葉だけだと言った言わないの争いになってしまいますが、形に残っていると証拠として見せられます。また、形に残っているため、忘れたころに読み直し、その時の気持ちを思い出すこともできます。長期化してしまった喧嘩には手紙やメールで真剣な気持ちを伝え、関係の修復を図りましょう。

②プレゼントで「ごめんなさい」

文章を書くのは苦手。どうしても謝りたいけど、どうしたらいいか分からない……という場合は、ちょっとしたプレゼントを用意するのも方法の一つです。謝罪の気持ちも一言添えるとよりスムーズに仲直りできます。プレゼントとしてはやはり相手の好みのものが最適。分からない場合、妻にはケーキやお花、夫には好きな食べ物や美味しいお酒を用意するのがおすすめです。相手の機嫌が良くなったところで「昨日はごめんね」と素直に言ってみると受け入れてもらいやすいですよ。また、逆にそういうプレゼントがあったら仲直りしたいという気持ちなんだと察し、それ以降は引きずらないことも大事です。プレゼントはとりあえず受け取るけど許したわけじゃない、なんて態度はNGです。

③子は鎹(かすがい)

鎹とは木材同士をつなぎ合わせるための釘の事。子どもは鎹のように夫婦の仲をつなぎとめてくれます。そろそろ仲直りをしたいと考えているのなら、子どもを交えて家族でお出かけしてみましょう。子どもの前で険悪なムードを出すわけにもいかないので、ちょっとずつ会話を交わすことができます。子どもと一緒に楽しむことで、心が和み自然と仲直りできるはずです。直接言いづらい時にもワンクッションおいて子どもを介して伝えると、相手に対する怒りも和らぎ、子どものためにも両親が仲良くしなければ、という気持ちになります。ただ、この場合は子どもにストレスがかかるようではいけません。子どもを介して喧嘩することにならないように注意しましょう。

④やっぱり大事なのは言葉

長期化してしまい、どんなに言いづらくても、やっぱり一番効果的なのは話し合いをすることです。お互い全く違う環境で育ってきて、考え方も育てられ方も違います。そんな二人が一緒に生活するのですから、違いが出て当然です。自分の考えばかりを押し付けるのではなく、異文化交流だと考え、お互いのいいところを少しずつ取り入れるようにしましょう。間違っていると思っていることでも、案外合理的でいい方法かもしれませんし、自分の常識が間違っていることにも気づくかもしれません。そのためにも日頃からきちんとコミュニケーションをとるようにしましょう。きちんとコミュニケーションが取れていると、喧嘩をしてもその場で大きくならず話し合うことができます。喧嘩の原因は何かという根本的なことを解決し、同じ喧嘩が起きないよう努力できるといいですね。

まとめ

夫婦喧嘩は犬も食わぬとよく言いますが、当事者にとってはそんなことでは片づけられないのが夫婦喧嘩です。一番近い存在だからこそ、許せないこともあります。夫婦は他人ですからいくら気が合って大好きな相手でも、一緒に生活したり子育てしたりすれば考え方の違いが出てきて当然です。それでも夫婦で仲良くしたいのであれば、喧嘩になる前に穏やかに話し合うことが大切です。手紙や好物を贈る、ただそっと隣に座るなど、仲直りのきっかけはたくさんあるので、できそうなものから試してみて下さい。

相手のすることにどうしてもイラッとしてしまう事もあるかと思います。特に女性はホルモンの関係で月に1度はイライラしてしまったり、妊娠中や産後なども気持ちが落ち込んだり相手を疎ましく思うこともあります。そんな時は一旦距離を置いたり、嫌な言葉を言ってしまったりしたら謝ることも大事です。また、お互いに仕事や家事育児で疲れている時はどうしても相手の嫌な面が目につき喧嘩になりがちです。相手も疲れているんだと自分に言い聞かせることで少し冷静になれますよ。

喧嘩=離婚となるのではなく、喧嘩=夫婦仲を深めるチャンスととらえ、建設的な話し合いができるよう心掛けられるといいですね。

※この記事は 医療校閲・医師の再監修を経た上で、マイナビウーマン子育て編集部が加筆・修正し掲載しました(2018.06.04)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

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