離乳食に使えるすり鉢!おすすめ商品とすり鉢を使ったレシピも【管理栄養士監修】
離乳食ではどんなすり鉢がおすすめなのでしょうか。離乳初期は滑らかにすりつぶしたヨーグルトやポタージュ状のおかゆや野菜から始めていきます。滑らかにすりつぶすには、ブレンダーやすり鉢があるととても便利です。特にすり鉢は、少量でもつぶせるので便利! 今回はすり鉢を使ったレシピやおすすめの商品などをご紹介します。
離乳食作りに便利なすり鉢、どう使う?
離乳食をなめらかにつぶす時、器やボウルでつぶしてもいいのですが、すべってしまってなかなか難しいですよね。すり鉢なら短時間でつぶしやすく、あると便利な道具です。
つぶし具合を調整でき、メニューの幅が広がる!
すり鉢ひとつでメニューの幅が広がることはご存知ですか?
離乳初期のおかゆや野菜をすりつぶすだけでなく、ごまを擦ったり、器の代わりに使用することもできます。すべてをドロドロにしてしまうということなく、つぶし具合を確認しながらつぶせるので、離乳期にあった形状にしたり、赤ちゃんの食べやすいように仕上がりを調整できることもおすすめのポイントです。
ブレンダーでも代用できる?
ブレンダーやフードプロセッサーなどでもペーストにできますが、量が少ないとうまくつぶせないことがあります。すり鉢の利点は一食分などでもつぶせる点です。
一度にたくさん作る場合はブレンダーで、取り分けなどでちょっとだけ作りたい場合はすり鉢で、などと使い分けられるとなおいいですね。
離乳食のすり鉢の選び方 ポイント3つ
離乳食作りに使うすり鉢はどんなものがいいのでしょう。ペーストにする以外にも長く使えるものですので、購入するかどうか迷ったときにの参考にしてください。
離乳食以外でも長く使用できるか
離乳食作りが終わったらすぐ使わなくなるのではもったいないですね。すり鉢は、ゴマをすりおろして胡麻和えを作ったり、豆腐をつぶして白和えを作ったり、大人も一緒に食べられる料理を作るのにも活用できます。また本格カレーのスパイスづくりなど、離乳食以外で使うことができるのも利点です。
コンパクトなすり鉢は置き場所にも困らず、今後の料理にも活躍するので長く使うためにも丈夫なものを選んでおくといいでしょう。
手入れがしやすいもの
すり鉢には、たくさんの溝があります。溝に入り込んだ食材が洗いやすいか、樹脂製のものはにんじんなどの色が移りやすいので漂白剤などを使うことができるか、煮沸・熱湯消毒ができるかなど、手入れのしやすさもすり鉢を選ぶときのポイントとなります。
滑り止めがあると便利
すり鉢を使う際、力を入れてすっているとすり鉢がずれて扱いにくいことがあります。滑り止めがついていると、すり鉢が動かず安定感があって使いやすいですね。
滑り止めがついていない場合は、濡れ布巾や滑り止めマットを敷くとすり鉢がずれずに使いやすくなりますよ。
すり鉢を使用するおすすめ離乳食レシピ
離乳初期から使える、すり鉢を使ったおすすめのレシピを紹介します。
【離乳初期】しらすのおかゆ
■材料(約1回量)
・しらす 3g(小さじ2杯)
・おかゆ 30g
■作り方
① しらすはお湯で茹でて、塩抜きしてからすり鉢ですりつぶす
② しらすをつぶしたすり鉢におかゆを入れて、すりつぶす
③ 器に盛り付ける
【離乳完了期】おやつに最適!かぼちゃのプリン
■材料(約1〜2回量)
・かぼちゃ 40g
・卵 1/2個
・牛乳 100cc
■作り方
① かぼちゃは皮と種を取り、レンジで加熱してすり鉢でつぶす
② 粗熱が取れたら、溶き卵と牛乳を加えてよく混ぜる
③ 耐熱容器に入れてふんわりとラップをし、電子レンジ(500w)で1分30秒加熱する
※竹串などを刺して、卵液が出てこなければOK
④ 粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やしてできあがり
【離乳初期】栄養満点の野菜ペースト
■材料(作りやすい分量)
・かぼちゃ 10g
・にんじん 10g
・お湯 小さじ1程度
■作り方
① かぼちゃ・にんじんは耐熱容器に入れ、電子レンジでやわらかくなるまで加熱する
② それぞれすり鉢に入れて、ペースト状になるまですりつぶし、お湯を加えて滑らかにする
まとめ
離乳食を作るのに便利な道具がいくつかありますが、すり鉢もそのひとつですね。お手軽価格のものから、長く使えるものまで、種類はたくさんあります。すり鉢を使うと、大人の食べ物から食卓で取り分けしてあげたりすることにも役立ちます。手間をかけずに離乳食作りができるといいですね。
(文:三浦真由美 先生、監修:川口由美子 先生)
※画像はイメージです
編集部おすすめのすり鉢
それでは最後に、ママ編集者オススメの離乳食で使えるすり鉢をご紹介します。
ピジョン「調理セット 〜離乳食作りのスタートに〜」
このひとつで、すりおろし・すりつぶし・裏ごし・搾り・保存ができるコンパクトなセットです。初期だけでなく離乳食作りの最後まで、そして離乳食が終わった後も調理に長く活用できるのも嬉しいポイントです。
貝印 KAI「SELECT100 ミニすり鉢」
大きさ的に離乳食作りに選ばれやすいすり鉢。すりこぎの形状がすり鉢にマッチしていて、少量のすりつぶしに適した大きさがなんとも嬉しい一品です。
KINTO(キントー)「すり鉢 ホワイト」
滑り止めのゴムが底面についているシンプルなすり鉢。耐熱ガラスと磁器でできているので、色が濃い野菜を使っても色移りしにくく、また衛生を保ちやすいですね。