傷つけないために言った「ビリでもいい」が子どもを傷つけているかも……?『子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ』Vol.4

傷つけないために言った「ビリでもいい」が子どもを傷つけているかも……?『子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ』Vol.4

「ちょっとまって」「これにしたら?」子育て中に、ついこんな言葉を使っていませんか? 実はそれって子どもの自己肯定感を下げてしまう悪魔の口ぐせなんです。白崎 あゆみ・著『子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ』(マキノ出版)より、親子の自己肯定感を高める天使の口ぐせを実際にあったエピソードとともにご紹介。


著者プロフィール
白崎あゆみさん
1981年6月27日、福井県鯖江市生まれ。
上智大学外国語学部フランス語学科卒業後、アビームコンサルティング株式会社を経て、NRO北陸放送でアナウンサーとして10年勤務。出産後はコーチングに転向。マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー取得後、実績の高さから講師育成トレーナーとなる。TSC認定プロフェッショナルコーチの資格も取得し、コーチングセッションや保育園・幼稚園・こども園向けのナーサリーコーチングなどを行うほか、大手企業で管理職向けコーチング研修やエグゼクティブコーチングを提供している。

白崎あゆみ公式サイト:https://ayumishirasaki.com

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【励まし方のお悩み】「ビリでもいい」では励ましにならない

小学5年生のゆうさんは、体育が苦手。そんなゆうさんのお母さんも、子どもの頃から体育が苦手だったので、「気持ちがよくわかる」と思っていました。

小学校のマラソン大会の朝、緊張しているゆうさんを励まそうと、お母さんは「ビリでも最後まで走ればいいのよ」と声をかけました。毎年、ゆうさんの順位は後ろから数えたほうが早く、がんばることに意義があると伝えたかったのです。
すると、ゆうさんは何も話さなくなってしまい、そのまま学校へ行ってしまいました。

悪魔の口ぐせ



「ビリでもいいのよ」

天使の口ぐせ



「応援しているよ」

「苦手だから嫌い」「苦手だから目標を持っていない」と考えるのは、大人の決め付けだったのかもしれません。

特にゆうさんのお母さんの場合、自分の子ども時代と重なることで、なおさらだったようです。励ましているつもりだったのでしょうが、心の中では「今年もきっと遅いだろう」と決めつけています。
そして、ゆうさんがマラソン大会の結果に傷つかないように、先回りして口にした言葉が「ビリでもいい」でした。そのため、ゆうさんは「自分は期待されてない」と感じてしまい、寂しくなってしまったのです。

自分がかけてほしい言葉と、ほかの人が言われてうれしい言葉が、いつも同じとは限りません。親子でも、同じではないということです。
子どもを励ましたいときには、目を見ながら、シンプルに「応援しているよ」と声をかけてあげましょう。余計な言葉を加えないほうが、気持ちが伝わることも多いのです。

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書籍『子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ』について

子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ

¥ 1,540

(2021/03/11 時点)

★こんな〝悪魔の口ぐせ″使っていませんか?
「何回も言ったよね? 」「こっちにしたら? 」「ちょっと待って」

★無意識に使いがちな悪魔の口ぐせをへらし、天使の口ぐせを増やせば、子どもも親も自己肯定感が高まる

ふだんの口ぐせを変えるだけで、子どもたちの心への響き方だけでなく、お母さんが見る世界も大きく変わります。
何気なく使っている言葉が、親と子の自己肯定感を低下させる「悪魔の口ぐせ」ではないか、確かめましょう。
本書では、お母さんが口にしがちな「悪魔の口ぐせ」を、実際の事例を参考に紹介します。
そして、そのような場合に口にするといい「天使の口ぐせ」を、具体的に示しています。「こんな言葉がけもあるんだな」と、参考にしてください。

(文:白崎 あゆみ『子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ 』(マキノ出版)より/加筆修正:マイナビ子育て編集部)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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