挨拶やお礼を子どもに強要すると逆効果に……正しい促し方は?『子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ』Vol.5

挨拶やお礼を子どもに強要すると逆効果に……正しい促し方は?『子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ』Vol.5

「ちょっとまって」「これにしたら?」子育て中に、ついこんな言葉を使っていませんか? 実はそれって子どもの自己肯定感を下げてしまう悪魔の口ぐせなんです。白崎 あゆみ・著『子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ』(マキノ出版)より、親子の自己肯定感を高める天使の口ぐせを実際にあったエピソードとともにご紹介。


【促し方のお悩み】恥ずかしがって「ありがとう」が言えない

さっちゃんは少し人見知りな3歳の女の子。お母さんの陰に隠れて、モジモジとしていることが少なくありません。
お母さんは、そんなさっちゃんがちょっと心配です。せめて「ありがとう」は言えるようになってほしいと望んでいました。
あるとき、知り合いからさっちゃんがお菓子をもらったので、お母さんは「ほら、『ありがとう』は?」とお礼を促したところ、今回もさっちゃんはお母さんの後ろ側に回って何も言いません。さっちゃんに何とか言わせたくて、お母さんは何度も「ほら」と繰り返します。

悪魔の口ぐせ



「ほら、『ありがとう』は?」

天使の口ぐせ



「一緒に言ってみる?」

挨拶やお礼は、社会生活の基本マナーです。「きちんと子どもが言えるようにしたい」と思う人は少なくありません。
ただ、さっちゃんのようにためらってしまい、なかなか言えない子どももいます。ポイントは、本人もうれしくて「ありがとう」と言いたいのに、どうしても口から言葉が出てこない点にあります。そんな子どもに「ほら」と促すと、子どもは萎縮し、なおさら言えなくなってしまうのです。

「ありがとう」が言えない子どもに必要なのは、安心と勇気。お母さんが手をつないであげて、「一緒に『ありがとう』って言ってみる?」とサポートするといいでしょう。「安心」は「以前は言えた」という経験値からも得られるので、言えたときに「今日ありがとうって言えたね」と、より実感させてあげましょう。

それでも、「ありがとう」が言えない場面は、何回も出てくると思います。そんなときは「何とか言わせなきゃ」と必死になる必要はなく、「言えなくてもOK」という気持ちで、ゆっくりと見守っていきましょう。

次回の内容は……?

「さっさとして!」がダメな理由は…【やるべきことの促し方】についてお届けします。

書籍『子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ』について

子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ

¥ 1,540

(2021/03/11 時点)

★こんな〝悪魔の口ぐせ″使っていませんか?
「何回も言ったよね? 」「こっちにしたら? 」「ちょっと待って」

★無意識に使いがちな悪魔の口ぐせをへらし、天使の口ぐせを増やせば、子どもも親も自己肯定感が高まる

ふだんの口ぐせを変えるだけで、子どもたちの心への響き方だけでなく、お母さんが見る世界も大きく変わります。
何気なく使っている言葉が、親と子の自己肯定感を低下させる「悪魔の口ぐせ」ではないか、確かめましょう。
本書では、お母さんが口にしがちな「悪魔の口ぐせ」を、実際の事例を参考に紹介します。
そして、そのような場合に口にするといい「天使の口ぐせ」を、具体的に示しています。「こんな言葉がけもあるんだな」と、参考にしてください。

著者プロフィール
白崎あゆみさん
1981年6月27日、福井県鯖江市生まれ。
上智大学外国語学部フランス語学科卒業後、アビームコンサルティング株式会社を経て、NRO北陸放送でアナウンサーとして10年勤務。出産後はコーチングに転向。マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー取得後、実績の高さから講師育成トレーナーとなる。TSC認定プロフェッショナルコーチの資格も取得し、コーチングセッションや保育園・幼稚園・こども園向けのナーサリーコーチングなどを行うほか、大手企業で管理職向けコーチング研修やエグゼクティブコーチングを提供している。

白崎あゆみ公式サイト:https://ayumishirasaki.com

(文:白崎 あゆみ『子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ 』(マキノ出版)より/加筆修正:マイナビ子育て編集部)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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