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2021年02月10日 14:43 更新

実はリーズナブルでお買い得! 密かな人気を集めるコストコの花売り場

人気商品を常時たくさん扱うコストコ。実は、コストコリピーターで密かな人気を集める、リーズナブルな花売り場があるのをご存じですか? コストコならではの花売り場レポートと、花の上手な選び方をご紹介します。

フラワー&フォトデザイナーのはぎわらりえこです。
みなさんは、コストコで花も売っているのをご存知ですか?

定番のバラをはじめ、お買い得なたくさんの花を取り扱っています。
今回は、コストコのお買い得な花とその上手な選び方を中心にご紹介しましょう。

コストコで売っている花

お買い物のついでに、リーズナブルな花を選べるのはうれしいですよね。
スーパーマーケットの花売り場もよくのぞいていますが、コストコの花は1本当たりのお値段がスーパーよりお安い印象です。

今回選んだのは、黄色いトルコキキョウの花束、「グローワーズバンチ(998円)」。トルコキキョウは花のなかでも持ちがいので、この花を選びました。

トルコキキョウ
photo Rieko Hagiwara

一束には、トルコキキョウが4本、ユーカリが1本入っていました。
そのほかの商品では、同様の998円がもっとも多い価格帯。バラの花だけの「グローワーズバンチ」は、本数を数えたところ10本で998円、何と1本100円以下という驚きの価格でした。

そのほか、大きく豪華な百合の花や季節の花、お仏壇用の花と種類の幅が多いです。

トルコキキョウ
photo Rieko Hagiwara

花の上手な選び方

自分の目で確かめて購入するようにしましょう。選ぶ基準のひとつ目は、花や葉の状態が生き生きとしているものを選ぶこと。たとえば、花は色がよくハリ、ツヤがあるもの。花びらの縁が変色していないもの。シミなどがない花を選びましょう。

トルコキキョウの花
photo Rieko Hagiwara

もうひとつの着目点は、つぼみ。できるだけ長く花を楽しむために、これから咲くつぼみはたくさんついているものを選びたくなりますよね。それなら、つぼみのものを何でも買っていいか……というと、それはNG。固く小さなつぼみは、残念ながらまず咲かないつぼみと思って下さい。

たとえば、咲かないつぼみはこのようなつぼみです。

ナデシコのつぼみ
photo Rieko Hagiwara

こちらはナデシコの花ですが、ナデシコの花のつぼみはこんなふうにきゅっと固くて先端が尖るような形のつぼみをしています。

つぼみは、水に挿しておけば開くと思われがちですが、このような小さくいかにも固そうなつぼみは開きません。 出荷前の花は、土に根を張り地面から養分を得ています。そして、太陽光も浴びて栄養を得ていますね。おうちで飾る切り花は、花瓶の水のみです。栄養分を得られません。

切り花には延命剤が付属している場合もありますが、固いつぼみを咲くまでに成長させるほどのパワーは延命剤にはありません。

切り花栄養剤
photo Rieko Hagiwara

では、同じつぼみでも咲くつぼみとはこのようなものです。

ほどよくふっくらしているもの、今にも咲きそうなもの、
先端に、花の色がうっすらとのっているつぼみ。このようなつぼみは、咲く確率が高いです。

トルコキキョウのつぼみ
photo Rieko Hagiwara

ほどよくふっくらしていて、今にも咲きそうなトルコキキョウのつぼみ
サイネリアのつぼみ
photo Rieko Hagiwara

先端に花の色が出ている、サイネリアのつぼみ
ユリの花のつぼみ
photo Rieko Hagiwara

うれしい例外として、ユリの花のつぼみは、ほとんど全部が開きます。

切り花を家に持ち帰ったら、必ずしたいこと

ブーケ
photo Rieko Hagiwara

花を扱うときにもっとも大切な事柄は、「水揚げ」と呼ばれる作業です。

買ってきてそのまま花瓶に挿しただけでは、ものの数日で花が痛んでしまいます。
花が上手く水を吸えていないのが原因です。

「水揚げ」とは、花が水を吸いやすい状態にしてあげる作業のことを言います。
コストコを含めスーパーマーケットなどで売られている花は、比較的切り口が乾燥しています。
花を生けるときは水揚げをしてから飾ると、花の持ちがまったくちがってくるはずです。

水揚げの基本は、「水切り」

「水切り」は、茎を水につけた状態で、切り口から3~5cm程度のところを斜めに大きく切りましょう。そのまま30分~1時間くらい水につけて、よく水を吸わせます。

少ない本数でも、飾り方でボリュームアップする方法

「スパイラル」とは 英語で「螺旋」の意味。
そのことから、茎が螺旋を描くように束ねるテクニックのことを、花の専門用語で「スパイラル」と言います。

プロが作る花束がふんわりと広がっているのは、 この「スパイラル」テクニックを使っているから。これは主に花束を組むときに使う技術で、フローリストにとっては、必須のテクニックのひとつです。スパイラルのメリットは、少ない数の花でも、ふんわりとバランスよくボリュームアップした花束になることです。このスパイラルのテクニックを用いて花瓶に飾ると、少ない本数でもボリュームアップできます。

スパイラル
photo Rieko Hagiwara

スパイラルの作り方は、まず上の写真ように器の中で茎が一点で交差するように挿します。そのまま茎の長さを見ながら調節して花瓶に挿してもいいですし、 下の写真のように交差させたところをヒモなどで縛れば、簡単ブーケができあがります。束ねたブーケは、花瓶に挿して楽しみましょう。

トルコキキョウの花束
photo Rieko Hagiwara

たった4本のトルコキキョウが、スパイラルで飾るとこのように変身します。

トルコキキョウの花束
photo Rieko Hagiwara

まとめ

コストコフラワーで花のある暮らし
photo Rieko Hagiwara

コストコの公式サイトでは、フラワー・ブーケのお得な花の取り扱いがあります。お近くに店舗のない方は、サイトをチェックしてみて下さい。

ぜひ、お買い物のついでにコストコで花も買って、リーズナブルに「花のある暮らし」を楽しんでみてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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