育児 育児
2020年02月21日 09:45 更新

約半数以上のママが悩んでいる「子どもの好き嫌い」。みんながしている工夫は?

mogは、全国の2歳~8歳の子どもがいるママを対象に「子どもの食事」に関する調査を実施しました。

子どもの小食や偏食に悩むママたちは、具体的にどのような問題を抱えているのでしょうか。「好き嫌いや偏食でなかなか食事をしてくれない」、「食べる量が少なく、栄養が足りてるのか心配」……。そこで今回mogでは、「子どもの食事」に関する調査を実施しました。

「子どもの食事」に関する調査

半数以上のママが子どもの好き嫌いに悩んでいることが判明!

まず、「子どもの食事で不安なことはありますか?(複数回答可)」と質問したところ、「集中して食べてくれない(55.7%)」と回答した人の割合が最も多く、次いで「好き嫌いが多い(51.6%)」、「お菓子ばかり食べる(32.5%)」、「食べる量が少ない(25.2%)」、「アレルギーがある(6.7%)」と続きました。

やはり子どもの食事に苦戦しているママが多いとわかる結果に。注目したいのは、「好き嫌いが多い」という回答です。ママにとっては、子どもの栄養バランスが心配ですよね。

子どもの好き嫌いが始まった時期は?

そこで「好き嫌いが多い」と回答した人に「いつ頃から好き嫌いが始まりましたか?」と聞いたところ、「2歳頃(24.6%)」と回答した人の割合が最も多く、次いで「1歳半(離乳食完了)頃(20.2%)」、「3歳頃(12.5%)」、「1歳(離乳食後期)頃(12.1%)」、「2歳半頃(10.1%)」、「離乳食初期(8.0%)」、「5歳以降(7.7%)」、「4歳頃(4.8%)」と続きました。

最も割合が多い「2歳頃」といえば、「イヤイヤ期」が始まる頃。出されたものを何でも食べていた子どもも、味覚や感覚、自我が発達してくることで好き嫌いが出てきます。好き嫌いが始まるのは乳児から幼児に成長していく段階であることから、好き嫌いは子どもの成長のサインの1つととらえることもできそうです。

子どもの食事で不安を感じたエピソード

・「野菜をあまり食べてくれないし、食べムラがあるのでちゃんと栄養がとれているのか気になる」(30代/大阪府)

・「お菓子は早く食べるのに苦手なものは時間がかかる」(30代/埼玉県)

・「給食で嫌いなものを机の中に隠した」(40代/東京都)

しっかり食べない子どもにストレスを感じているママは7割⁉

続いて、「子どもがしっかり食べないことによって身体的成長・精神的成長、どちらへの影響が心配ですか?」と聞いたところ、7割以上の人が「身体的成長への影響(75.5%)」と回答しました。

次に、「子どもはどのような食べ物が苦手ですか?(複数回答可)」と質問したところ、「野菜(63.9%)」と回答した人の割合が最も多く、次いで「魚(22.3%)」、「肉(21.5%)」、「果物(12.0%)」、「卵(10.2%)」、「乳製品(8.0%)」と続きました。

苦味のあるピーマンや、酸味の強いトマトを嫌う子どもは多いですよね。子どもは、「苦味=毒」「酸味=腐ったものや未熟なもの」と察知し、本能的に拒否するそうです。

そこで、「子どもがしっかり食べないことはストレスになっていますか?」と聞いたところ、「非常になっている(17.7%)」、「まあまあなっている(50.1%)」と回答した人を合わせて、7割近くの人が「ストレスになっている」と回答しました。

子どもにしっかり食べてもらうためにママがしていることは?

続いて、「子どもに食べてほしい食材を教えてください(複数回答可)」と聞いたところ、9割近くの人が「野菜(87.4%)」と回答し、次いで「魚(60.1%)」、「肉(49.3%)」、「果物(39.0%)」、「卵(37.7%)」、「乳製品(37.0%)」と続きました。

野菜嫌いの子どもが多いからこそ、「野菜を食べてほしい」と考えるママは多いようです。では、どのような工夫をして、子どもにごはんを食べさせているのでしょうか。

「子どもにしっかり食べてもらうために普段どうしていますか?(複数回答可)」と質問したところ、「ポジティブな声かけをする(47.9%)」と回答した人の割合が最も多く、次いで「苦手なものがわからないように調理する(40.8%)」、「1口だけ頑張らせる(39.0%)」、「食べたくなるように盛り付けを工夫する(28.4%)」、「注意する・強く言う(14.4%)」、「食や栄養に関する学びの機会をつくる(7.6%)」と続きました。

工夫を凝らしたママの体験談

・「料理を手伝ってもらい、食事のときに家族の前で褒めたら苦手なものも食べてくれた」(30代/兵庫県)

・「周りの人たちがとてもおいしそうに食べている姿を見せて、早く食べないとなくなっちゃうよ〜と言って食べさせる」(30代/福島県)

・「嫌がっても必ず一口だけは食べさせ、食べたら抱きしめて褒めるようにしたら、ブロッコリーとトマトは食べられるようになった」(40代/東京都)

「子どもの食事」に関する調査
調査期間:2020年1月22日~ 2020年1月23日
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,133人
調査対象:全国2~8歳の子どもがいるママ
調査主体:mog株式会社

(マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-