金属磨き「ピカール」の使い方とは? シンク掃除でピカピカに!
金属磨きの代表的なブランドとして知られ、国内で広く普及しているピカール。実は、お掃除にも使えるのをご存知でしたか? クレンザー感覚で使うことができて、メタルラックやシンクなどがたちまちキレイに! ここでは、ピカールの特徴や、オススメのお掃除方法、使用するうえでの注意点などについてご紹介します。
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ピカールの基礎知識
ピカールってなに?
ピカールとは、日本磨料工業が販売する金属磨きのこと。やわらかい布に適量をつけて金属を研磨し、汚れがとれたら乾いた別の布でふきとります。これだけで、アルミやステンレス、銅、真鍮などをキレイに磨くことができる便利なアイテム。
液体タイプがより普及していますが、クリームタイプの「ピカールケアー」もラインナップされています。「ピカールケアー」はチューブ入り。液だれしにくく、より手軽な使い心地が特徴です。また、頑固な汚れ対策にぴったりの「ピカールネリ」もあります。
その他「ピカール」シリーズ▽
http://www.pikal.co.jp/itemlist
ピカールで磨けるもの
ピカールを使うときの注意点
ピカールには研磨剤が入っているため、材質によっては、金属に傷をつけてしまうこともあります。初めて使用するものには、まず目立たない場所で問題ないことを確認しておくのがおすすめです。例えば、金や銀といったやわらかい素材、塗装されたもの、コーティングされたもの、メッキ加工が施されたものなどはとくに注意が必要。アクセサリーなどの加工品にも不向きです。また、サビ落としにも使えますが、深く浸食したサビには向きません。
ステンレスには使用可能ですが、いつくかの注意が必要です。まず、鏡面仕上げのステンレスは非常に繊細なので、ピカールでお掃除すると研磨跡が目立つ可能性あり。また、一方向に細かい筋模様が入ったヘアーラインステンレスの場合、ムラができやすく均一に磨きあげるのは困難といわれています。
ピカールを使った掃除法
ピカール掃除の基本
ピカールでのお掃除がおすすめなものの一つが、収納として大活躍してくれるメタルラックです。メタルラックというと、購入時はピカピカながら、使い込むうちにくすみやサビが目立ってくるのが特徴。使用には何の問題もありませんが、メタルラックは光を放ってこそインテリアに華やぎを与えてくれるもの。ぜひ、ピカールでお掃除して、購入時の輝かしい姿を取り戻しましょう。
お掃除方法は、適量のピカールをやわらかいクロスにのせて、メタルラックを拭くだけ。力を入れる必要はまったくありません。手のひらにピカールをのせたクロスを当て、メタルラックを握るようにして軽く磨くだけで、ステンレス特有のくすみがあっという間にキレイに。サビについては、くすみをとるときよりほんの少し力を入れて磨くと、徐々に落ちるはずです。美しいメタルラックの輝きを維持するには、一年に一度の割合でお掃除するのがおすすめ。
ただし、ピカールは人体に有害なアンモニアガスを微量ながら発生させます。必ず換気しながら作業をしてください。
ピカールを使ったシンク掃除
ピカールをキッチンシンクのお掃除に使う人が増えてきているようです。ピカールは粒子が細かいため、はじめにサンドペーパーで粗く磨いておくのがおすすめです。ただし、粗い番手のものは厳禁。シンクをひどく傷つけてしまいます。必ず、#2000、#3000あたりの目が細かいものをお使いください。
サンドペーパーでまんべんなくざっくり磨いたなら、メタルラックのときと同様、やわらかいクロスに適量のピカールをとって、シンクを軽く磨いてください。仕上げにやわらかい布で汚れを拭きとると、シンクのくすみがとれて光沢を放つでしょう。
研磨剤としての効果が期待できる重曹とピカールとの合わせ技もおすすめです。まず、シンク全体にピカールと重曹を散らしたら、それぞれを混ぜ合わせながらシンクを磨きあげます。やがてクロスが汚れを集めて真っ黒になるはずです。水で洗い流したあと、やわらかい布できちんと拭きとれば、シンクがまるで鏡面のような仕上がりに。