シンク掃除に効果を発揮する3つのテクニック
毎日使うシンクは、お家のなかでもとくに汚れがたまりやすい場所です。汚れが蓄積すればするほど、お掃除は大変になってしまうもの。そこで、シンクをお掃除するおすすめの方法についてご紹介します。
キッチンのシンクは、毎日汚れがたまりやすい
毎日欠かさず使うキッチン。水を使うことに加え、油汚れが付着しやすいことから、ちゃんとお掃除しているつもりでも、ぬめりやサビ、水垢など、汚れが知らないうちにたまってしまいがち。キッチンをいつもキレイに保つには、こまめにお手入れすることが大切です。毎日少しの手間で、徹底的に汚れを排除できる!お掃除上手さんが、取り入れているお掃除の基本的なテクニックを集めました。
シンク掃除の流れ
シンクの汚れがたまると、ぬめりの原因になるだけでなく、雑菌が繁殖する温床となってしまいます。汚れは次の日に持ち越さず、その日のうちに落としてしまいましょう。必要なものは、スポンジと台所用洗剤、タオルです。
まず、スポンジに台所用洗剤を適量つけて、シンクをこすります。食器洗いに使っているスポンジをそのまま転用してOKですが、抵抗を感じる方は、シンク専用のスポンジのほか、キッチンラップやナイロン袋で代用しましょう。
排水口のトレーを取り出して、裏もキレイに洗います。排水口のなかにも手を入れてこすってください。毎日汚れを落とすことによって、排水口には汚れがたまりにくくなり、ぬめりも雑菌少なくなってくるので大丈夫です。続けるうちに、汚い場所ではないことがわかるようになってきます。
水で流して泡を取り除いたあとは、乾いたタオルなどで水滴をキレイに拭きとります。
シンクがピカピカに光っていると、それだけで清潔な印象に。ただ乾いたタオルなどで磨くだけでも輝きが増すので、来客の直前にさっとお手入れするのもおすすめですよ。
汚れ別! シンクのお掃除法
(1)排水口にお湯を張って、ぬるぬる解消!
排水口のぬめりは、毎日お湯をためて流すだけでキレイになります。準備するものは雑巾とタイマーだけ。お掃除の方法は次の通りです。まず、排水口に雑巾を敷き詰めて水が流れないように栓をします。次に、およそ40℃のお湯をシンクに入れます。シンクがお湯でいっぱいになったら、排水口に敷き詰めた雑巾を取り出してお湯を抜きます。この時、お湯が抜け切るまでどのくらい時間がかかるかを計測。
排水口に雑巾を敷き詰めてお湯をため、抜く作業をもう一度繰り返します。同じように時間を計測し、お湯が抜け切る時間が短くなっていれば排水溝がキレイになっている証拠です。
お湯が排水口の油汚れを浮かし、その汚れを大量のお湯で水圧をかけることで一気に流すことができるのです。排水管によっては、60℃以上のお湯を流すと溶け始めてしまうものがあるので、注意してください。
(2)しつこい油汚れにはセスキで
電子レンジや炊飯ジャーなどの家電製品やコンロのスイッチなど、キッチンはあらゆるところが知らないうちに油で汚れてしまっています。そんなところには、セスキ炭酸ソーダ水が便利。
まず、軍手を両手にはめます。セスキ炭酸ソーダ水を利き腕にだけスプレー(反対側の手にはスプレーしません)。次に、セスキ炭酸ソーダ水を含ませたほうの手で、家電のつまみやボタン類など、隙間や細かい場所などを指先で撫でるように拭きます。汚れが落ちたら、スプレーをしない反対側の手で乾拭きしてください。
セスキ炭酸ソーダ水で手荒れすることもあるので、気になる方は軍手の下にビニール手袋をしておくのがおすすめです。
(3)厄介なサビ・水垢汚れは、重曹でピカピカに!
キッチンのサビの原因の多くは、置きっ放しにした空き缶などから移ったものだそう。水濡れすることで腐食し、シンクに鉄分が溶け出すことでサビになってしまうのです。
また、水垢の原因はシンクに残った水滴。水分が蒸発したあと、ミネラル分だけがそこにとどまり、白い固形物として残ってしまうんです。
サビには重曹が効果的。サビに重曹を振りかけ、そのまましばらく放置したあと、スポンジでやさしくこすってください。そこに、クエン酸を水で溶いたもの(お酢でもOKですが、米酢には効果がないので注意)をかけます。徐々に泡立ってくるので、しばらく放置したあと、拭きとればキレイに除去できるはず。