息子に精通が起こったら……。下着は濡れる？ 本人が下着を洗うの？ ママが知らない「精通体験」をパパ198人に聞いてみた

射精とは、精巣で作られた精子が、射精管を経て尿道から放出される現象です。精通体験はひとそれぞれで、マスターベーションをしたときに精通した人もいれば、寝ている間に自然に精通が起きる（夢精）人もいます。

一度の射精で出る精液の量は2～4ml程度とも言われますが、下着の濡れを感じなかったり、射精だと気づかなかったりした人もいるようです。

「下着を濡らしてしまった！」と感じたあとの行動は、自分で洗った人が39％いました。しかし、「精子を拭いてから洗濯に出した」「そのまま洗濯に出した」を合わせると、55％は自分で洗わないまま。お母さんに「どうして洗ったの？」と聞かれることがイヤで、洗わず出してしまった人が多いのかもしれませんね。

精通体験に関しては、「誰にも言ってない」が約78％と圧倒的。

確かに、精通の有無は外見からわかるわけでもなく、女性の生理用品などと違って用意しなくてはいけない物もありません。恥ずかしいという感情も大きいでしょうし、精通が起きた年齢によってはよくわかっていない、ということも考えられます。大人の仲間入りをする思春期の大きな変化でも、オープンにされにくい経験なのかもしれません。

●「初めて出た」というと、友人は「俺は勝手に出てた」と言っていました。（男性／36歳／自動車関連／技術職）

●だいたい年頃の男子は普段の会話でその手の話になるので、冗談を言う程度の範疇に収まる。（男性／37歳／商社・卸／営業職）

●「ようやく覚えたか」と、いかにも普通の反応だった。（男性／39歳／通信／営業職）

●普通に言って、共感された。（男性／44歳／マスコミ・広告／クリエイティブ職）

●あまり覚えていないが、友達から話を聞き、自分もあったことを伝えた。（男性／31歳／小売店／販売職・サービス系）

精通が起こるのは、およそ12歳～18歳前後の中学・高校時代。人によっては小学校の高学年で起こる場合もあります。「誰にもいっていない」と回答した人が一番多かったものの、やはり気持ちをわかってくれるのは同性の友人。友だちに話したものの、特別大騒ぎしたりからかいあったりすることもなく、淡々とした会話だった、という人が多いようです。

●気にしなくていいよといって替えのパンツを履かせてくれた記憶があります。（男性／47歳／不動産／事務系専門職／「母親に言った」と回答）

●なにか濡れたんだけど、と説明した。（男性／28歳／不動産／営業職／「母親に言った」と回答）

●なんか出たって泣きながら言った。（男性／40歳／商社・卸／営業職／「母親に言った」と回答）

●精通で使ったティッシュをその辺に置いてたら怒られた。（男性／43歳／医療・福祉／事務系専門職）

●（親に言われていやだったことは）あまり汚さないでね、と母親に言われたこと。（男性／42歳／団体・公益法人・官公庁／技術職）

●（親に言われていやだったことは）男臭いと言われたこと。（男性／35歳／電力・ガス・石油／事務系専門職）

「泣きながら母親に伝えた」というコメントにもあるように、子ども自身の知識が足りなかったため、突然の出来事に驚いてしまったり不安になってしまったりするケースもあるようです。また、「汚さないで」「男臭い」など、精通に対して親から否定的なことを言われて傷ついた、というパパたちもいました。

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精通は男性にとって非常に個人的な体験で、あまり大きな声で人に話したりしないものだということがわかりました。

しかし、外からはわかりにくいことだからこそ、事前に正しい性の知識をつけておくことが重要になります。性教育について直接教えるのが気恥ずかしい場合は、医師が監修する絵本やコンテンツなどを頼ってみたりするのもいいかもしれません。

男の子の精通は女の子の初潮と同じく、大人の体へ変化した証拠。まずは親がポジティブにとらえてあげたいものです。

マイナビ子育て調べ
調査日時：2024年4月26日～29日
調査人数：198人（20代～40代のパパ）

（マイナビ子育て編集部）