タブレット学習のメリットは? 教材の選び方と各社サービス一覧

タブレット学習のメリットは? 教材の選び方と各社サービス一覧

学校教育や家庭教育においても需要が高まってきている、タブレット学習。ICT(情報通信技術)が盛んになりますます情報化社会となっている中、タブレット学習に関する意見もさまざまです。メリット・デメリットを把握したうえで、子供に与える教材を選んでみてはいかがでしょうか。各社のサービスもご紹介していきます。


タブレット学習の効果とは?メリット・デメリット

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タブレット学習とは

最近、教育現場では「アクティブ・ラーニング」という言葉をよく耳にします。アクティブ・ラーニングとは、幼稚園から大学までの教育機関において取り入れられており、文部科学省も推奨する学習方法のひとつです。従来の授業では、教員が講義をして教養や知識を身に付けていく受動的な学習形式が一般的でしたが、積極的に学習者が能動的に学ぶ形式へと教育現場は移行しつつあります。

そんなアクティブ・ラーニングにおいて、用いられるアイテムのひとつが「タブレット」。文部科学省では、一人一台の端末環境を理想に掲げ、多くの情報にアクセスしながら学習意欲の向上、教育の再生を図っています。

タブレット学習のメリット

●スピード感がある
幼稚園や小学生の場合、大人が丸付けをしてあげるというケースが多くあります。単位やページごとに問題を解き終わってから、採点が終了するまで待つ。このサイクルだと集中を切らせてしまうほか、時間がかかってしまうものです。タブレットなら、採点がスピーディ。アプリによっては、1問ごとに自動採点が可能なものもあるので、スピード感があるという点が最大のメリットと言えるかもしれません。正解・不正解をすぐに認識をして、次の問題に進める効率の良さが挙げられます。

●本人のペースで取り組める
子供の勉強を見てあげる、採点を行うには、大人の都合のよい時間帯であるという制限がありますが、タブレット学習なら子供が単独で取り組めるため、大人の都合に合わせなくても良いのです。学習したいタイミングを逃すことなく、大人も本人もストレスフリーの状態で行えます。

●繰り返してできる
繰り返し学習は、今も昔も変わらず大切な学習法と言われています。ペーパーレスで行えるタブレット学習は、自信が付くまで何度も繰り返せるので着実に力を付けることができるでしょう。タブレット形式の通信教育では、間違った問題が再度出題されるなど個別の学習方法が取り入れられており、克服できるようになっているものもあります。

●視覚で楽しめる
ゲーム感覚で問題を解ける、解説してくれる、動画で学習ができるなど、視覚で楽しみながら学習できるのもタブレット学習の魅力です。音の効果もあり、子供の学習意欲を向上させる要素が含まれています。

●子供の学力を把握しやすい
学習の進捗や問題・テストの出来具合など、子供の学力をデータ化されたものが保護者に届くシステムもあるので、学力の伸び率を確認できたり受験の参考にしたりとリアルタイムで情報を得られるようです。

タブレット学習のデメリット

●答えをすぐに見るクセが付く
解いた問題の採点がすぐにできるのはメリットでもありますが、答えがわかるまで粘り強く考えるという思考力が付かなくなるというデメリットにもつながります。タブレット学習のなかには、まとめとなるテストに挑戦した場合、回答提出後の採点となるルールを設けているものもあるので、それぞれの特徴を調べてからの導入をおすすめします。

●書く習慣がなくなる
専用のペンで画面をタッチしながら学習をするため、紙に書いて覚える、まとめる、問題を解くという習慣が付かなくなるかもしれません。文字を書く「運筆力」を伸ばすと学習に対する苦手意識が付きにくくなると言われるほか、集中力や忍耐力にも繋がると言われています。幼稚園や小学校低学年のうちから「運筆力」を高めていきたいものです。

●視力低下の懸念
画面を見ながらの学習方法で懸念されるのが、視力の低下です。適度な休憩を挟む、時間を決めて行うなど、ルールを決めてすすめましょう。

●費用の負担
タブレット端末導入のための費用、さらに自宅のWi-Fi環境を整えるための投資が必然となってくる場合があるので、事前に調べましょう。

どの教材がいいかわからない! 選び方の2つのポイント

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始めやすさ、続けやすさ

専用タブレットの購入の有無

すでに持っているタブレットがあれば、アプリやソフトをダウンロードするだけで始められるので、初期費用を抑えることができます。専用タブレットの購入が必要な場合もあるので、事前に調べておきたいものです。

月額費用や返金制度など料金体制

初期費用と合わせて調べておきたいのが、月額費用や返金制度です。月額費用や年額費用、退会したときの返金制度など、設定されている料金体制も選ぶ際のポイントになります。無理のないコストであるか、続けやすさはどうかなど目安となるでしょう。

子供の学習意欲に合った内容

各社とも、子供の個性や能力(発達障害含む)に合わせたレベルや進め方ができることを特徴としています。

学習意欲の低い子であれば、まずはお試しソフトや期間限定の無料体験で相性を見てみたり、お試し価格や月額が低いものを選んだりすると良いでしょう。ゲーム性が高い、アニメが多く使われている、キャラクターが登場する、1コマが短いといった教材が続けやすいようです。

逆に意欲の高い子であれば、勉強の要素が高く、基礎問題から応用問題まで挑戦できる、問題数が多い、先取り学習ができる、といった教材がおすすめです。

主なタブレット学習サービスを比較してみよう

まとめ

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タブレット学習に関しては、メリット・デメリットをしっかり把握した上で使い方や時間のルールを決めながら取り組むと良さそうです。インターネット環境や端末の準備、費用や機能・サービスに関しても各社それぞれ特徴があるので、お子様のタイプや学習意欲に合うものを選んでいきましょう。まわりですでに始めている方や口コミなどを参考にしてみても良いかもしれませんね。
通塾せずに、自宅で自主学習ができる便利なツールとして活用してみてはいかがでしょうか。

(文:相原郁美)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
※新型コロナウイルス感染症についての最新情報は、[内閣官房][厚生労働省]妊婦に関する情報[日本小児科学会]幼児に関する情報など公的機関等で発表されている情報をご確認ください。

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