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2024年06月21日 06:30 更新

1分1秒も無駄にできない朝の「整理したから見えた」時間をコントロールするためにできる4つのこと

誰しも、充実感ある朝時間を手に入れたいと思うのではないでしょうか。ただ、子どもがいるとそうはいかず、ついバタバタしてしまうんですよね。今回は、4人の子どもを保育園に連れて行くのが精一杯で家事が回らなかった状況から、ライフオーガナイズの片づけの手法で時間の使い方を見直した我が家の事例についてご紹介します。

こんにちは。名古屋在住ライフオーガナイザー®︎中矢くみこです。

子どもがいると、毎日の朝時間は1分1秒が慌ただしく過ぎていきます。何かやろうとしても「お母さん!」と呼ばれたり、あちこちでハプニングも。いろいろなことが中途半端なまま、保育園に連れて行くのがやっとで、常に家事に育児に追われている……。そんな状況に苦しんでいる方も多いのではないでしょうか。

何を隠そう、私がそうでした。子どもが4人いるので朝は常にバタバタし、保育園に連れて行くだけで精一杯。

この状況を抜け出したいと思ったとき、ライフオーガナイズのやり方を取り入れて、空間と同じように時間も整えることにしたのです。

今回は、時間を整理するために実践した4つのステップを紹介します。

朝時間, 過ごし方, 時間, 整理, 見える化

Step1:理想の朝の過ごし方を考えてみる

はじめにやったことは、改めてこの2つについて考えました。

・今、どんなことが苦しいのか?
・これから、どうなるといいのか?

落ち着いて考えるときもあれば、家事に追われていて苦しいときなど、さまざまな状況で考えてみました。

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当時はほぼワンオペの状態。

「夫がもう少し協力してくれたらいいのに」
「寝落ちしたら家事が回らないけど、早起きは無理……」
「子どもが自分でできることが増えるといいな」
「子どもたちと少し早く家を出て、外の植物などで季節を感じられるちょっとした時間もほしいな」
「一緒にお菓子も作りたいな」

現状で苦しく思っていることや、理想の朝の過ごし方について、自分の考えをまとめていきます。

Step2:やっていること・かかる時間をはかる

次に、整理したい時間帯にどんなことをやっているのかを書き出していきました。大きなくくりではなく、できるだけ細かく行動を分割することがポイントです。

私が一番通る通路に紙を貼って、ひとつのことをやるたびにメモしていきました。私は手書きで作業の都度記入していましたが、スマホやPCに打ち込むのでもOKですし、まとめて記入するなど、自分にとってやりやすい方法で大丈夫。細かく書き出すと、朝だけでも2枚にわたる項目になりました。

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そして、それぞれの作業にどのくらいの時間がかかるのかも計測。スマホのストップウォッチで測ったり、時計を見たり、動画で撮って時間を確認したり……。

何せバタバタしている時間帯なので忘れてしまうこともありますが、自分がわかればいいだけなので、精度はそこそこで。2分、5分、8分など分単位で。

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3日分ほどのデータが集まると、自分が思っているよりも短時間でできていること、時間がかかっていることも発見できました。

Step3:やっていることをグループに分ける

時間を測って現状がわかったら、3つめのステップ。はじめに考えた「こうなるといいな」を念頭におきながら、やっているリストをグループ分けしていきます。

私の場合は「夫が」「子どもが」と「人」がキーワードだったので、このように。

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「私がやること」は、自分でコントロールやしやすいところ。子どもたちが起きていない時間に優先して済ませるようにしました。

「夫や子どもができるようになってほしいこと」は、私がコントロールできない上に、できるようになるまでは時間がとられてしまうこと。私がやったほうが短時間でできるので、ついやってしまっていたことです。しかし、それではいつまでたっても私は楽になりません。

ここは先々の自立を考え、本人がちゃんとできるよう時間を確保するとともに、いつ何をやるのかをざっくりと決めました。

Step4:考えずに動けるように見える化する

最後のステップは、先ほど分けたリストの見える化。分けたグループが一目でわかるように紙を壁に貼りました。

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さらに、スマホアプリ「Googleキープ」にもリストアップ。リストは「チェックボックス」にしておきます。やったことをタッチすると、完了タスクとして下のほうに移動してくれるので、日々、バタバタしていると起こりがちな「あれ? やってなかった!」といううっかりを防いでくれました。

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紙のリストにはプラスアルファの効果も! 徐々にですが、夫が家事をやってくれるようになったのです。

たとえば「洗濯物をたたむ」という家事の中には、「ハンガーから外す」「たたむ」「各場所にしまう」などいくつもの作業が含まれていますよね。ざっくりと「洗濯物をたたむ」と言われると面倒に感じますが、さらに細かく作業がリストアップされたことで、自分にできそうなことを選びやすかったようです。7年経った今では、たいていの家事はこなせるようになっています。

まとめ

時間を整理するときには、まずは全部書き出して時間を見える化すること。日々、子どものことに時間がとられると「全然終わらなかった!」という日もあるかもしれませんが、どんなことができなかったのか、自分でコントロールできることなのか、できないことなのかを、一度見える化しておくと、客観的に把握できるようになってきますよ。

忙しい朝を過ごしている方が、穏やかで充実した生活を築くための新しい一歩を考えるきっかけとなりますと幸いです。

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