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2024年02月10日 09:31 更新

先輩ママの「育休明けの家事対策」15選、食事準備や掃除はこうして乗り越えた!

育休中は、家事と育児の両立で忙しかったママ。育休が終われば、さらに仕事が始まり、両立どころか“三つ巴”をこなさなければなりません。パートナーの協力があるとはいえ、実際は女性の家事負担が多くなるかもしれないし……いったいどうすればいいの? 今回は、職場復帰を前にママが感じた家事に関する不安と解消法をまとめました。

復職するにあたり、家事に関して不安はありましたか?

復職するにあたり、家事に関して不安はありましたか?

復職にあたり、家事に関して「とても不安だった」人は約33%、「少し不安だった」人は約45%でした。興味深い点は、復職にあたっての仕事に関する不安のアンケート結果とは異なり、「不安はなかった」人の割合が多い点です。新しい局面になる仕事や育児よりも、家事は日ごろから行っている身近な作業であること、パートナーへの協力を求めやすいことなどがその理由にあげられるかもしれませんね。

そんななかでも、先輩ママたちが復職の際に感じた家事に関する不安と、その対策を聞いてみました。

家事は全部終わるの?

家事は全部終わるの?

★34歳/学校・教育関連/事務系専門職のママ
【不安だったこと】家事が終わらなくなりそうなこと。
【不安の解消法】終わらなくてもいいと自分に言い聞かせました。

★41歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職のママ
【不安だったこと】家事をする時間が無くなるのではないか。
【不安の解消法】掃除は基本的に週末だけ、ドラム式洗濯機で洗って乾燥までできる衣服だけ買う、など。

★40歳/医療・福祉/専門職のママ
【不安だったこと】上の子のときは「寝かしつけてから家事をしよう」と思っても、子どもと一緒に寝落ちすることも多かったので、また同じように眠くて家事が終わらないのではないかと思った。
【不安の解消法】夫の家事分担を増やしてもらった。優先順位を決めて、次の日にしても支障がないことは後回しにした。

不安を感じている人の多くは、家事・育児にプラスして仕事がはじまると、物理的な時間が不足するのではないかと心配しています。やるべきことが終わらず住環境が荒れてくると、心も落ち着きませんよね。

乾燥までボタンひとつで終わる全自動洗濯機や、食洗機、自動掃除機などの時短家電の導入は基本です。同時に、家事の優先順位を決めて「完璧主義をやめる」といった意識改革も必要になってきます。

楽に終わる家事量が適正量だと、前向きに考えてみましょう。

毎日がんばれる?

毎日がんばれる?

★36歳/美容/事務系専門職のママ
【不安だったこと】もともと家事が嫌いなため、疲れて家事ができるか不安でした。
【不安の解消法】生協を契約し、あまり買い物に行かなくても済むようにした。離乳食もレトルトや冷凍食品を利用するようにしました。

★47歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系のママ
【不安だったこと】育児、仕事、家事を日々繰り返していける体力があるか不安だった。
【不安の解消法】すぐがんばりすぎてしまうため、がんばりすぎない「休む日」を作った。

★29歳/金融・証券/営業職のママ
【不安だったこと】毎日続けること。
【不安の解消法】夫と交代制。

家事は毎日の仕事。掃除、洗濯、食事の支度、買い物……なにひとつやらずに生活することはできません。しかも、子どもの面倒を見ながらでは、ある程度ルーティン化しても必ずイレギュラーなことが起こります。毎日毎日、変化に対応しながら家事をがんばっていけるのか、不安になるのは当たり前です。

大切なのは、自分ひとりで抱え込まないこと、できないことよりできることを数えること。家事に関する外部サービスの導入も、検討してみましょう。

きちんと食事を作れる?

きちんと食事を作れる?

★33歳/商社・卸/事務系専門職のママ
【不安だったこと】料理を作る時間がとれるかどうか。
【不安の解消法】子どもの寝かしつけのときに自分も一緒に寝て、早起きして料理をする時間を作りました。

★36歳/情報・IT/事務系専門職のママ
【不安だったこと】ご飯をつくる時間がない! 買い物へ行く時間がない!
【不安の解消法】週末に一週間分の食材を買っておいて、日曜日に下味をつけ冷凍保存し、平日は焼いたり温めたりしたらいいだけにした。

★42歳/印刷・紙パルプ/一般事務のママ
【不安だったこと】帰宅してから子どもの世話をしながら夕食がつくれるかどうか。
【不安の解消法】ご飯は朝タイマーをかけておき、冷凍食品やレトルトも利用した。

多くの人が不安に感じている家事は「食事の支度」です。食事は生活の基本であり、家計のなかでも大きなウェイトを占め、節約しがいのある分野なのでおろそかかにはできません。
しかも、どうしても女性の役目としてふられることが多い家事なので、不安が増すのも仕方がないでしょう。

ただ、現代には、不安を解消してくれる便利な食品やサービスがたくさんあります。食材をメニューにあわせてセットして配達してくれるサービス、栄養バランスを考えた冷凍食品など、使えるものは大いに利用しましょう。
抵抗がある人も、自分のペースを掴むまでの期間限定と思えば気が楽です。

掃除がおろそかにならない?

掃除がおろそかにならない?

★39歳/食品・飲料/販売職・サービス系のママ
【不安だったこと】掃除ができる余裕があるのか。
【不安の解消法】曜日ごとに掃除する場所を決めた。

★33歳/医療・福祉/専門職のママ
【不安だったこと】掃除がおろそかになる。
【不安の解消法】クイックルワイパーだけでもやるようにした。

★33歳/通信/事務系専門職のママ
【不安だったこと】家の中をきれいに保てるか。
【不安の解消法】家事代行を2週間に1度利用した。

掃除に関する不安は、ほかの家事よりも解消しやすいのではないでしょうか。苦手な人も多い家事ですが、数日休んだところで深刻な健康被害が出るわけではありません。

「掃除よりも片づけが苦手」という人もいるでしょう。しかし、家の中に物が少なければ少ないほど、掃除はしやすいもの。できれば、本格的に仕事復帰をする前に断捨離をして、片づけの基礎を作っておきましょう。

自分のメンタルが心配

自分のメンタルが心配

★36歳/医療・福祉/受付事務のママ
【不安だったこと】きちんと家事をこなせるか、イライラせずに家事と向き合えるか。
【不安の解消法】料理はほぼ手抜き。気持ちを楽に、簡単な料理にしようと割り切りました。

★39歳/食品・飲料/販売職・サービス系のママ
【不安だったこと】仕事と家事でストレスがたまるのではないか。
【不安の解消法】土日は主人が料理・洗濯をしてくれているので、ストレスがたまらない程度に息抜きができている。

★37歳/マスコミ・広告/事務系専門職のママ
【不安だったこと】限られた時間での食事作りでストレスが爆発しないか。
【不安の解消法】週の真ん中にお惣菜・お弁当の日を作り、精神的なストレスを軽減した。

家事がストレスになる原因は、思ったようにできないこと、時間が足りないこと、自分ばかり苦労しているように感じること、パートナーの協力・理解が得られないことなど、さまざまです。

メンタルがやられては、家事どころか育児や仕事にまで支障が出るので、まずはストレスをためないような環境を意識しましょう。心と身体はつながっています。「睡眠時間だけは絶対に削らない」という固い意思を持って、休養を心がけてください。

まとめ

家事に関する不安の多くは、食事に関する内容でした。食事の支度に関しては、社会的に女性の役割とみなされる傾向が根強くあり、ママたちの多くは重圧を感じているのではないでしょうか。

パートナーのみなさんは、ママの感じる不安を自分事としてとらえ、ぜひ相談にのってあげてください。時短家電、家事代行サービスなどを利用して、賢く不安を解消していきましょう。

マイナビ子育て調べ
調査日時:2023年11月5日~8日
調査人数:209人(22歳~40代までのママ)

(マイナビ子育て編集部)

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