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2023年11月28日 06:16 更新

1分でも早く起きられたら自分を褒めて。朝ランを始めたら家族の歯車も良い方向に変わった!【私の朝時間】

朝時間を有効に使うと、心に余裕が生まれる? TikTokで朝ランのライブ配信をしているゆっぽんさんは、朝活を始めて気持ちの持ち方が大きく変化したといいます。お話を聞きました。

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子どもと一緒に寝落ち。自己嫌悪の日々だった

(※写真はイメージです)
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朝活を始めたのはちょうど3年前の秋からです。理由は明確で、「自分の時間がほしかった」から。

娘は小学生になっても1人では寝られない子で、一緒に寝室に入って寝かしつけていると、私もそのまま寝落ちしてしまうことがしばしばでした。そうすると、娘が寝てから自分は起きてやろうと思っていたことができず、気づけば朝。何もできない自分に自己嫌悪が募ってしまい……。それなら、朝早く起きられれば、誰にも邪魔されない自分だけの時間が持てるのではないか? と思ったんです。

やりたいことがあったから「朝時間」を作ると決めた

そのとき一番やりたいと思っていたのは、子育てに関する勉強でした。というのも、私は昭和生まれですから「令和の時代になったのに、昭和脳のまま子育てするのって、どうなんだろう? 自分をアップデートしていかないとダメなんじゃないか」と思っていて、それをオンラインなどで学ぶ時間がほしかったんです。

娘が起きているときはきちんと向き合っていたいから、最初は娘が寝てから夜にやろうとしていましたが、それは難しかった。そこで、「夜は22時に寝て、朝5時に起きる生活にしよう」とキッパリ切り替えました。今では4時半起きが普通です!

1分でも早く起きられたら自分を褒める

(※写真はイメージです)
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もともと朝が得意なわけではありませんでしたし、朝は6時に目覚ましのアラームをセットしていましたが、スヌーズしてばかりでした。ですから、「5時に起きよう」と決めてからも、すぐに変われたわけじゃないんです。

ただ、なんでも最初の3週間が第一関門と言われますが、いきなり「5時起きしよう!」と意気込んでも続きません。今までより1分、2分早く起きれただけでもOK! と考え、小さな「できた!」を積み重ねて少しずつ自信を持てるようになりました。

私の場合はSNSを通じた朝活コミュニティに入って、朝活仲間を作ったことが大きな支えになりました。みんなで励ましあうことで、最初の3週間を乗り越えることができたんですね。

起きたらとにかく、動き出す

物理的なところでは、目覚まし時計をなるべく遠くに置いて、早く止めに行かないと爆音で他の家族が起きてしまうという危機的状況を敢えて作って、目覚ましより早く起きて止めにいくように。

寒くて起きづらい季節は、暖房をタイマーでつけて部屋の中を温めておきます。目覚ましを止めたら手を洗いに行き、ジャージに着替えて、朝日を浴びます。そして走りに行って、帰ってきたらノートを開き1行でもいいから何か「感謝の気持ち」を書き綴ることを習慣づけました。そこから30分は、学びの時間にしています。6時半には家族が起きてくるので、朝食の支度など家事を始めます。

朝の空気の気持ちよさをオンラインで共有

(※写真はイメージです)
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1ヶ月前からランの後、クールダウンで歩く時間にTikTokでライブ配信を始めました。北海道の田舎に住んでいるので、朝日と景色を配信して誰かに見てもらえたらいいなと思ったんです。そうしたら徐々に視聴してくれる人が増えて、その景色を一緒に見るために起きています、といううれしい声も届くようになりました。

ちなみにこれから北海道は雪景色になりますが、雪道用のランニングシューズがあるので、私は気温マイナス10度でも雪中ランしています(笑)。ただ、路面がアイスバーン状態のときは危ないので、家の中でストレッチやピラティスをして体をほぐしています。

時間の余裕が気持ちの余裕になっている

生活習慣を変えて大きく変わったのは、風邪をひかなくなったことですね。走ることで体型も変わりました。でも一番は、メンタルが変わったと実感しています。

楽天的な性格ではありましたが、以前は家族の中で「自分だけが大変」「私ばっかりどうして……」と思うようなことも多々。特に朝起きるのが遅いと、バタバタしてしまい、イライラすることが多かったように思います。

でも朝に「自分だけの時間」を持つようになって、走ったり、ノートに感謝の言葉を綴ったりしていると、心に余裕ができてきて。今ここにあるものにフォーカスできるようになり、不足感に目がいかなくなりました。今は「生きてるだけでも丸儲けだよね」と思うんです。

夫との会話が増えて気づいたこと

(※写真はイメージです)
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私が気持ちに余裕を持って優しく接することができるようになったことで、夫との会話も増えました。それまでは夫のマイナス面にフォーカスしていたけれど、今は夫の話をじっくり聞く余裕があります。夫にとっても、家庭が居心地良い場所になったんだと思います。たまに一緒に朝ウォーキングすることもあるんですよ。ああ、自分次第だったんだなと痛感しています。

また、前までは家事も自分で全部やろうとしていましたが、今はお皿洗いを義両親に頼んでいます。自分だけでやっていたらどうしても手が回らないし、思い切って助けを求めたんです。全部自分でやっちゃった方がラクかもしれませんが、たとえ「もっとここをこうしたらいいのに」と思うことがあっても、片目をつぶる。それが家族なのかなと思います。

自分を褒めると子どものことも褒められるようになる

今の時代、真面目ですぐ自己嫌悪に陥ってしまう優しい人は多いですよね。子育てを一生懸命していると、なおさらだと思います。配信をしていても思うのですが、みなさん本当に頑張っているので、もっと自分を褒めてあげてほしいです。

たとえば、自分への褒め言葉を1行でも2行でもいいからノートに書いてみることがおすすめです。私もこれは本で読んだ方法で、最初はピンとこなかったのですが、続けていくとそれが自信につながっていきますし、毎日自分を褒めていると、子どものことも自然と褒めてあげられるようになるんですよ。

子どもが小さいときはちょっとしたことでも大袈裟に褒められたけれど、小学高学年にもなると褒めることが少なくなりがち。でも、ノートに書く習慣がつくと、相手の良いところ、褒めるところを自然と探すようになります。自分のことも家族のことも、もっと大切に思えるようになるのではないでしょうか。

(※写真はイメージです)
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(取材・構成=今川佳奈)

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