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2023年11月14日 07:21 更新

平日の朝「時間に追われている」親は9割! みんなの朝のバタバタエピソード「子どものやる気にかかっている」「家を出る寸前に…」

どんな家庭でも、朝はバタバタと忙しいものです。山ほどあるタスクをサクサクと進めていければよいのですが、なかには時間に追われて気持ちが休まらないという人もいるでしょう。今回は、働くパパとママに平日朝の時間感覚について聞いたアンケートをもとに、時間に追われる感覚が起こる理由をまとめました。

共働き夫婦の朝時間特集

あなたは平日の朝、時間に追われている感覚はありますか?

あなたは平日の朝、時間に追われている感覚はありますか?

「とても感じている」と答えた人は約66%、「少し感じている」という人が約28%います。追われる感覚を少しでも持っている人は全体で約94%に上り、ほとんどの人がせわしない気持ちを抱えて過ごしていることがわかりました。

時間に追われる感覚が起きる原因は、次の予定が決まっていることです。登園時間、電車の時間、会社の始業時間など、リミットがあるため、追われる気分が生まれます。

みなさんがどのような状況で時間に追われていると感じるのか、詳しいエピソードを聞いてみました。

とても感じている人

子どもの気分に振り回される

子どもの気分に振り回される

●夫の帰りが遅く、家族全員揃っているのが朝だけなので、両親がいるうれしさで子どもがはしゃいでしまい、なかなか準備が進まないため。(女性/30歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)

●自分だけではなく、子どもも時間までに出発させないといけないので、子どものやる気にもかかっている。(女性/43歳/医療・福祉/専門職)

●朝早く起きて準備していても、子どもの癇癪やわがままなどでいつもギリギリになってしまうから。(女性/34歳/学校・教育関連/専門職)

あとの予定を考えて自分の準備を進められる大人と違い、子どもは思う通りに動いてくれません。小学生ともなると自分の支度は自分でするようになりますが、就学前の子どもはそうもいきません。用意した服を嫌がったり、なんでも自分でやろうとして癇癪を起こしたり、機嫌が悪くなると途端に準備の手が止まってしまいます。テレビの誘惑もありますね。

思い通りにいかない状況に親もイライラして、時間に追われる感覚が強くなります。

ハプニングで時間がとられる

ハプニングで時間がとられる

●子どもが急に「トイレ!」となったり、朝食をこぼしたり、熱が出てたり……。子ども相手だと時間配分が難しいから。(女性/38歳/学校・教育関連/専門職)

●常に逆算して行動しているのに、ほぼ毎日ささいなことから大きなことまで何かしら起こり、時間が足りなくなるから。(女性/41歳/金融・証券 販売職・サービス系)

●子どもが出掛ける寸前になってあれやこれや言いはじめて、急に準備しなければいけない物などが出てきてしまうから。(男性/47歳/小売店/販売職・サービス系)

子育てをしていれば、避けては通れないハプニングがあります。急いでいるときにかぎって、トイレに行きたがる子ども、突然倒れるコップ、朝いきなり言われる学校の準備物などなど……。

せっかく早起きして準備をしていても、イレギュラーな出来事で時間をとられてしまいます。時間はいくらあっても足りません。

時間の制約がある

時間の制約がある

●下の子の幼稚園バスの時間までに終わらせなければ、と追い詰められる。(女性/26歳/食品・飲料/営業職)

●朝は会社に行くための時間が決まっているので、準備などでどうしても忙しくなってしまい余裕が無くなることが度々あるので。(男性/43歳/小売店/販売職・サービス系)

●どうしても朝はなかなか動けないのに時間は決まっているので、とても焦る。子どものことはちゃんとしてあげないと子ども自身が困る、と思うと余計焦る。(女性/47歳/不動産/事務系専門職)

時間に追われる感覚になるのは、あとの予定がきっちりと決まっているから。会社の出社時間、幼稚園バスの出発時間など、守らなければならない時間があるからです。

「日本人は時間に正確」とよく言われますが、その性質のせいで朝が慌ただしくなるのかもしれませんね。「多少遅れても仕方がない」と開き直ってしまえば、追われる感覚自体がなくなるかも? でも、周囲に迷惑をかけてしまうかも……。そのジレンマが余計に朝を慌ただしくさせてしまいます。

早起きが苦手

早起きが苦手

●早起きが苦手で、寝起きが悪く朝の準備がギリギリになってしまうのに、子どもの機嫌が悪かったりするとなかなか家を出れなくなってしまうことがあるため。(女性/41歳/学校・教育関連/販売職・サービス系)

●早起きができず皆バタバタするため。(男性/34歳/医薬品・化粧品/営業職)

●私も子どもも睡眠時間が大事なため、余裕を持って起きられていないから。(女性/43歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)

そもそも早起きが苦手な人は、常に時間に追われてしまいます。よほど効率よく準備できればよいのですが、常に「時間がない!」と感じていると、焦ってうまくいきません。

とはいえ、睡眠時間をしっかり確保して体調を整えることも大事なことです。早起きが苦手な人は、まず早寝を心がけてみてはいかがでしょう。

あまり感じていない人

●子どもが自分で朝ごはんや身支度をしてくれるようになったので、見守る程度になったから。(女性/41歳/医療・福祉/専門職)

●家族3人とも早寝早起きなので時間に余裕がある。娘が学校に行くまでの時間はそこまで忙しいと感じたことがない。(男性/37歳/不動産/専門職)

●仕事開始時間が遅いため、朝は比較的ゆとりがある。(女性/43歳/小売店/販売職・サービス系)

時間に追われる感覚をあまり感じていない人の回答が、今後のヒントになるかもしれません。

追われていない人の基本は、早寝早起き。夜は思い切って早く寝ることで、翌朝の活動時間が確保できます。また、子どもが小学生になり、身の回りのことを自分でできるようになると、せわしない朝時間から解放されるようです。

ほかにも、会社が時差通勤を推奨している場合は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

平日の朝は慌ただしいものですが、できれば時間に追われている感覚を味わいたくないもの。時間に追われた人間はイライラしがちで、子どもにキツくあたってしまうこともしばしば……。

家族が気分よく過ごすために、一度、家のなかの無駄な導線を見直したり、前日の夜の過ごし方を変えてみるのもいいかもしれません。

マイナビ子育て調べ
調査日時:2023年10月7日~8日
調査人数:322人(22歳~40代までのパパ・ママ)

(マイナビ子育て編集部)

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