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2023年10月09日 08:00 更新

将来は仕事よりも家庭を大事にしたい―特に男子高校生で「家庭第一の生活をしたい」人が6割を超える

多様な生き方があっていいという価値観が広まるなか、子どもが将来、結婚や子育てを希望するかどうかについて、子どもの選択を支持したいという親が増えているでしょう。とはいえ、なかなか家庭で話す機会は少ないかもしれません。価値観が変化するなか、今の中学生や高校生は結婚や子育てについて、どう思っているのでしょうか。

本記事では、ソニー生命保険が中高生1,000人を対象に実施した「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」を参考に、結婚、子育て、家庭と仕事に関して、彼らがどんな将来の希望を持っているのか、ご紹介します。

結婚|6~7割が「したい」

結婚について、自身の気持ち・考えには【P】と【Q】のどちらがあてはまるか(単一回答形式)

ソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」より
ソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」より

「将来、結婚したい」と「ずっと独身でいたい」のどちらにあてはまるかを尋ねた結果、「将来、結婚したい」と答えた人が、中学生は61.5%、高校生は68.3%と、いずれも多数でした。中高生は結婚に対して前向きに捉えている人の方が多いことがわかります。

男女別の内訳をみると、中学生、高校生のどちらにおいても、男子の方が女子よりも結婚を望んでいる人が多い結果でした。

子ども|5~6割が「ほしい」

子どもをもつことについて、自身の気持ち・考えには【P】と【Q】のどちらがあてはまるか(単一回答形式)

ソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」より
ソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」より

結婚に続いて、子どもをもつことへの希望はどうでしょうか。「将来、子どもがほしい」か、「将来、子どもがほしいと思わない」かを尋ねたところ、「将来、子どもがほしい」と答えた割合は、中学生で49.5%、高校生で60.6%となっており、いずれも最多となりました。

男女別の内訳をみると、結婚と同様に女子よりも男子の方が「将来、子どもをもちたい」と答えた割合が多くなっています。とくに中学生において、男子と女子の間に19ポイントの差が出る結果でした。

ライフスタイル|「仕事第一」より「家庭第一」

ライフスタイルについて、自身の気持ち・考えには【P】と【Q】のどちらがあてはまるか(単一回答形式)

ソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」より
ソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」より

将来的に家庭をもちたいと思っている中高生が多いようですが、では、将来のライフスタイルとして「家庭第一」か「仕事第一」がを問われたら、どちらを希望するのでしょうか。

「将来、家庭第一の生活をしたい」と答えた割合は、中学生で46.0%、高校生で55.8%となっており、仕事よりも家庭を重視したい人が多くなりました。また、高校生の方がよりその傾向が強いこともわかります。

一方、「どちらともいえない」と答えた割合が中学生は38.5%、高校生は29.8%という点を考えると、中学生の段階ではイメージが沸かない人も少なくないことが想像されます。

男女別の内訳をみると、高校生では回答に開きが見られました。「家庭第一」は男子が63.2%の一方、女子は48.3%と約15ポイントの差、「仕事第一」は男子が10.5%、女子は18.5%と8ポイントの差がでています。これは、家事や育児を女性が担うことが多いという現状が、高校生の意識にも影響していることがうかがえるでしょう。

まとめ

今回の調査では、6割以上の中高生は結婚や子どもを持つことについて、前向きな人が多いという結果でした。また、家庭と仕事のバランスについては、「仕事第一」よりも「家庭第一」を望む人が多いこともわかりました。現代の価値観の反映であると同時に、結婚して子どもが生まれた後の男女の働き方の現状も、若者たちの意識に影響していることが考えられる結果といえます。

(マイナビ子育て編集部)

調査概要

中高生が思い描く将来についての意識調査2023/ソニー生命保険株式会社
調査地域:全国
調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする全国の中高生
調査時期:2023年6月8日~6月14日
調査方法:インターネット調査
有効回答数:1,000サンプル(有効回答から中学生200s、高校生800sになるように抽出)

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