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2023年10月01日 08:00 更新

中高生が抱く大人のイメージはネガティブ系が多め? 1,000人に実施したアンケート調査の結果は

みなさんは子どもに、大人にどんなイメージを持っているか、聞いたことはあるでしょうか? なかなかそういう機会はないだろうと思います。大人に抱くイメージは自分の将来を思い描く際にも関係するものです。そこで本記事では、中高生1,000人を対象にした調査から、彼らの抱く大人のイメージについて紹介します。

中高生に大人はどう思われている?

子どもが将来を考えるときには、今の大人に抱く印象も影響するものでしょう。果たしてそれはポジティブなものなのか、ネガティブなものなのか――。そこで本記事では、中高生1,000人を対象にした「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」(ソニー生命保険)の結果をもとに、中高生が抱いている大人のイメージをお伝えします。

大人は「大変そう」「疲れている」が9割

中高生が大人にどんなイメージを抱いているかを調べるために、調査では対照的な二つのイメージに対して、それぞれどちらが自分の印象に近いかを聞いています。

質問:いまの“大人”に対して、抱いているイメージは[A]と[B]のどちらに近いか(各単一回答形式)

中学生が抱く大人のイメージ

ソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」より
ソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」より

中学生の場合、AとBで最も回答に差が表れていたのは、「A.疲れている/B.元気」の項目でした。Aに近いという人は92.0%に上っており、ほとんどの中学生が大人は「疲れている」という印象を持っていることがわかります。

「A.大変そう/B.楽(ラク)そう」も同様の傾向をしてしており、Aに近い、つまり「大変そう」と思う人が89.5%と約9割を占めています。中学生の目には大人は疲れていて、かつ、大変そうに映っているようです。

また、「A.尊敬できない/B.尊敬できる」は拮抗しているものの、「尊敬できる」がやや「尊敬できない」を上回る結果でした。

ちなみに2021年の調査と比較すると、「大変そう」が8.0ポイント、「疲れている」が9.0ポイント、「楽しくなさそう」が2.0ポイント、「暗い」が2.5ポイントとそれぞれ増加しています。

高校生が抱く大人のイメージ

ソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」より
ソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」より

高校生の場合も、中学生の回答と大きな違いは見られません。やはり、「大変そう」「疲れている」に意見が集まっています。具体的には、「大変そう」が88.5%、「疲れている」が88.0%と、いずれも約9割を占めました。

一方で、2021年の調査との比較においては高校生と中学生で傾向に違いが出ています。

2021年の調査と比べて高校生は「楽(ラク)そう」が0.4ポイント、「元気」が2.4ポイント、「楽しそう」が10.7ポイント、「明るい」が7.6ポイント、「尊敬できる」が8.2ポイントと、ポジティブなイメージがそれぞれ増加していました。

まとめ

中高生が抱く大人のイメージは、どちらも「大変そう」「疲れている」と回答した割合が多く約9割にのぼりました。大人に対してどちらかというとマイナスなイメージを持っている子どもが多いようです。日頃、周りにいる大人の様子からそのように感じるのでしょうか。仕事などで忙しそうにしている大人が少なくないのかもしれません。

(マイナビ子育て編集部)

画像はイメージです

調査概要

■中高生が思い描く将来についての意識調査2023/ソニー生命保険株式会社
調査地域:全国
調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする全国の中高生
調査時期:2023年6月8日~6月14日
調査方法:インターネット調査
有効回答数:1,000サンプル(有効回答から中学生200s、高校生800sになるように抽出)

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