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2021年05月06日 10:31 更新

年子育児を乗り込える4つのコツ!よくあるみんなの悩みとは?

一歳違いの兄弟姉妹「年子」。上の子供がまだ赤ちゃんの時期に妊娠するので、つわりに苦しみつつ慣れない育児に奮闘し、出産後は新生児と1歳時のダブル育児がスタート。とても大変なイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。今回は年子育児の悩みやストレスに悩むママに向け、ストレス軽減のコツをお伝えします。

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やっぱり大変?年子育児の悩みあるある

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年子育児というとハードなイメージがありますが、具体的にはどのような点に悩み、ストレスを抱えているのでしょうか。実際に年子育児に取り組むママに、大変だったエピソードを聞きました。

上の子の赤ちゃん返りにイライラ

今まで泣いたり、抱っこをせがめばいつでも駆けつけてくれたママ。でも、2人目出産後は、下の子供のお世話にかかりきりになることが多くなります。子供はまだ自分が「お兄ちゃん・お姉ちゃん」になったという自覚がないため、ママを振り向かせようと「赤ちゃん返り」になることも少なくありません。

赤ちゃん返りの行動はさまざまですが、「もともと甘えん坊だったが、さらに甘えん坊に」「夕方になるとかんしゃくをおこす」などが挙げられます。赤ちゃん返りが頻繁にあると、ママも赤ちゃんのお世話・家事が滞り、イライラしてしまうことも。

下の子の寝かしつけが大変

「赤ちゃんは寝ている時間が多い」というイメージがありますが、中には神経質でちょっとした物音で起きてしまったり、抱っこでないと寝ないという赤ちゃんもいます。

「赤ちゃんが寝ようとしていても、上の子供が遊んでいる音や話し声で起きてしまう」といった悩みを持つママもいました。赤ちゃんを抱っこして寝かしつけようとすると、上の子供がやきもちを焼いて泣くというエピソードも寄せられています。

ふたりそろって夜泣き

夜中に赤ちゃんがおなかが空いて、おっぱいをせがんで泣くのと、上の子供が夜泣きを始めるタイミングが重なってしまうと大変!上の子供はおんぶ、新生児を抱っこしながら、泣く2人の子供をあやしたというママもいるようです。2人そろっての夜泣きも大変ですが、「下の子供が泣き止んだと思ったら、次は赤ちゃんが泣き出した……」と、泣く時間がずれると、ママも睡眠時間が確保できず辛いですね。

上の子が卒乳していないと授乳時間が倍

上の子供が母乳育児であった場合、出産までに卒乳させておくのが理想。でも卒乳ができなかった場合、赤ちゃんと上の子供の2人分、授乳をしなければならず、時間も2倍かかります。卒乳を試みたとしても、赤ちゃんがおっぱいを独り占めしている様子を見たら、上の子は赤ちゃん返りをしてしまうかもしれません。

お風呂がとにかく大変

赤ちゃんがベビーバスで沐浴する時期であれば、上の子供のお昼寝中に赤ちゃんを沐浴させ、赤ちゃんが寝ている間に上の子供とママが入浴、という方法で乗り切ることができます。しかし、赤ちゃんと上の子供が一緒に入るようになると大変。「とにかく時間勝負」「入浴中にダブルで泣き出さないように、効率よく進めないと!」「水を使っているので2人から目を離せない」などの声が寄せられています。

年子の育児をスムーズにするコツ・心構え

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なかなか大変な年子育児ですが、ちょっとした工夫をすることで、負担がグッと軽くなることもあります。スムーズに育児・家事を進められるコツや心構えをまとめました。

下の子が泣くのは気にしない

「赤ちゃんは泣くのが仕事」という言葉があるように、赤ちゃんはしょっちゅう泣いているもの。まだ小さな赤ちゃんが泣いていると、ついつい抱き上げてお世話をしたくなってしまうものですが、年子育児の真っ最中の場合、下の赤ちゃんの「泣き」はある程度、あきらめましょう。あきらめるというと語弊がありますが、おむつ替えや授乳など考えられるお世話をしても泣き止まないのであれば、「泣くのは仕方ないこと」と割り切るのです。

ただし、なかなか泣き止まなかったり、「何だかいつもと違う」と感じたら、赤ちゃんの様子をしっかり見てあげましょう。また、上の子供の相手をしている間も、泣いている赤ちゃんに「ちょっと待ってね〜」「大丈夫だよ〜」などの声かけをするようにします。

上の子も赤ちゃんだと思う

年の差が2〜3歳であれば、上の子供も「弟・妹ができる」ことを理解できます。しかし、年子の場合、上の子供は赤ちゃんのたった1つ上。まだまだ、ママを独り占めしたいし、甘えたくて当然なのです。「赤ちゃんが生まれのだから我慢して」「お兄ちゃん・お姉ちゃんなんだから」と思うのは、親の一方的な考えというもの。赤ちゃんを2人お世話している、といった感覚で接した方が、「弟や妹ができたのだからしっかりするはず」という余計な期待をしない分、気持ちが楽になります。

家事は手抜きしてもいい

赤ちゃんと1歳児。そんな大変な時期、今まで通りに家事をこなすことはかなり厳しいものです。子育てを最優先に、省略できる家事はないか見直しましょう。毎日の掃除はリビングや寝室など、子供と過ごす空間だけにして、その他の部屋は時間があるときにするようにします。

料理も品数を一品減らしたり、レトルトや加工食品を使ってもいいでしょう。気晴らしに休日は外食をしてもいいですね。圧力鍋やレンジで調理するシリコンスチーマーなどの便利グッズを取り入れるのもおすすめです。家事を手抜きしていることにいたずらに罪悪感を持たず、「子育てを優先するたために手抜きは必要なこと」と考えるようにしましょう。

疲れたら旦那や親に頼る

子育てで大切なのは、一人で抱え込まないこと。「自分だけで何とかしなくては」と追い込んでしまうと、逃げ場がなくなり育児ストレスは相当なものに。パパも仕事が大変かもしれませんが、早く帰宅できた日は子供をお風呂に入れる、おむつ替え、粉ミルクの授乳など、できる範囲で手伝ってもらいましょう。泣いている子供の寝かしつけや入浴などは、実際に体験してみないとその大変さがわからないことでもあります。

また、近くにママやパパの親が住んでいる場合、ヘルプを頼んでもいいですね。上の子供の遊び相手をしてくれるだけでも、かなり楽になるはずです。

年子育児に役立つ便利グッズ

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外出はしたいけれど、子供たちが手がかかるから…とおっくうがっていませんか?そこで外出時に便利なお役立ちグッズをご紹介します。入浴中やお部屋で過ごすときにも使える便利グッズも一緒にご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

2人用ベビーカー

お出かけ時に便利なのが、双子用のシートを横に2つ並べるタイプではなく、前席・後席で構成された2人用のベビーカー。カトージの「Twin City」は、子供を2人載せられる縦型のベビーカーで、生後6ヶ月〜体重約15kgまで使用できます。アップリカ・チルドレンズプロダクツから販売されている「ベビージョガー(baby jogger)」は、二人乗りのほか、1人乗りにも変身可能です。

今、所有しているベビーカーを使い続けたい場合は、一人用のベビーカーに上の子供が立って乗るボードを付けられる「ステップボード」が便利ですよ。

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ハーネス

子供のベストやリュックにひもを付けることで、走り回る子供の行動範囲を抑制できるほか、飛び出しや迷子の防止にもなるハーネス(迷子ひも)。「犬みたい」「子供に紐をつけるなんて」と否定的な意見もありますが、目を離せない2人の子供を持つママの負担を軽減するお助けアイテムでもあります。赤ちゃんに気を取られている間に、上の子供が迷子になったり、トラブルに巻き込まれないためにも、検討してみてはいかがでしょうか。

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電動バウンサー

ママの抱っこに近い揺れを再現してくれるバウンサー。電動式なら、揺れの種類や速さなどを設定でき、音楽を流すこともできます。電動式ではない普通のバウンサーでももちろんいいのですが、微妙な揺れを再現できるのは電動式ならではです。

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バスチェア

入浴時、下の子供がまだお座りができない場合、ママは赤ちゃんを抱っこしたまま、上の子供のお風呂のお世話もしなければなりません。そんな時のママのお助けアイテムがバスチェア。洗い場で赤ちゃんを安定して座らせてあげることができるので、その間に上の子供を入浴させてあげることができます。

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辛いだけじゃない!年子はうれしいこともいっぱい

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大変なことばかりがクローズアップされがちな年子の子育てですが、実はママだけでなく子供にとっても、うれしいことがいっぱいなのです。年子ならではのメリットについてご紹介します。

兄弟姉妹仲良く遊んでくれる

年が離れた兄弟姉妹でも一緒に遊ぶことはありますが、成長によって遊び方も変わるだけでなく、生活リズムの違いなどで、ケンカしたりうまく遊べないといったこともあるようです。しかし、年子の場合は年齢が1歳しか違わないため、遊びの好みや生活リズムも似ており、仲良く遊ぶことができます。

子育ての大変な時期が一気に終わる

兄弟姉妹の年齢が離れていると、「幼稚園」「小学校」「中学校」とバラバラに在籍することが多くなります。授業参観や運動会の日程もバラバラなので、働くママはスケジュールを合わせるのに一苦労……なんてことも。その点、年子なら学年も1年しか違わないため、子供が同じ保育園・幼稚園・学校に通っている間は、一度で2人分の行事をこなすことができます。

同じ2人きょうだいでも、子育ての大変な時期が分散されていると、とても長い道のりに感じられるもの。でも、年子のように年齢が近いと、子育ての大変な時期は集中しているものの、一気に終わったと感じることが多いようです。

補助金がもらえることも

年子を保育園や幼稚園に入園させようと思った時に、経済的な面を心配するママも少なくないはず。でも年子の場合、上の兄弟姉妹が通っている保育園・幼稚園に、下の子供を入園させたい場合、入園料が割引になることもあります。

また、私立幼稚園の場合は、世帯収入に応じて就学補助金が支給されますが、2人以上が同時に入園している場合、就学補助金の金額が増額されます。詳しくはお住いの自治体にお問い合わせください。

まとめ

大変そうなイメージが強い年子育児ですが、兄弟姉妹の年が近いので一緒に遊ぶことも多く、保育園・幼稚園の入園金も割引になることもあるなどメリットもあります。手が離せない乳幼児期はハードですが、集団生活に入るようになると、グッと楽になりますよ。育児に疲れたらパパの手や便利なアイデアグッズを使い、年子育児を乗り切りましょう!


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