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2024年05月22日 17:23 更新

セリアのクラフト素材でできる! ボタニカルキャンドルの作り方と注意点

インテリアとしても人気のボタニカルキャンドルを、セリアの素材で作ってみました。よりきれいに仕上げるための改善点や、使うときの注意点、応用して作れるアロマワックスバーなどの作り方もご紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

100均のセリアではクラフトコーナーが充実しており、大変人気です。こんなものまで揃うの!? と驚くこともしばしばありますが、なんといっても手ごろな値段で試しに作れるというのが魅力。何か作ってみたい、子どもが休みのときの工作に、などさまざまなシーンで使えるアイテムが気軽に選べるのでイイですよね。

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そこで今回はセリアの素材を使って、気になるボタニカルキャンドル作りに挑戦! 気になる仕上がりや改善点、ボタニカルキャンドルを作るときの注意点などまとめました。

セリアで揃うキャンドル作りの材料

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セリアではクラフトコーナーやインテリアコーナーなどで、キャンドル作りの材料が並んでいます。店舗によって品揃えや陳列は変わるので、使えそうなものをじっくり探してみてください。

キャンドル

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仏壇用のローソクはサイズなど揃っていて、量も多め。試しにキャンドル作りをしてみたいときには重宝します。

最近はインテリアとしておしゃれな色や形のキャンドルや、香りつきのアロマキャンドル、大豆(ソイ)由来のソイキャンドルまで種類豊富に揃っています。植物性油のソイワックスはすすが出にくく、有害物質も出さず、融点が低いため燃焼時間が長く楽しめる利点があります。

ドライ素材

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色のキレイなドライフラワーやオレンジ、シナモンスティックやスターアニスなども、自然素材としてボタニカルキャンドルで使われます。しっかり乾燥していないと、あとで劣化の原因となったりカビが発生したりするので気をつけましょう。

ボタニカルキャンドルを作ってみました!

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「ボタニカル」とは植物を使ったものや、モチーフにした植物由来のもの全般に使われます。

「ボタニカルキャンドル」は、ドライ素材やブリザーブド加工されたものを入れて作られたキャンドルのこと。さまざまな作り方がありますが、今回は初心者でも挑戦しやすく、特別な道具がなくても作れる作り方で試してみました。

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使用したのはこちら。

材料
・ローソク(3号)……7~8本
・アロマキャンドル……1個
・ドライフラワー……好きなだけ
・紙コップ……1個

道具
・空き缶
・ピンセット
・鍋(フライパン)
・木のスプーン(使い捨て)
・はさみ
・キッチンペーパー

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紙コップはベースになるキャンドルより大きければOK。

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ドライフラワーは詰めやすい長さにカットします。

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ピンセットで隙間に詰めていきます。紙コップなので、どのように詰められているのかは側面から確認できません。紙コップでなく、耐熱性のガラスカップを使用すれば、そのまま使えるキャンドルになります。

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次は、隙間に流し入れるローソクを溶かします。ただ、ローソク用にお鍋を使うのは、ちょっとためらわれますよね。

そこで今回は空き缶を活用。よく洗って乾かした空き缶にローソクをぽきぽき折って入れましょう。細かくすれば、それだけ溶かす時間が短縮できます。

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手を切らないように、使う空き缶は縁のでっぱりをペンチなどでつぶしておくと◎。楽しいクラフト時間を安全にするために、このひと手間が大事です。

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温度が高いと火がついて危険なので、ローソクは直火ではなく湯煎で溶かします。空き缶の底でキズがついたり、溶けたローソクがついたりしないように、湯煎するときに使う鍋やフライパンにはキッチンペーパーや布巾を敷くとイイですよ。

混ぜるのは使い捨ての木のスプーンがオススメ。後でロウを取って洗ったりする手間がかかりません。

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しっかり溶けたら静かに隙間に流し入れます。

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ちょっと上にもデコレーション。ただし、芯の近くには置かないようにします。

しっかり冷めて固まったら、紙コップにはさみで切り込みを入れて、ぺりぺり破って剥がせば完成です。

※後片づけをするときには、余ったロウをキッチンのシンクに流したりしないようにしましょう。排水管等で固まってつまりの原因になるので、冷えて固まったものをしっかり取って捨てるように気をつけてくださいね。

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作り方は簡単で難しくはないのですが、思ったよりも花が見えない……という仕上がりに。そこで改善点をピックアップしました。

改善点
・花の色ははっきりしたものを使ったほうが映える。
・ベースのキャンドルと紙コップのすき間は狭いほうがいい。
・よりきれいに花を見せたい場合は、溶かしたロウをあらかじめ紙コップの内側に回しつけ、ドライフラワーを貼りつけるようにする。
・耐熱性のガラスカップで側面を見ながら配置すると、仕上がりが想像しやすく、完成後そのまま使える。

溶かすロウに透明なジェルキャンドルを使ったり、仕上げに溶かしたロウの中に沈めて表面のロウを取る方法もあります。表面のロウを溶かすと花の凹凸が出て立体的な仕上がりに。次作るときには改善点を考慮して試してみたいです。

ボタニカルキャンドルの注意点

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ボタニカルキャンドルは観賞用として、火を灯さないで飾ることも多いですが、本来キャンドルは着火して使うもの。火をつけると芯の近くのロウが溶けて窪んできますが、ココに花が入ると燃えてすすがでたりして危険です。火が大きくなりすぎないように芯は5mmくらいの長さに切ったり、芯の近くに花を配置しないように気をつけましょう。

また、長時間燃やすとキャンドル全体が温まり崩れやすくなってきます。長時間継続して使わないようにし、時間をおいて固まってから再度使うようにすると◎。基本的には火を灯すのは中心のベースとなるキャンドルで、外側部分は観賞用。最後まで使い切るようなキャンドルではないと認識しておきましょう。

内側と外側のキャンドルの間に壁を作る2重構造にする方法もあります。耐熱性のある紙を挟んだり、器に入れたりすることで、花の入っている外側部分が内側に来ないようにします。

どちらにしても、火を灯したときにはその場から決して離れず、常に様子がわかるようにしておくことが大切です。

ボタニカルキャンドル応用編

アロマワックスバー(アロマサシェ)

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キャンドルを作るのとほぼ同じ材料と工程で作ることができるアロマワックスバー(アロマサシェと呼ばれることもあります)。

こちらはロウ(ワックス)に精油で香りをつけ、ドライフラワーなどをデコレーションしますが、香りを楽しむことが目的なので火は灯しません。キャンドルと同じ素材ですが、着火しないのでデコレーションは自由。

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材料はローソクのほかに、ミツロウも使用します。未精製のものは黄色みのある色合いで、はちみつの香りもしたりします。今回はドライフラワーの色が映えるよう、白く精製されたものを使用しました。

ドライフラワーは家にあったものや自家製のもので作りました。

材料
・ミツロウ……10g
・ローソク……10g
・ドライフラワー……好きなだけ
・精油……合わせて10滴
・リボンや麻ひも……適量

道具
・牛乳パック
・鍋(フライパン)
・木のスプーン(使い捨て)
・ストロー
・はさみ

※空き缶でロウを溶かす代わりに、牛乳パックも代用できます。缶のように鍋を傷つけず、そのまま捨てられて便利。半分に切って、底のあるほうを使用。

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作り方
① ドライフラワーを選び、配置を考えておく。
② 牛乳パックにミツロウと刻んだローソクを入れて、湯煎にかけて溶かす。
③ 完全に解けたらお湯から出して精油を垂らし、素早く混ぜる。
④ 縁が白く固まりだしたら素早く、でもそっとドライフラワーを乗せ、全体に白くなってきたらストローをさして穴をあける。
⑤ 完全に固まったら牛乳パックを剥がして、ひもを通して完成!

※精油は熱で有効成分が壊れたり、揮発が進んで香りが飛んでしまったりするので、必ず溶かしたロウをお湯から出した後に入れてください。
※ロウは白濁しはじめると固まるまでが早いので、ドライフラワーを素早く乗せないとくっつきません。配置をあらかじめ決めておくようにしましょう。固まりはじめる前に置くと沈んでしまうので、タイミングをよくみてください。

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精油を直につけるよりも、やさしくほのかに香ります。トイレや玄関に飾ったり、車に置いてもイイですね。

強い香りがするものではないので、広い場所よりも限られた空間向き。また、火気の近くには置くのは厳禁。

シリコンモールドで簡単フラワーキャンドル

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もっと簡単にキャンドル作りがしてみたい! という場合は、シリコンモールドで可愛い形に固めてみるだけでも楽しいです。

材料
好きなキャンドルやローソク

道具
シリコンモールド、空き缶、カッター、鍋(フライパン)、キッチンペーパー、木のスプーン(使い捨て)、爪楊枝、紙コップ、割りばし、セロハンテープ、はさみ。

※シリコンモールドとはシリコンで作られた型で、今回はダイソーのものを使用。

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作り方
① キャンドルを刻んで空き缶に入れ、キッチンペーパーを敷いたフライパンで湯煎して溶かす。
② 完全に溶けたらシリコンモールドに流し入れる。
③ 全体が白っぽくなったらシリコンモールドから外して、中心に爪楊枝をさしてそのまま完全に固める。

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④ 残りのキャンドルも空き缶に入れて再度湯煎で溶かし、芯を取り除く。
⑤ 取り出した芯を割りばしで挟み、紙コップの中心にくるように調整する(割りばしをセロハンテープで貼って固定したほうがよい)。
⑥ 溶かした④を紙コップに流し入れ、固める。
⑦ 固まったら紙コップを剥がす。
⑧ 土台のキャンドルの芯を花のキャンドルの穴に通し、溶かしたキャンドルで接着する。

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芯は長いと思うので、適当な長さにカットして完成です。土台や花弁、花芯の色を変えれば、もっと違う雰囲気にもできます。白いローソクに削った油性クレヨンを加えて色づけもできるので、試してみてください。

まとめ

セリアではさまざまなキャンドルが販売され、ボタニカルキャンドルを作る素材も豊富です。ボタニカルキャンドルを作る工程は難しくありませんが、よりきれいな仕上がりにするには、色がハッキリしているものを使ったり、側面に貼りつけるようにしたりする工夫が必要です。

また観賞用としてだけでなく、火を灯す場合には、花に火がつかないように芯の近くに花を配置しないようにしたり、長時間燃焼させないようすることも大切です。

火傷や手を切らないように気をつければ、子どもでも作ることができるので、休みのときの工作としても楽しいです。同じような作り方でほかのキャンドルやアロマワックスバーも作れるので、いろいろ作ってみてくださいね♪

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