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2023年06月01日 08:01 更新

4人に1人が勘違い?乳幼児によるたばこ誤飲に気づいたら……消費者庁が注意喚起

5/31は世界禁煙デーでした。これを機に喫煙との向き合い方を考えた方も多かったのではないでしょうか? そこで今回は1歳前後の乳幼児に特に多い「たばこの誤飲」に関する注意点について、消費者庁が公表した注意喚起をもとにご紹介します。

なくならないたばこの誤飲事故

たばこ

日本における喫煙率は緩やかな減少傾向にありますが、乳幼児によるたばこの誤飲事故は未だに無くならないのが現状です。

それを受け、消費者庁のTwitterでは「加熱式たばこ誤飲にも注意」と題して注意喚起が行われています。

【加熱式たばこ誤飲にも注意】
ニコチン中毒が発生します!中には金属片内蔵の製品の誤飲も
○子どもの目に触れず、手の届かない場所に保管
○捨てる際は、簡単に取り出せない工夫を
○飲み残しなどに吸い殻を入れないで
誤飲したと思ったら、何も飲ませず直ちに受診!

小児の誤飲事故、原因1位は「たばこ」

子どもの誤飲事故と聞くと「おもちゃ」をイメージされる方も多いのではないでしょうか?

厚生労働省の「2018年度 家庭用品等に係る健康被害 病院モニター報告」によると「たばこ」による事故数が1位(20.8%)となっており、おもちゃや文房具等よりも多いことが分かります。[*1]

誤飲の原因

誤飲を防ぐポイント

子どもから目を離さないというのが理想ですが、それもなかなか難しいことがあります。また、保護者がそばにいたとしても、ほんの少し目を離したすきに誤飲事故が起きてしまう可能性もあります。

誤飲を防ぐために、消費者庁では4つの対策を推奨しています。
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✅子どもの目の前でたばこを吸わない
✅子どもの目に触れない場所や、手の届かない場所にたばこを保管する。
✅たばこの吸殻を容易に取り出せない工夫をする。
✅飲料の缶やペットボトルを灰皿代わりに使用しない。
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誤飲に気づいてもこれだけはやめて

たばこの誤飲に気づいた時、「何か飲み物を飲ませて吐き出させなきゃ」とパニックになることもあるようです。実際、厚生労働省の調査では、医療機関を受診する前に何らかの飲料を飲ませてしまった例が25例(89例中)であったという報告があります。[*2]

しかしながらニコチンが溶け出した液体は体に吸収されやすくなるため非常に危険であり、誤飲に気づいた際は「何も飲ませず、直ちに医療機関を受診」が重要となります。口の周りや口中を確認し、たばこが残っているようならば取り除きましょう。

加熱式たばこも注意

電子タバコ

近年身近になってきた加熱式たばこに関しても、紙巻きたばこと同様に注意が必要です。とくに加熱式たばこのスティックなどは紙巻きたばこと比較すると小さく、金属片が組み込まれている製品もあるため誤飲事故に注意してください。

(マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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