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2023年04月15日 08:00 更新

幼稚園にかかる費用、私立の場合は30万円、公立の場合は16万円【2021年度調査】

文部科学省「令和4年度学校基本調査」によると、公立幼稚園に通う子どもは約12.5%、私立幼稚園に通う子どもは約87.5%と、私立の方が圧倒的に多くなっています。一般に私立の方が費用がかさむものですが、幼稚園の場合、公立と私立でのどの程度の差になるのでしょうか?

幼稚園にかかる費用、公立と私立でどう変わる?

文部科学省では1994年度(平成6年度)より「子供の学習費調査」を実施しています。最新版となる2021年度(令和3年度)の調査では27,257人から有効回答が得られています。今回はその報告書から、幼稚園に関するデータをご紹介していきます。

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私立幼稚園の費用は公立幼稚園の2倍

幼稚園の学習費(1年間・1人当たり)の総額の推移をみると、公立幼稚園も私立幼稚園も2021年度(令和3年度)で減少がみられます。これは、2019年(令和元年)10月に幼稚園、保育園、認定こども園などの利用料(3歳児~5歳児)が無償化(※1)されたことが関係しているでしょう。いずれも「学校教育費」(※2)が大きく減っています。
 
2021年度の1年間の学習費総額は、公立幼稚園で約16.5万円、私立幼稚園では約30.9万円となっています。私立幼稚園の場合は公立幼稚園の約2倍だということがわかります。また、「学校外活動費」(※3)も、公立幼稚園に通っている場合より、私立幼稚園に通っている方が高くなっています。

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※1
子ども・子育て支援新制度の対象とならない幼稚園については月額上限2.57万円。また、通園送迎費、食材料費、行事費などは対象外
▶内閣府:幼児教育・保育の無償化について
※2
学校教育費…学校教育のために各家庭が支出した全経費。入学金、授業料、図書・学用品・教材にかかる費用、通学関係費など。
※3
学校外活動費…自宅学習や学習塾・家庭教師、体験活動や習い事などの経費。

文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」より

私立幼稚園に通う人はスポーツ教室などへの支出も多い

幼稚園の学習費の総額のうち、学校外活動費について、より詳しくみてみましょう。

公立幼稚園では補助学習費(※4)が最も多くを占めました。一方、私立幼稚園では「スポーツ・レクリエーション活動」への支出が多く、公立と比べて1.8倍になっています。私立幼稚園に子どもを通わせている家庭の方が、幼稚園の外での体験活動や習い事への支出が多くなる傾向のようです。

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※4
・補助学習費…予習・復習・補習などの学校教育に関係する学習をするために支出した経費 (各家庭での学習机や参考書等の購入費、家庭教師、通信添削等の通信教育、学習塾へ通うために支出した経費等)
・その他の学校外活動費… 知識や技能を身に付け、豊かな感性を培い、心とからだの健全な発達を目的としたけいこごとや学習活動、スポーツ、文化活動などに要した経費

文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」より

まとめ

今回は幼稚園に通う子どもの学習費に関する調査結果をご紹介しました。公立幼稚園に子どもが通っている家庭と、私立幼稚園に子どもが通っている家庭では、およそ2倍の差が出る結果でした。自治体によって公立・私立幼稚園の設置状況は異なりますが、多くの子どもが私立幼稚園に通っているという現状から考えると、これから幼稚園に通う場合には、年間30万円ほどの費用がかかると考えておいたほうがよいかもしれません。

(マイナビ子育て編集部)

調査概要

■令和3年度子供の学習費調査/文部科学省
調査対象:全国の子どもを公立校および私立校に通わせている保護者(有効回答数27,257人)
調査時期:令和3年4月1日~令和4年3月31日
調査方法:紙方式およびオンラインアンケート(選択制)

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