入園・入学グッズへの「お名前付け」5割の母親が3月から開始、予想外に困ったことや不満とは？

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キングジムが「新入園・新入学準備のお名前付け」に関する意識調査の結果を発表しました。

子どもの持ち物へのお名前付け、どうしてる？

キングジムでは、同社のラベルライター「テプラ」が子どもの持ち物へのお名前付けに使用されていることから、2022年4月に保育園・幼稚園・小学校に入園・入学した子どもを持つ25〜45歳の母親400名に対して、「新入園・新入学準備のお名前付け」に関する意識調査を実施しました。

約9割のママが「持ち物へのお名前付けが大変！」と回答

「お子様の入園・入学前の準備で、大変だと感じたこと」（複数回答）を聞いたところ、87.0％の母親が「持ち物へのお名前付けが大変」という結果になりました。

また、「お名前付けの経験有無」も調査したところ、95.3％がお名前付けをしたことがあると回答しました。

「普段字を書かないので本当につらかった。（38歳・滋賀県）」「対象が紙ではないので、字がきれいに書けない。（34歳・東京都）」「靴下など名前を書くのが難しいものがある。（28歳・北海道）」などの意見があり、子どもの入園・入学準備の中でも、特に持ち物へのお名前付けに苦労している母親が多いことがわかりました。

約7割が「21個以上」のものにお名前付けをしていた！

「お名前付けをした持ち物の点数」を聞いたところ、65.1％が21個以上のものにお名前付けをしていると回答。さらに、26.8％は51個以上と答え、通園用の着替えやおむつ、小学校で使用する筆記用具、算数セットなど一つ一つに記名が必要な場合もあることがわかりました。

「オムツに名前を書くのが大変。（38歳・東京都）」「100枚入りのビニール袋にまで名前を書かないといけなかった。（38歳・石川県）」など、お名前付けの量が多くて大変だった、といったコメントが目立ちました。

また、自分の子どものために、「お名前付けでこだわりたいポイント」（複数回答）を聞いたところ、約3割の人が「シンプルにする」「学年が上がっても使えるようにする」と回答。

「幼稚園の入園前と入園後では子どもの興味の対象が変わってしまい選ぶのが難しいと感じた。（44歳・愛知県）」など、一度施したお名前つけを長く活用できるようにしたいと考えている母親が多いことがわかりました。

半数のママが入学直前の3月にお名前付けをスタートしている

「お子様の持ち物にお名前付けを開始した時期」を尋ねたところ、50.1％が「入園・入学する年の3月（入学月の前月）」でした。

「早めに準備しないと時間が取れなくて忙しい。（30歳・神奈川県）」など、入園・入学シーズンは直前に持ち物リストが公表されることも多いため、時間がない中での準備や作業が多いようです。

入園・入学後のお名前付けは、事前準備が重要

「お子様のお名前付けをするときに困った・不満だったこと」（複数回答）については、「お名前付けする持ち物が多かった」が66.9％、「お名前付けに時間がかかった」が44.9％でした。

およそ3人に1人がお名前付けに6時間以上かかったと回答しており、入園・入学前の準備を始めたものの時間がかかってしまったという回答が目立っています。

回答の中には「簡単にできるアイテムがほしい。（34歳・東京都）」「シール貼付け、スタンプ押す、縫い付けなど、物によってやり方が変わるから時間がかかる。（43歳・大阪府）」などの意見がありました。

また、「黒い靴や色の濃いものの名前付けに、黒油性ペンが使えなかった。（37歳・北海道）」という回答もあり、実際にお名前つけを始めてから予想外の困ったことが発生することも判明。時間がない中での作業を上手く進めるためには、事前にお名前付けアイテムをしっかり準備することが重要だということが明らかとなりました。

お名前付けは入園・入学後も続く！日常的なタスクに

「入園・入学後に感じたお名前付けの不満」（複数回答）については、「表記したお名前付けが消えた、または、はがれた」が61.9％、「追加で対応しなければならないお名前付けアイテムが増えた」が32.8%と、入園・入学後にもお名前付けをする機会が多いことがわかりました。

「お弁当箱にペンで書くと消えてしまう。（43歳・千葉県）」「名前シールが剥がれやすい（35歳・石川県）」「洗うと消えてしまうものもある（36歳・熊本県）」など、まとめて対応した入園・入学前のお名付けですが、その後も長持ちする方法を模索しながら日常的にお名前付けをしている実態がうかがえます。